軽量化とダイナミクス向上へ
ランボルギーニが開発中の次期型PHEVは、「モノフセレージ(monofuselage)」と呼ばれる新世代のモノコックシャシーを採用する予定だ。これにより、ドライビング・ダイナミクスを「大きく」向上させるという。
【画像】伊ランボの次世代フラッグシップモデル【ランボルギーニが開発を進める「LB744」の画像を見る】 全30枚
「LB744」のコードネームで開発が進められている次期型PHEVは、フロント部分を初めてカーボンファイバーのみで構成し、衝突時のエネルギー吸収量はアヴェンタドールの2倍になる見込みだ。
重量としてもシャシー単体でアヴェンタドールのものより10%軽く、フロント部分だけでは20%も軽くなっているそうだ。また、ねじれ剛性も25%向上しているという。
また、リアのサブフレームは中空の高強度アルミニウムで構成されており、軽量化、溶接線の削減、高剛性を実現する。
こうしたシャシー技術は、エンジニアリングに対するランボルギーニの新たな姿勢を示すものだ。同社はエネルギー消費を抑え、廃棄物の量を減らすことで、製造の持続可能性を高めることができるとしている。
LB744は、アヴェンタドールの後継となる次世代のフラッグシップスーパーカーで、新開発の6.5L V12エンジンと電気モーター、バッテリーを組み合わせ、合計出力1000psを達成するとされている。
また、ランボルギーニの伝統的な設計から脱却し、横置きのトランスミッションを採用している点も大きな特徴である。
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