2018年も終わり、平成最後の年となりましたが、和暦年号が変わるだけでなく、われわれが職場とする自動車業界も徐々に変わりつつあります。
いつの間にかメディアは雑誌からWebへのシフトが増え、かつてのビジネスモデルが変わってきています。自動車メーカーもクルマを製造して販売するという「商売」からサービスへと変わって行きます。
フォルクスワーゲ「ザ・ビートル」See Youキャンペーンモデル第4弾 実車撮影
2013年ごろだったかフォードの当時のCEOだったマーク・フィールズは、今のMaaSをすでに分かっていたように、自動車メーカーが生産~販売というスタイルが終焉することを明言していました。自動車メーカーのスタイルが変わればさまざまなものが変わります。部品を納入する企業は自動車部品メーカーだけでなく、通信企業やサービス産業まで幅広く関わり方が変化しますよね。
そうしたことは、すでに多くの人が実感していると思いますが、われわれメディアも変わりつつあり、変化についていかなければなりません。モータージャーナリストの職業も個体評価を得意とする方が多いですが、自動車産業が変わっていく以上、個体評価だけではこの先ニーズが激減すると想像できます。
それでも、自動車好きの嗜好を文化として捉えていけば、従来の楽しみ方も残りますし、そこにビジネスチャンスがあるということも間違いないと思います。が、パイは小さいでしょう。
昭和40年代、日本は高度成長期で、クルマは外車に追いつけ追い越せと、技術を磨いていた時代で、ベンチマークはアメ車というのが懐かしいですね。そして、世界に誇る量産メーカーとしてトヨタは成長し、日本のメーカーは世界的にも量販メーカーとして認知されるようになりました。
さて、この先MaaSによって、量産メーカーはどうなるのでしょうか?
これが最大の課題というのが現在の状況で、各社中期経営計画をもみながら長期を見据え、大きなロードマップを作り、修正しながら歩んでいます。まぁ、一般企業でいうところの予算案の見直しを繰り返している感じですかね。
そんな激動の2019年ですが、今年も魅力的なクルマがたくさん発売されます。autoproveではそうした自動車メーカーのロードマップを踏まえた個体評価も記事にしていきますので、今後ともどうぞ、楽しみに読んでみてください。
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