■ワイスピでも有名な三菱「オープンカー」に反響集まる!
アメリカのオークションサイト「Cars&Bids」で、2009年モデルで走行距離は約6万6200kmの三菱「エクリプス スパイダー」が約9500ドル(約147万円)で落札されました。
また、ワンオーナーのフルノーマル状態という好条件な1台であったこともあり、ネット上では多くの反響が寄せられています。
【画像】超カッコイイ! これが三菱「“2ドア”オープンカー」です!(50枚)
「エクリプス」の名は現在、クロスオーバーSUV「エクリプスクロス」として存続していますが、もともとは1989年に登場した2ドアスポーツカーでした。
北米市場を主眼に置き、三菱とクライスラーの合弁会社「ダイアモンド・スター・モーターズ」により製造されたエクリプスは、手頃な価格で優れた走行性能を提供するモデルとして人気を博しました。
初代エクリプスは、「ギャラン」のコンポーネンツを多用した設計で、クーペ市場における三菱の地位を確立。
1994年には2代目モデルが登場し、1996年にはコンバーチブル仕様もラインナップに加えられました。
その後1999年に3代目、2005年に4代目へと進化を遂げ、2012年に販売終了。
三菱はスポーツカー市場から事実上撤退しました。
そんなエクリプスですが、今回オークションで落札されたのは、4代目の「エクリプス スパイダーGT」。
パワートレインには3.8リッターV6エンジンを搭載し、6速MTと組み合わされた希少な仕様です。
特に注目すべきは、その鮮やかなオレンジのボディカラー「サンセットパールセント」と、専用インテリアカラー「テラコッタ」。
この組み合わせは2009年モデルに限られたもので、希少性が高いといえます。
さらに、フルノーマル状態であり、過保護ともいえる管理状況も大きな評価ポイント。
冬季は未使用、ガレージ保管されていたことから、オリジナルの魅力を完全に保っています。
こうした背景を考えると、約9500ドル(約147万円)という落札価格はむしろお買い得と言えるかもしれません。
このエクリプススパイダーGTはクルマ好きの間でも話題となり、「この状態でこの価格は羨ましい」「エクリプスのデザインは今見ても美しい」というポジティブな意見が相次ぎました。
また「サイドから見るのが美しく、ビルのガラスに映った姿がお気に入りでした」「大排気量V6とMTで運転楽しかったよ」など元オーナーのリアルな声や、「ワイルドスピードで初めて見たけど、これは欲しい」といった映画の影響で好きになったユーザーもいるようです。
一方で、「エクリプスがSUVとしてではなく、クーペモデルとして復活して欲しかった」という意見もあり、オリジナルのスポーツカーとしてのエクリプスに対する愛着がいまだに根強いことも垣間見えました。
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