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最高速度は400キロ超え!? 1176馬力のハイブリッド搭載の 公道走行可能な“究極のハイパーカー” アストンマーティン「ヴァルキリー」とは

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最高速度は400キロ超え!? 1176馬力のハイブリッド搭載の 公道走行可能な“究極のハイパーカー” アストンマーティン「ヴァルキリー」とは

“公道走行ができるF1マシン”がオークションに登場

 高級ハイパーカーブランドとして有名な「アストンマーティン」ですが、その歴史は古く1913年にライオネル・マーティンとロバート・バンフォードが、ロンドンに小さなワークショップを開設したことから始まります。

【画像】落札予定価格は4億円超え!? アストンマーティン「ヴァルキリー」を写真で見る(23枚)

 モータースポーツの参戦も積極的に行い、ヒルクライムレースで頭角を表し始めた後、1959年にはル・マン24時間レースに参戦し2位を獲得。

 さらにF1にも参戦しますが、想定以上の成果を残せずに2年で撤退することになります。

 その後は何回も倒産の危機に直面しますが、投資家や愛好家に支えられて、その都度立て直していきました。

 そしてアストンマーティンといえば、映画「007」シリーズで主人公ジェームス・ボンドが操る「ボンドカー」として活躍し、登場した「DB11」は日本でも馴染みのあるモデルといえるでしょう。

 そんなアストンマーティンのモデルは600㎰以上の最高出力を発生しながらも、ラグジュアリーさを融合させたGTカーのイメージが強いですが、そのなかでも究極のコンセプトで誕生したモデルが「ヴァルキリー」です。

 ヴァルキリーは他のモデルとは明らかに一線を画し、代表的な「DB12」や「VANTAGE」のような流麗なボディデザインと比較しても、フォーミュラカーのようなデザインは圧倒的な存在感を誇ります。

 シャシーやデザインの開発にはモータースポーツ界の「空力の鬼才」の異名を持つ、レッドブル・レーシングのエイドリアン・ニューウェイ氏が携わり、数多くのF1の技術がフィードバックされました。

 パワートレインはコスワース製6.5リッターV型12気筒+ハイブリッドをミッドシップ搭載し、最高出力は1176㎰を実現。

 さらに軽量化は100%フルカーボンファイバー製のモノコックボディに留まらず、エンブレムや世界最小を謳うブレーキランプなど細部まで徹底することで、車両重量は約1000kgまで抑えることに成功しました。

 そして世界最高峰の空力と出力、軽量化を達成したヴァルキリーの0から100km/hまでの所要時間はわずか2.6秒で、最高速度は400km/hを超えるとされています。

 そんなヴァルキリーは、クローズドボディの「クーペ」が150台、オープンモデルの「スパイダー」が85台、サーキット走行に特化した「AMR Pro」が40台の限定生産されました。

走行距離わずか109kmの2022年式「クーペ」

 もはや公道走行可能なフォーミュラカーといえるほどのヴァルキリーが、オークション最大手の「サザビーズ」に出品されて注目を集めています。

 今回出品された個体は、2022年式のクーペでボディカラーはルナホワイト、走行距離はわずか109kmです。

 ヴァルキリーの徹底的に空力にこだわったボディのフロントには、F1マシンを彷彿とさせるフロントウイングが鎮座しています。

 同時にボディ下部は大きくえぐられ、後端のリアディフューザーと組み合わせることで、強力なダウンフォースを得ることに成功。

 この空気の流れを極限まで管理することで、高速コーナーでは3.5G以上を達成するほどです。

 インテリアはカーボン剥き出しのコンソールに超薄型のカーボンバケットシートが組み合わされ、6点式レースハーネスとアルマイト処理されたスイッチギア、ステッチはレッドで指定されています。

 ステアリングは各種情報とスイッチが備えられているだけでなく、クイックリリースが可能なタイプで、フォーミュラカーを彷彿とさせるものです。

※ ※ ※

 そんなヴァルキリーの出品価格は260万ドルから300万ドル(約3億8668万円から4億4617万円)で入札可能となっています。 

 アストンマーティンの技術がフィードバックされた公道走行可能なF1マシンは、今後登場する見込みが厳しいため、価格高騰の一途をたどることが想定されます。 

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みんなのコメント

7件
  • П П
    日本でヴァルキリーなんて三浦さんのしか見たことないです。
  • エガちゃんねらー
    だけど彼ったら私より
    自分の飛行機にお熱なの
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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