EAT8搭載、ACC標準化 ワゴンモデルも
プジョー・シトロエン・ジャポンは、プジョー308 GT ブルーHDiに8速オートマティックを導入すると発表した。
新型プジョー508 2.0ℓディーゼルに試乗 温厚な乗り心地、軽快なハンドリング
2016年11月の導入以来、308シリーズの最高峰モデルとして最新のブルーHDiテクノロジーによるクリーン性能、低燃費、トルクフルな走りが売りのディーゼル仕様車。
本仕様車は、従来型6速オートマティックに代わり、最新8速オートマティックEAT8(アイシンAW製)を搭載したもの。また、8速化と同時に、市場ニーズの高いアクティブクルーズコントロール(ACC)も標準装備とした。
これにより、スポーティなGTのドライバビリティを保ちながら、静粛性、実燃費の向上、洗練された操作性(シフトバイワイヤ化)とさらなる安全装備を身に付けた形になる。
なおPSAは、従来のメイントランスミッションである6速オートマティックに代わる、この8速オートマティックEAT8の開発を完了し、今後、続々と新規モデルに投入していく予定だ。
価格は、8速化とアクティブクルーズコントロールを搭載しながら、プラス2万円アップにとどめた。
308 GT ブルーHDi(5ドア・ハッチバック):359万円
308 SW GT ブルーHDi(4ドア・ワゴン):383万8000円
アイシンAWの「EAT8」とは?
EAT8は、単純に6速にギアを2つ追加したものではなく、コンポーネントの多くが新設計となっている。
同時にシフトの電子制御化により、ワイドでクロースしたギアレシオ、低燃費、シフトクオリティの向上を実現。低速域から高速クルーズにわたりエンジンのパフォーマンスを最大に引き出す設定になっている。
このEAT8搭載にともない3つのドライブモードが設定されたのもトピックだ。新しく搭載されたエコモード機能は、フリーホイール機能によりアクセルオフ時に条件(勾配、カーブ、温度、バッテリー電圧など)が合えば自動的にクラッチを切り、エアコンの最適化とともに燃費改善に貢献。
通常モードはシフトタイミング、ドライバビリティ、コンフォートを最適化。
スポーツモード(ドライバースポーツパック)ではシフトアップポイントの高速化、アクセルレスポンスの向上、ステアリングフィール向上を果たした。
また、8速化による車両重量の増加を防ぐため、あらゆる軽量化を適用。ギアの小型化、オイルポンプ外径の小径化、トランスミッションケースの小型化により、全長は6速と変わっておらず、容積は逆に小さくなっている。シフトバイワイヤも軽量化に寄与し、車重は6速シフトタイプと同等に留めてている。
アクティブクルーズコントロールが標準装備
今回の仕様変更では、3008、5008GT同様の安全装備の搭載も嬉しいところだ。
アクティブセーフティブレーキ
レーンキープアシスト
インテリジェントハイビーム
ワイドバックアイカメラ
アクティブクルーズコントロール(標準装備)
ドライバーアテンションアラート
スピードリミットインフォメーション
アクティブブラインドスポットモニター
フロント&バックソナー
パークアシスト
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