街中で見かけないほど売れていないクルマも
マイナーチェンジってのは、なかなか難しい。もちろん「ちょっと変わったな~」くらいにしておけば無難なのだが、可能な限り大幅に変更して一発勝負に出る場合もある。
「クルマの走りが楽しい」が理解できない人が乗るべき一般道でも楽しさが伝わる中古軽量スポーツ7選
ところがマイチェンの悲しさで、ボディの骨格は変えられないから、どうしてって小手先になり、大失敗に終わることがある。
伝説の大失敗マイチェンと言えば、やはり2代目インプレッサだろう。最初の丸目が不評だったので、それを涙目にしたところ、ものすごいブサメンになってしまった。涙目を見た後で丸目を見ると、たいていの人は「そんなに悪くなかったじゃん……」と思ったものです。その後再度のマイチェンで鷹の目になって、なんとかフツーになりましたね。
今回は、現行国産車の整形失敗ブサメンカーを、独断で決定させていただきました。
第5位 レクサスGS
前期モデルは初のスピンドルグリル採用でもあり、今見るとかなり控えめなスピンドルぶりだったが、マイチェンでものすごいビラビラ付きのスピンドルグリルに変更され、ヘッドライトも強力なアイライン的トンガリ付きに。日本人はこれを「ちょっとエグすぎる」と感じる人がかなりいる模様です。私はそれほどでもないですが、やっぱあのビラビラは「ビラビラしてるな~!」と思います。
第4位 トヨタ・マークX
前期モデルは、異形ヘッドライトのデコボコ感がちょびっと気になるものの、今見ると穏やか~で無難なスポーティセダン顔でした。それがマイチェンでキーンルックとなり、ギザギザのグワワワ~なバイオハザード顔に! これを新たな挑戦と好意的に見ることもできますが、やっぱ自分の愛車にするのは金輪際御免こうむりたいと思っております。
第3位 トヨタ・ヴィッツ
思えば初代ヴィッツのデザインは傑作だった。2代目もキープコンセプトで悪くなかった。しかし3代目で小手先処理の限界に達して完全に崩れた。その崩れを立て直すべく(?)大幅マイチェンが敢行され、アイゴ顔に。これはこれで決して悪くない。アイゴのデザイン、結構好きだし。しかしお尻がイカン。無理に大地を踏みしめるイメージを出そうとしたのか、ものすごいほうれい線みたいなのがビヨーンとアーチを描き、リヤコンビランプもムリに横に付け足したので、腐って溶けてしまいました。テールを拝むたびに「ウヒ~!」。
第2位 スズキ SX4 S-クロス
前期型もバランス悪いなぁと思ってたけど、マイチェンであっと驚くBMWの大失敗作風に。「こ、これはナニ?」と絶句するしかないのですが、幸か不幸か走ってるのを一度も見たいことがない。よかった~。
第1位 ホンダ・レジェンド
現行モデルが登場した時は、マジンガーZの大失敗作感に打ちのめされましたが、マイチェンではそれがロボットカラス天狗に昇華。ここまで来るとホラーを見ているようで、「殿堂入りおめでとうございます」としか申し上げられません。
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