現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 目から鱗どころかトラウマレベルの超個性! 乗れば「人生観」すら変わってしまう衝撃のクルマ4台

ここから本文です

目から鱗どころかトラウマレベルの超個性! 乗れば「人生観」すら変わってしまう衝撃のクルマ4台

掲載 15
目から鱗どころかトラウマレベルの超個性! 乗れば「人生観」すら変わってしまう衝撃のクルマ4台

 この記事をまとめると

■人生観が変化するくらいインパクトのあるクルマ4台を紹介する

ひと目で「エンジン車」とは違うとわかる! EVだからこその「個性バリバリ」のクルマ5台

■人生観が変わるどころかトラウマになるレベルの強烈なキャラや性能をもったものも

■エンジンが剥き出しだったりハンドル位置を左右変更できたりと常識が通用しないものばかり

 キャラが強烈なクルマはハマると抜け出せなくなる

「あの出会いで人生観が変わった」などと大げさな表現がありますが、たいていの場合はしばらく時間が経つと「そうでもなかったかな」となりがち。たまたま自分のまわりにはなかったもの珍しさが手伝って、「そうでもないもの」でも人生なんて大げさな言葉を引っ張り出してしまうのでしょう。

 ですが、クルマの世界には人生観を変えてくれるようなものが少なくありません。「そうでもない」どころか、トラウマになるような強烈なキャラ、性能をもった、あなたのクルマ観すら変えてしまうモデルをピックアップしましたよ。

 モーガン3ホイーラー

 電話をかけようと思ったら、いまは音声アシスタントに呼びかけるだけでこと足りますが、その昔はダイヤル式、さらには磁石ハンドルをぐるぐるまわして「品川の八百と六番」なんて交換台を呼び出していたかと。

 モーガン、名前を呼ぶだけで郷愁を誘うこのメーカーは、だいたいぐるぐるまわす頃のテイストを持ったクルマが中心です。最新モデルはともかく、メインストリームはシャシーが木枠だったりオールドスクールなところが魅力。とはいえ、タイヤは4本ついていて、なんだったらリヤフードにスペアを背負っていたりして、クルマとしてのセオリーをともかくはキープしています。

 ところが、タイヤを1本減らして3本という中途半端な作りにしたのが3ホイーラー。フロントは2輪でステアを担い、1輪だけのリヤでトラクションするわけで、それだけでも「どうなっちゃうの? 面白そう」となるのですが、これだけなら3ホイーラーのフォロワーというのがたくさんいて「人生観変える」までのインパクトは持ちえないかと。

 最新型はエンジンルームに独自の3気筒エンジンを収納しましたが、それまでのモデルはフロントに丸出し(笑)。バイクじゃないのに、空冷Vツインエンジンが外から丸見えです。これが、古いハーレーのパンヘッドだったりすると雰囲気マシマシ。かの宮崎駿さんもお気に入りで、彼の連載マンガにもたびたび登場していました。

 ひとたびドライブしてみれば、クセ強なコーナリングにクルマ観が変わること請け合い。スライドへのカウンターステアもプリミティブながら、クルマともバイクとも似つかない面白さです。しかも、鉄パイプみたいなマフラーから出てくる音のダイレクトさといったらありません。

 現代のクルマには薄れてしまったエンジンやシャシーを操るという根源的な楽しみは、きっとあなたの本能をくすぐってくれることでしょう。

 テスラ・モデルS

 EV、わけてもスポーツ方向に振ったモデルに乗ったことがなければ、まずはモデルSを試してみることおすすめです。どこかその辺、50メートルでも直線があれば、EVに対するちょっとした偏見を秒で消し去ってくれることでしょう。

 だいたい、EVに初めて乗って驚くのは、モーターによる加速のスムースさではないでしょうか。その点、ICE(内燃機エンジン)はトルクの立ち上がりに時間がかかるもので、しかも回転数の上昇に伴った排気音やメカニカルノイズなど盛大なサウンドを発生します。

 たとえば、モデルSの0-100km/h加速は2.7秒とされ、R35 GT-Rとほぼ同等の速さを誇ります。が、その際のスムースネス、静粛性、さらにはアクセルに対する圧倒的なリニアリティはEV未経験者の想像をはるかに越えるもの。この感覚だけでも、目からうろこが200枚くらいは吹っ飛ばされること間違いありません。

 また、ドライビングモードを選べば、モーター制御ゆえの強烈なエンジンブレーキが得られることもモデルSの大きな特徴。Gモーメントの目まぐるしい変化は、まるで自分がドラム式洗濯機でクルクルと翻弄される洗濯物になった気分すら味わえるはず。

 いずれも官能評価ということにすぎませんが、このモデルSならではの「官能」こそ、あなたのクルマ観をひっくり返してくれるのです。

 車名が「自動多目的装置」ってもはやクルマではない!?

 ルノー4

 丁寧な暮らしとか、不便を楽しむといった風潮が近頃はもてはやされているようです。平たくいえば、「ミニマムであろうといまあるものを活かす」てことになるのですが、クルマの進化とは真逆なベクトルかと。ミニマムなエンジンは、いくらかでもパワーを出そう、あるいはいまある居心地の良さを、もっと快適にする! 現代のクルマは、こんな調子で進化、先鋭化を続けてきて、それなりに乗りやすく、経済的で、しかも安全なものになっているのです。

 そんなクルマを見慣れてきた方々にとって、ルノー4(キャトル)は良く言って「ちょい古の可愛らしい系」と映り、強めに言えば「畑で朽ち果てそうなポンコツ」くらいでしょうか。ですが、心ある方が乗ってみれば、まさしく「足るを知る」ミニマムマシンであり、かつ現代のクルマにはないペーソスや、心潤う走りがあるのです。

 たとえば、知らなければどう動かせばギヤが選べるのか皆目見当のつかないシフトレバーや、どこまでもロールし続けるリヤの横置きトーションバーサスペンションなど、独特の機構や動きはクルマ好きなら確実に興味を惹かれるもの。

 また、水冷4気筒エンジンは700cc程度ですから、動力性能はたかが知れているものの、車重が600kgそこそこという軽量なため、峠の下りなどはじつに楽しく走れます。

 2CVや旧型ビートルなどでも似たようなテイストは味わえるのですが、ハッチバックというボディ形状の所帯じみたニュアンスはルノー4でしか得られません。むしろ、丁寧な暮らしにあこがれるなら、これくらい生活感がないといけません(笑)。

 ダイムラー・ウニモグ

 スキーやスノーボードをする方なら想像できると思いますが、斜度45度という地面を見下ろすと、ほぼ垂直に落ちていく感覚です。あなたがファミリー向けミニバンでも乗っていたら「落ちちゃうよ!」と思うような傾斜。こんなところをスイスイと走っているクルマがあったとしたら「流行りのVFX(特撮)か」と目を疑うこと請け合いです。

 メルセデス・ベンツの商用車部門、ダイムラーが1946年にリリースしたウニモグ(Unimog)は「Universal Motor Geret」を略した名称で、意味は「自動多目的装置」といい、クルマと名付けていないところにご注目。

 全輪駆動で短いホイールベース、そして地面に応じて前輪と後輪がまったく違う動きができる装置であり、ここに農業用アタッチメントや道路整備アタッチメントなどが装備され、初めて「働くクルマ」として機能するのです。

 ちなみに、当時のドイツは連合国によって自動車の開発が禁じられていたため「装置」の名目でしか作れなかったのです。

 とにかくウニモグは、走行性能だけでなく、ほかにも目が点になるようなトピックが満載で、たとえば前進8段×後進8段というギヤや、ハンドル位置がその場でピョコンと変えられる(タイプU300~U500など)機能など、一般人の常識を覆すことばかりです。もちろん、それらは決して奇をてらったものではありません。

 超多段ギヤというのは前述の斜度45度でもグイグイ登っていくためのものであり、またアタッチメントや重量物を牽引するためのウルトラスーパーローギヤだったりするわけです。前後の多段化も走行地、作業地を選ぶことなく「地球上ならどこでも」行ける、作業できるための装備にほかなりません。

 さらに、ハンドルとペダルが即座に左右を入れ替えられるというのも、作業状況に関わることなく運転・操作を可能としたもの。ミラーの幅もないほど左の壁ギリギリで作業する際、右よりも左にハンドルがあったほうが有利、という考え方で動くようにしてしまったドイツ人エンジニアには執念すら覚えずにはいられません。

 そして、上述のとおり45度の斜面を登り、下り44度(フロントノーズ分、わずかにロスw)くらいはレンジローバーもこなしてくれるのですが、水深1.2mを走れ、38度までの左右傾斜も耐えられるといえば、さすがに追いつきません。しかも、シュノーケルなど特別なデバイスなし、標準装備でやってのけるわけですから、よくできた装置と驚くばかりです。

 大きさ自体は一般的なトラックほどではありますが、始動から発進までは儀式めいた手順が必要で、斜度があるところや悪路を走らせるにはそれなりの訓練が必要だとされています。コンプレッサーを搭載したウニモグの修理風景を覗いた際、作業効率は良さげでしたが、あまりの複雑さにメカニックさんが悪態ついてましたからね(笑)。

 重ねていいますが、クルマというより装置ですから、クルマ好きだろうと一般人だろうと、動かしてみればそれこそクルマ観が激変、でこぼこ道を舐めるように進むさまは夢にも出てくること間違いありません。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

レクサスIS 後継は『HZ』!? 1020hpのトリプルモーターBEVセダン登場へ!
レクサスIS 後継は『HZ』!? 1020hpのトリプルモーターBEVセダン登場へ!
レスポンス
「グランツーリスモ7」大幅アップデートでクルマがよりリアルで躍動感ある動きに! ミシュランタイヤも忠実に再現!
「グランツーリスモ7」大幅アップデートでクルマがよりリアルで躍動感ある動きに! ミシュランタイヤも忠実に再現!
くるまのニュース
スズキが新型「スペーシアギア」初公開! 丸目ライト×縦グリルの“ジムニー顔”で登場! アウトドア仕様の内装がスゴい!
スズキが新型「スペーシアギア」初公開! 丸目ライト×縦グリルの“ジムニー顔”で登場! アウトドア仕様の内装がスゴい!
くるまのニュース
コンチネンタル、ソフト定義自動車や自動運転の最新技術発表へ…IAAトランスポーテーション2024
コンチネンタル、ソフト定義自動車や自動運転の最新技術発表へ…IAAトランスポーテーション2024
レスポンス
BMWジャパン、EVステーションワゴン「i5ツーリング」を披露 小澤征悦さんがオリジナル曲を演奏
BMWジャパン、EVステーションワゴン「i5ツーリング」を披露 小澤征悦さんがオリジナル曲を演奏
日刊自動車新聞
911の進化はとどまるところを知らない!パフォーマンスハイブリッドを搭載した「ポルシェ 911 GTS」の走りは?
911の進化はとどまるところを知らない!パフォーマンスハイブリッドを搭載した「ポルシェ 911 GTS」の走りは?
AutoBild Japan
名古屋~高崎が最短ルートに!? 長野の“山岳地帯”つらぬく新高速道路「上田諏訪連絡道路」のすごさとは 「地味に遠回り」解消図る超短絡路
名古屋~高崎が最短ルートに!? 長野の“山岳地帯”つらぬく新高速道路「上田諏訪連絡道路」のすごさとは 「地味に遠回り」解消図る超短絡路
くるまのニュース
小学生からEV技術者育成へ、日産が英国に世界的な訓練施設を建設
小学生からEV技術者育成へ、日産が英国に世界的な訓練施設を建設
レスポンス
「飛葉ちゃんのCB750FOUR」が青島文化教材社から1/12スケールのプラモデルで2024年11月発売予定!
「飛葉ちゃんのCB750FOUR」が青島文化教材社から1/12スケールのプラモデルで2024年11月発売予定!
モーサイ
昔じゃ考えられない「長期の夏季休暇」を設定する新車ディーラー! 最大10連休なんて店もあるが裏で苦悩するディーラマンもいる
昔じゃ考えられない「長期の夏季休暇」を設定する新車ディーラー! 最大10連休なんて店もあるが裏で苦悩するディーラマンもいる
WEB CARTOP
トヨタが「新たなクラウン」を初公開! 話題の「エステート」はどうなる? SUVやセダン以外のモデル登場は? クラウン群の行方とは
トヨタが「新たなクラウン」を初公開! 話題の「エステート」はどうなる? SUVやセダン以外のモデル登場は? クラウン群の行方とは
くるまのニュース
カワサキ「Z2」マフラーから白煙の原因を排気ポートから診断!
カワサキ「Z2」マフラーから白煙の原因を排気ポートから診断!
バイクのニュース
サーブ 9-3Xは派手さはないが、よくできたクロスオーバーSUVだった【10年ひと昔の新車】
サーブ 9-3Xは派手さはないが、よくできたクロスオーバーSUVだった【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン
6月販売ランキング、NーBOX首位返り咲き!ダイハツ・タント3位に浮上!(24年6月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20とブランド別販売台数 )
6月販売ランキング、NーBOX首位返り咲き!ダイハツ・タント3位に浮上!(24年6月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20とブランド別販売台数 )
カー・アンド・ドライバー
スバルから新「凄い4ドアセダン」登場! 300馬力超えの水平対向ターボエンジン搭載!? 謎の「X FUTURE」が九州を走る!?
スバルから新「凄い4ドアセダン」登場! 300馬力超えの水平対向ターボエンジン搭載!? 謎の「X FUTURE」が九州を走る!?
くるまのニュース
巨大リアウイングがそびえ立つ! 670馬力の史上最強・最速のWRX 米国スバル「WRXプロジェクト・ミッドナイト」登場
巨大リアウイングがそびえ立つ! 670馬力の史上最強・最速のWRX 米国スバル「WRXプロジェクト・ミッドナイト」登場
VAGUE
夜間も車が停めやすい! 埋め込み型ソーラーライトが便利 
夜間も車が停めやすい! 埋め込み型ソーラーライトが便利 
月刊自家用車WEB
トヨタ新型「“タフ”バン」発表! 超“斬新”シフト&大口顔がカッコイイ! 超静音な「プロエースE」伊で登場
トヨタ新型「“タフ”バン」発表! 超“斬新”シフト&大口顔がカッコイイ! 超静音な「プロエースE」伊で登場
くるまのニュース

みんなのコメント

15件
  • フツーにオープンカー乗るだけでも車に対する人生観は変わると思う。
  • 世界一売れているテスラガー!テスラガー!


    確かに変わってるヤツはいるわ。もちろん悪い意味でwww
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1199.01599.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

165.01580.0万円

中古車を検索
モデルSの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1199.01599.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

165.01580.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村