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新コンチネンタルGT 内装に使う糸、合計2.8km ベントレー

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新コンチネンタルGT 内装に使う糸、合計2.8km ベントレー

もくじ

ー ダイヤモンド・イン・ダイヤモンドとは?
ー 9種類の北欧産レザー 2.8kmの糸で縫い合わせ
ー マリナー部門 特別な顧客への特別な仕立て

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ダイヤモンド・イン・ダイヤモンドとは?

ベントレーは、6月13日の「ソーイング・マシン・デー(ミシンの日)」を記念して、新型コンチネンタルGTのクラフトマンシップを伝えるリリースを発表した。

英国・クルーに勤める総勢120名の専属縫製チームは、経験豊富な職人が集まり、なかには40年もの経験を積んだメンバーがいるという。勤続年数の長いチームメンバーたちが、見習いのスタッフに知見を伝えるのが、ベントレーの伝統だ。

表舞台に立つことのないソーイング・マシン(ミシン)は、100年近くの歴史の中で、ベントレーの本質ともいえる役割を担ってきた。1919年以来、この英国の高級ブランドに相応しい手作りのインテリアは、言うまでもなくこれらの機器や、それを操作する職人たちの手によって生み出されてきたのだ。

新型ベントレー・コンチネンタルGTのインテリアでは、「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」パターンの縫い目と刺繍の両方を採用し、クラシックなスタイルでありながら、極めて複雑かつモダンなデザインが施されている。

内側のダイヤモンドは、速度と最高の品質との完璧なバランスを実現する、専用設計の最新鋭ミシンを使って刺繍。刺繍の開発には18カ月間を費やし、ひとつひとつのダイヤモンドを構成する712針の正確な位置合わせのために、個別に最適化し、プログラミングされている。

ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド・ステッチ・インテリアの仕上げは、約30万針もの縫い目を加工するために7時間以上を要するという。



9種類の北欧産レザー 2.8kmの糸で縫い合わせ

それぞれのインテリアは、9種類の北ヨーロッパの雄牛の革を長さ2.8kmの糸で縫い合わせて作られる。すべてのレザー・パネルの裏側には、品質の証として作業を担当したベントレーの従業員のイニシャルが記されているのが特徴だ。

ベントレー縫製チームのリズ・ネイランドとゾーイ・ネビットとの間には37年間の経験の差がある。しかし、常に最高の結果を出すために、熱意と決意で結束しているのは、歴史あるブランドならでは。

1979年に初めて英国・クルーでチームに加わったリズ・ネイランドは、年月を重ねるにつれてとりわけ技術の進歩という点で大きな変化を目の当たりにしてきた。今では日々の役割を果たすことを楽しんでいる。

「わたしが初めて縫製チームに加わった頃は、ひとりで一台のクルマの全てのパネル・セットを担当するという責任がありました。今では、わたし達はより小さなセクションに集中して取り組めるため、高い品質や精度を維持するのが容易になりました。トレーナーはとても重要な役割の一つですし、そのことによってわたしと新しい見習いスタッフとで専門知識を共有することができるのです」

ゾーイ・ネビットはリズのすぐそばで作業をし、先輩から学びながら、伝統的な技能に新たな視点をもたらす。

「ベントレーで働く前は、わたしには縫製の技術はありませんでした。3年近く経験を重ね、ようやく自分が経験あるミシン技能者だと言えるようになりました。チームからのサポートはとても貴重なものでしたし、技術的なスキルだけでなく、作業プロセスを改善するために知識の共有も重要であることを教えてくれました」



マリナー部門 特別な顧客への特別な仕立て

こうしたベントレーの縫製部門では、独自のビジョンを持つ顧客向けにカスタムメイドの刺繍入りデザインを製作したり、リミテッド・エディション・モデルにさらに特別な仕立てを施すことがある。

最大で50万針もの特別なステッチ加工が必要な洗練されたデザイン。ベントレーでは、特別注文の製作を担当するマリナー部門を通じて受注する。独自の刺繍パターンを作成するためには、目的に合わせた専用ミシンを使っても数日を要するという。

毎年6月13日のソーイング・マシン・デー(ミシンの日)は、ミシンの発明を称える記念日。1790年、熟練した家具職人で発明家でもあった英国人のトーマス・セントが、レザーおよびキャンバス用のミシンを設計し、初めてその特許を取得した。

なお、AUTOCAR JAPANでご覧になっている方は、「すべての画像をみる」ボタンから、外部メディアの方は、記事下のリンク「『新コンチネンタルGT 内装に使う糸、合計2.8km』すべての画像をみる」から、ほかの画像をお楽しみいただける。

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