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走りに自信を見せる新型プリウスのライバルはシビック! パワーはプリウス有利だが盲点も発見

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走りに自信を見せる新型プリウスのライバルはシビック! パワーはプリウス有利だが盲点も発見

3タイプのハイブリッド。PHEVの最高出力は223ps
2022年11月16日、ついに5代目となる「トヨタ プリウス」が世界初公開されました。新型は2.0Lハイブリッドを中心に、コストパフォーマンス重視の1.8Lハイブリッドも用意。2.0Lのプラグインハイブリッド仕様も設定します。

今回は実車のスタイリングと概要の発表ということで、燃費や価格といった情報は伏せられていますが、ハイブリッドのパフォーマンスを示すシステム最高出力については、
・プラグインハイブリッド|164kW(223PS)
・2.0Lハイブリッド|144kW(193PS)
・1.8Lハイブリッド|103kW(140PS)
と公表されています。

>>新型プリウスというアンチテーゼ。走りとデザインを強調した5代目は、ユーザーの心を動かせるか?

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ワイド&ローなスポーツハイブリッドに変身
それにしても、ウェッジシェイプの効いたスタイリングは直感的にスポーティを感じさせるもので、ユーザーからも「かっこいい」という声が上がっています。

フロント周りは従来型プリウスの雰囲気を残しながら、クラウンスポーツにも似たデザインで、トヨタの新しい方向性を感じさせるもの。リアについてはプリウス伝統のスパッと断ち切ったシルエットとなっていますが、2代目プリウスから継続採用されてきたテールゲートのエクストラウインドウは廃止され、後方視界はデジタル・ルームミラーで確保するようです。

ボディサイズは、全長4600×全幅178×全高1430mm、ホイールベース2750mm。1800mmを切った全幅は、日本での使いやすさを考えると価値があります。

全長は従来モデル比で25mm長くなっていますが、その内訳はホイールベースで+50mm、フロントオーバーハングで+25mm、そしてリアオーバーハングで-50mmとなっています。こうした変更がシュッとした印象を生んでいるのでしょう。

さらに全幅は側突対応で+20mm広くなり、全高は40mmも低くなっています。つまりスポーツを感じさせる典型的なワイド&ローなスタイルになったわけです。こうしたシルエットの変更は燃費を最優先したこれまでのモデルとは異なる、スポーツハイブリッド的キャラクターと、走りの良さを予感させます。

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2.0Lハイブリッドのパワー勝負はプリウスが有利
その意味で、ガチンコのライバルとなるのは2022年にデビューしたばかりの「ホンダ シビック e:HEV」でしょう。シビックのハイブリッドシステムも2.0Lエンジンと2つのモーターを組み合わせていますから、新型プリウスと完全に同クラスといえます。

●新型プリウス
・プラグインハイブリッド|223PS、0-100km/h加速=6.7秒
・2.0Lハイブリッド|193PS、0-100kkm/h加速=7.5秒
・1.8Lハイブリッド|140PS、0-100km/h加速=9.3秒

●シビックe:HEV
・2.0Lハイブリッド|184ps、0-100km/h加速=7.8秒

従来モデルのブラッシュアップ版である1.8Lハイブリッドのパフォーマンスがおとなしめなのは想定通りといえますが、2.0Lハイブリッドで比べると、シビックe:HEVよりも鋭い加速を見せることに。2.0Lハイブリッド車やさらにパワフルなプラグインハイブリッド車はかなり走りに振ったモデルに仕上がっていると予想できるのです。

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タイヤサイズに注目するとコーナリングはシビックが有利
とはいえ、走りの面で気になるのはタイヤサイズです。新型プリウスは19インチタイヤを基本とすると発表されていますが、そのサイズは195/50R19と細身の大径タイヤとなっています。このサイズ自体は転がり抵抗には有利なものですが、タイヤ幅はグリップ感に直結する部分もあります。コーナリング性能の面では、235/40R18サイズのタイヤを履くシビックe:HEVのほうが有利かもしれません。

・プリウス|195/50R19
・シビック|235/40R18

いずれにしても、価格と燃費性能次第では、新型プリウスとシビックe:HEVは日本市場におけるスポーツハイブリッドというカテゴリーを盛り上げることになりそうです。

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文:山本 晋也:
写真:
1~8枚目:新型プリウス
9~10枚目:シビック e:HEV

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みんなのコメント

161件
  • ●シビックe:HEV
    ●新型プリウス・プラグインハイブリッド

    値段は同じくらい  ならどちらを買う?

    それにしてもホンダは高すぎ
  • プリウス、シビック、インプレッサと各メーカーの個性が出ててイイね‼︎
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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