現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > EVでも“スバルらしさ”健在! 新型「ソルテラ」はスバルファンの期待に応える魅力満載だった!

ここから本文です

EVでも“スバルらしさ”健在! 新型「ソルテラ」はスバルファンの期待に応える魅力満載だった!

掲載 3
EVでも“スバルらしさ”健在! 新型「ソルテラ」はスバルファンの期待に応える魅力満載だった!

■スバル初のEV専用車「ソルテラ」デビュー

 スバルから新型「ソルテラ」がデビューしました。

【画像】EVでもヘキサゴンのスバル顔! ルーフで発電しちゃう新型「ソルテラ」が先進的!(22枚)

 ソルテラという車名の由来は、ラテン語の「SOL(太陽)」と「TERRA(地球/大地)」を組み合わせた造語で、「お客様とともに自然をもっと愉しみ、自然との共生をより一層深めていきたい」という意味が込められているとスバルは説明します。

 そんな新型ソルテラは、スバルとして初めてとなるEV(電気自動車)専用に設計された車体を組み合わせた量産モデル。車両自体はトヨタと共同開発したものですが、随所にスバルらしさが盛り込まれているのはスバルファンとしてうれしいところです。

 今回は、スバルファンとして新型ソルテラに感じられる「良いところ」にフォーカスを当ててみましょう。

 まずお伝えしたいのは、新型ソルテラにはスバル車を乗り継ぎ慣れ親しんでいるユーザーや、スバルのクルマに魅力を感じているスバルファンの期待に応える発想や工夫が随所に盛り込まれていることです。

 そのひとつが、SUVであることを前提とした機能的なパッケージングです。

 昨今のEVはSUVスタイルがトレンドになっていますが、その多くは見た目こそSUVであるものの実際には舗装路の走りだけを想定し、悪路走破性を考慮していないモデルも少なくありません。

 しかし、新型ソルテラは違います。たとえば悪路走破性を左右する要素である最低地上高は210mmと、スバル「レガシィ アウトバック」並みの高さに設定。

 一般的な乗用車が150mm未満であることを考えれば、新型ソルテラはしっかりと悪路走破性を重視した設計となっていることを理解できるのではないでしょうか。

 また、スバル「フォレスター」に比べるとフロントが45mm、視野が70mm短縮したオーバーハングも特徴的です。いうまでもなく、これはオフロード走行で重要となるアプローチアングル/デパーチャーアングルを稼ぐのに貢献しています。

 開発当初はもっと長くする案もあったそうですが、「スバルのSUVとしては譲れないオフロード性能を実現するために前後を縮めることにした」と開発者はいいます。

 悪路走破性といえば、悪路走行時にAWDやスタビリティコントロールの制御を切り替える「X-MODE」が搭載されているのも見逃せません。

 これはスイッチ操作で、滑りやすい路面でもしっかりと前へ進んでいく制御プログラムに切り替えるもの。同システムはフォレスターやアウトバックなどスバルのSUVに搭載され培われてきた技術ですが、EVでも「ファンの期待を裏切らないスバルらしい走り」を求めていることが伝わってきます。

 また、スバルらしい操作性や操縦性も注目したいところで、トヨタ向けの新型「bZ4X」とは異なる、新型ソルテラ専用の操作系や走りの味付けが用意されているのです。

 操作系で注目したいのは、新型ソルテラだけにパドルシフトが搭載されていることです。これにより、ドライバーはハンドルから手を離すことなるアクセルオフ時の3段階の減速度+コースティングを切り替え可能。よりドライバーの意図を挙動に反映させやすく、意のままの走りを実現するというわけです。

 またAWDモデルは、新型bZ4Xとは異なるサスペンションの味付けを実施。ダンパーを硬くすることでひときわシャープなハンドリングとしています。「スバルファンに『EVでもスバルらしい』と思ってもらえる味付けにした」と開発者はいいます。

■スバル車の定番「シートヒーター」にもこだわった

 興味深いのは、スバルファンが思わずニヤリとするスバルらしさは走りだけに留まらないということです。

 たとえばスバル車の定番アイテムであるシートヒーターは、スバルのこだわりとして新型bZ4Xよりも発熱面積を広くして極寒地の快適性を向上。

 またプレミアムオーディオである「harman/Kardon(ハーマンカードン)」も設定したほか、半ドア警報などクルマが発する音もスバル専用で、“いつものスバルの音”に設定しています。

 そんなクルマ作りの根底にあるのは、スバル車に乗り続けたユーザーが乗り換えても違和感を抱かないようにという考えにほかなりません。新型ソルテラは、スバルファンにとってうれしいクルマ作りとなっているのです。

 ところで新型ソルテラのAWDモデルは、スバルの市販車として初めての前後モーター駆動モデルです。

 前後独立式のモーターとすることで、前後配分比は機械式AWDでは真似のできない50:0から50:50、そして0:50(そのときの最大駆動力を100とすれば100:0から0:100)まで自由に実現できるようになりました。

 自在な前後配分コントロール、そしてモーターならではの綿密な駆動力制御は、これまでの機械式のAWDシステムではできなかったこと。それはスバルAWDとしても初めての領域です。

 それによって、従来はできなかった前後駆動配分でより走りを究められるのは、新型ソルテラのドライバビリティを語るうえでの大きな特徴といえます。

 スバルのエンジニアが味付けしたAWDシステムは、EVであってもドライバーの操作次第では積極的にリヤへトルクを送ってアグレッシブに曲がる挙動を示すのが楽しいところです。

こんな記事も読まれています

期待どおり!「熟成」ワゴン 新型フォルクスワーゲン・パサートへ試乗 巨大モニターは必要?
期待どおり!「熟成」ワゴン 新型フォルクスワーゲン・パサートへ試乗 巨大モニターは必要?
AUTOCAR JAPAN
マルティン、完璧ポール・トゥ・ウィンでスプリント3勝目! 驚異11ポジションアップでマルケス2位|MotoGPフランスGP
マルティン、完璧ポール・トゥ・ウィンでスプリント3勝目! 驚異11ポジションアップでマルケス2位|MotoGPフランスGP
motorsport.com 日本版
キック・ザウバー離脱の可能性高まるボッタスに、ウイリアムズとハースが関心
キック・ザウバー離脱の可能性高まるボッタスに、ウイリアムズとハースが関心
AUTOSPORT web
トヨタ新型「ハリアー」!? めちゃ”精悍デザイン”で超カッコよく!? ワイド&ローな大胆予想したCG「2025 VENZA」に反響も
トヨタ新型「ハリアー」!? めちゃ”精悍デザイン”で超カッコよく!? ワイド&ローな大胆予想したCG「2025 VENZA」に反響も
くるまのニュース
国産旧車からBMW「1シリーズ」に乗り換え…5ドア2シーターで「憧れていたシルキー6で最速のE87を目指したいです」
国産旧車からBMW「1シリーズ」に乗り換え…5ドア2シーターで「憧れていたシルキー6で最速のE87を目指したいです」
Auto Messe Web
5月18・19日にFIMトライアル世界選手権がモビリティリゾートもてぎで開幕。Enjoy Hondaなどイベントも盛りだくさん
5月18・19日にFIMトライアル世界選手権がモビリティリゾートもてぎで開幕。Enjoy Hondaなどイベントも盛りだくさん
AUTOSPORT web
【オンライン150台限定発売】 アウディA1スポーツバック・アーバン・シック・エディション
【オンライン150台限定発売】 アウディA1スポーツバック・アーバン・シック・エディション
AUTOCAR JAPAN
Moto2フランス予選|アロン・カネットがポールポジション獲得。小椋は不完全燃焼17番手
Moto2フランス予選|アロン・カネットがポールポジション獲得。小椋は不完全燃焼17番手
motorsport.com 日本版
トーヨータイヤが小型EVトラック専用スタッドレスタイヤ『NANOENERGY M951 EV』を発表
トーヨータイヤが小型EVトラック専用スタッドレスタイヤ『NANOENERGY M951 EV』を発表
レスポンス
出力大幅アップ! ブリッツから『ジムニー』MT用・専用ECU付きボルトオンターボシステムが登場
出力大幅アップ! ブリッツから『ジムニー』MT用・専用ECU付きボルトオンターボシステムが登場
レスポンス
鉄仮面な“BMWグリル”付き「バイク」実車公開! 美しすぎるシルバーボディがたまらない! MOTOR FORCEの「R100/7」とは
鉄仮面な“BMWグリル”付き「バイク」実車公開! 美しすぎるシルバーボディがたまらない! MOTOR FORCEの「R100/7」とは
くるまのニュース
【スタッフ通信】プレミアムSUV 2台でGO!!
【スタッフ通信】プレミアムSUV 2台でGO!!
Auto Prove
いま大型トラックは小径タイヤが人気! どんどん大径化する乗用車とは真逆のトレンドなワケ?
いま大型トラックは小径タイヤが人気! どんどん大径化する乗用車とは真逆のトレンドなワケ?
WEB CARTOP
グーマガ 今週のダイジェスト【5/4~5/10】GW中のスクープ、見逃してませんか?
グーマガ 今週のダイジェスト【5/4~5/10】GW中のスクープ、見逃してませんか?
グーネット
もてぎでド迫力のトライアル世界選手権が開催 ロードレースにはない選手と観客の一体感がスゴい!
もてぎでド迫力のトライアル世界選手権が開催 ロードレースにはない選手と観客の一体感がスゴい!
バイクのニュース
Moto3フランス予選|日本勢が全員Q2進出も上位ならず。ポールポジションはダビド・アロンソ
Moto3フランス予選|日本勢が全員Q2進出も上位ならず。ポールポジションはダビド・アロンソ
motorsport.com 日本版
HKSの車高調「HIPERMAX S」にテスラ「モデル3」「モデルY」用が登場! スタイリッシュにローダウン
HKSの車高調「HIPERMAX S」にテスラ「モデル3」「モデルY」用が登場! スタイリッシュにローダウン
くるまのニュース
[15秒でわかる]ホンダ『フリード』新型…2種類のボディタイプで個性を強調
[15秒でわかる]ホンダ『フリード』新型…2種類のボディタイプで個性を強調
レスポンス

みんなのコメント

3件
  • アイサイトもない水平対向エンジンでもないスバル車って、魅力半減以下。
  • スバルも日産の友からトヨタの犬になってしまった。まぁ日産が株売ったのですが…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

346.5390.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

26.0444.1万円

中古車を検索
フォレスターの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

346.5390.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

26.0444.1万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村