「優れた性能」をもつライバルを圧倒！ 「トヨタ車」がバカ売れする「販売力以外の」理由

　いいクルマづくりだけではダメな場合も……

　2020年における国内の新車販売台数を見ると、トヨタ（レクサスを含む）が小型／普通車の50％以上に達した。今は国内で売られる新車の37％が軽自動車だから、これを含めるとトヨタのシェアは33％まで下がるが、小型／普通車市場では圧勝だ。

　なぜトヨタ車ばかり売れるのか。その背景には複数の理由がある。

　まずは商品力が高いこと。たとえば最近とくに販売の好調なアルファードは、2021年の1、2月に、1カ月の登録台数が1万台を上まわった。小型／普通車では最高峰の売れ行きだ。

Comments

壊れない、ディーラーが多い、機能や性能の割に安い、壊れても安く直せる、人気車はリセールが高い…

お金のある人にとっては、先進性と予防安全の点でメルセデスあたりが最善の選択ですけど、中産階級にとっては何だかんだでトヨタが最良の選択なんですよね。

輸入車信仰の裏返しで国産車貶しをする人たちもいますけど、国産車の良い点は認めて然るべきと思いますよ。

僕自身先代Sクラスのオーナーですが、トヨタのミニバンやランクルなんかは極めて商品力が高いと感じます。

販売力も含めた販売戦略が上回っているからでしょ。安さで選ぶ人もいれば、デザイン重視の人もいて、予算内で選べる自由度は最も高い。良くも悪くも日本的なメーカーです。