現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ガワも走りもより戦闘的に!!! 飛躍的進化を遂げたWRX S4の「いいところ」と「イマイチなところ」

ここから本文です

ガワも走りもより戦闘的に!!! 飛躍的進化を遂げたWRX S4の「いいところ」と「イマイチなところ」

掲載 17
ガワも走りもより戦闘的に!!! 飛躍的進化を遂げたWRX S4の「いいところ」と「イマイチなところ」

 現行モデルのスバルWRX S4は2代目で、2021年11月に日本デビューした。今や貴重な4WDターボセダンで、2.4L、水平対向4気筒ターボを搭載。トランスミッションはCVTのみ。

「DYNAMIC×SOLID」の考えに基づき樹脂パーツを多用したアグレッシブなエクステリアデザインと先代から飛躍的に向上したと高い評価を得ている走行性能が魅力で評価もすこぶる高い1台だが、「ここがイマイチ…」な点はないのか。

ガワも走りもより戦闘的に!!! 飛躍的進化を遂げたWRX S4の「いいところ」と「イマイチなところ」

 先代から飛躍的進化を遂げたWRX S4を「自動車研究家」山本シンヤ氏が試し、「コレは良いぞ!」なポイントと「イマイチ」なポイントをチェック!!!

※本稿は2022年5月のものです。値引き額は「ひと声引き額」で遠藤徹氏調べ。店舗や時期などによりこの金額を引き出せない場合もあります
文/山本シンヤ、写真/SUBARU、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2022年6月10日号

■スバル WRX S4「コレは良いぞ!」なポイントは?

足回りには驚いた。突出するのは「一体感」と「コントロール性の高さ」。超進化のWRX S4だ!

 パフォーマンス……それも絶対的な速さではなく、走りの質の部分のレベルアップが〇。あれだけレベルが高いと思っていた先代が色褪せるくらいの進化である。

 突出しているのは「一体感」と「コントロール性の高さ」。

 まるで重量配分が適正化されたかのように4つのタイヤがコントロールできている。そのうえで従来のWRXが苦手としていた快適性も高レベルで両立させているから偉い。

 このあたりはWRX初採用のフルインナーフレーム構造のSGPや上級モデルに採用のZF製アダプティブダンパーなどの効果だろう。

 アイサイトXを活用しながらの高速道路のクルージングは、WRXであることを忘れてしまうくらいのグランドツーリング性能。

 パワートレーンは新開発の2.4Lターボ。先代のウィークポイントだったアクセルを踏んだ際の応答性や過給の段付きが解消。ドライバーの操作に対してより俊敏、より忠実になっている。

 CVTはリニアトロニック改め「SPT」を搭載。

 CVTが最も苦手な「直結感」「小気味よさ」があり、ドライブモード「スポーツ/スポーツ+」でのスポーツ変速制御は「お前はDCTか?」と思うくらいキレのあるフィーリングだ。

 エクステリアはひと目でWRXとわかる強烈な個性をプラス。個人的にはインプレッサの匂いが完全に消えたことは高く評価したい。

 インテリアは基本レヴォーグと共通だが、メーターまわりなどにWRXならではの独自性を持たせてもよかったと思う。

リアビュー。スバル車で好燃費の期待は厳しいが、S4も実燃費の低さを感じる。高速で15km/L越えは欲しい

■スバル WRX S4「イマイチ」なポイントは?

 ×の部分は燃費性能だ。

 歴代のスポーツエンジンと比べれば進化は認めるが、まわりと比べるともう少し頑張ってほしい。

 一般道はともかく、せめて高速では普通に走らせて余裕で15km/L越えくらいはしてほしい。

●スバル WRX S4 STI Sport R EX主要諸元
・全長×全幅×全高:4670×1825×1465mm
・ホイールベース:2675mm
・車重:1600kg
・最小回転半径:5.6m
・最低地上高:135mm
・エンジン:2.4L、水平対向4DOHCターボ
・最高出力:275ps/5600rpm
・最大トルク:38.2kgm/2000-4800rpm
・WLTCモード燃費:10.8km/L
・価格:438万9000円
・人気No.1グレード:STI Sport R EX
・値引き:25万円

関連タグ

こんな記事も読まれています

「チャイルドシート」実は3人に1人が正しく取り付けられていない!? ミスが多い原因は
「チャイルドシート」実は3人に1人が正しく取り付けられていない!? ミスが多い原因は
乗りものニュース
ハスクバーナ、モトクロス競技車両4機種の2025年モデルを発表
ハスクバーナ、モトクロス競技車両4機種の2025年モデルを発表
レスポンス
テスラを追い詰めるBYD! 名実ともに「世界一」となれるのか? 垂直統合で世界EV市場に挑戦、「ありかも」CMは今後「超あり」or「なし」どちらか
テスラを追い詰めるBYD! 名実ともに「世界一」となれるのか? 垂直統合で世界EV市場に挑戦、「ありかも」CMは今後「超あり」or「なし」どちらか
Merkmal
トヨタ「プリウス」から利用可能! めちゃ便利な「新機能」初公開! 最新「AR技術」活かした新サービス「これなにガイド」 KINTOがスタート
トヨタ「プリウス」から利用可能! めちゃ便利な「新機能」初公開! 最新「AR技術」活かした新サービス「これなにガイド」 KINTOがスタート
くるまのニュース
BMW『2シリーズクーペ』改良新型、内外装でコントラストを強調
BMW『2シリーズクーペ』改良新型、内外装でコントラストを強調
レスポンス
345万円! ホンダ新型「“クーペ”SUV」登場! トヨタ「ハリアー」サイズの“美麗ボディ”が超カッコイイ「イーエヌエスツー」中国で生産開始
345万円! ホンダ新型「“クーペ”SUV」登場! トヨタ「ハリアー」サイズの“美麗ボディ”が超カッコイイ「イーエヌエスツー」中国で生産開始
くるまのニュース
5ナンバーも使い勝手抜群!! 登場から10年以上[カローラフィールダー]! 古さは隠せず!?
5ナンバーも使い勝手抜群!! 登場から10年以上[カローラフィールダー]! 古さは隠せず!?
ベストカーWeb
生産国の道路事情で異なる!? クルマの乗り心地の違いはどうして生まれるのか?
生産国の道路事情で異なる!? クルマの乗り心地の違いはどうして生まれるのか?
LE VOLANT CARSMEET WEB
BYDの真打ちとなるセダン[SEAL]ついに日本発売を開始! BYD国内モデル第3弾が正式に登場!!
BYDの真打ちとなるセダン[SEAL]ついに日本発売を開始! BYD国内モデル第3弾が正式に登場!!
ベストカーWeb
フェルスタッペン、レッドブル・ホンダRB16Bでグッドウッド初参戦へ。僚友ペレスやホーナー代表らも出走
フェルスタッペン、レッドブル・ホンダRB16Bでグッドウッド初参戦へ。僚友ペレスやホーナー代表らも出走
motorsport.com 日本版
2人乗りの斬新「和製スーパーカー」実車展示! 全長5mのエアロデザインがスゴい!? 謎の「VEGA」 今夏正式発表へ
2人乗りの斬新「和製スーパーカー」実車展示! 全長5mのエアロデザインがスゴい!? 謎の「VEGA」 今夏正式発表へ
くるまのニュース
「赤」「黄」「青」「緑」が使われる標識の色! 意味と色の関係が奥深い世界だった
「赤」「黄」「青」「緑」が使われる標識の色! 意味と色の関係が奥深い世界だった
WEB CARTOP
ベントレー史上最強の782馬力、『コンチネンタルGTスピード』新型を欧州発表
ベントレー史上最強の782馬力、『コンチネンタルGTスピード』新型を欧州発表
レスポンス
アントネッリ起用が確実視されるメルセデス、“ラインアップ決定”報道を否定「何が起きるか分からないので、決断はできるだけ保留したい」
アントネッリ起用が確実視されるメルセデス、“ラインアップ決定”報道を否定「何が起きるか分からないので、決断はできるだけ保留したい」
motorsport.com 日本版
イタリア国外初公開! 「アルファロメオ33ストラダーレ」が「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で英国デビュー
イタリア国外初公開! 「アルファロメオ33ストラダーレ」が「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で英国デビュー
LE VOLANT CARSMEET WEB
まさかの日産「GT-Rワゴン」!? R34顔&5速MT搭載! 280馬力の「謎の“爆速ワゴン”」に反響あり! 一体どんなモデル?
まさかの日産「GT-Rワゴン」!? R34顔&5速MT搭載! 280馬力の「謎の“爆速ワゴン”」に反響あり! 一体どんなモデル?
くるまのニュース
WSBKのラズガットリオグル、2025年MotoGP転向!? BMW移籍1年目でまさかの展開に
WSBKのラズガットリオグル、2025年MotoGP転向!? BMW移籍1年目でまさかの展開に
motorsport.com 日本版
路上の駐車帯「貨物車用」しか空いてない! 一般車が停めたら違反? 実は“1文字違い”で全く異なる!?
路上の駐車帯「貨物車用」しか空いてない! 一般車が停めたら違反? 実は“1文字違い”で全く異なる!?
乗りものニュース

みんなのコメント

17件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

447.7623.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

186.9490.0万円

中古車を検索
WRX S4の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

447.7623.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

186.9490.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村