2022年11月27日(日)にツインリンクもてぎで開催された「Honda Racing THANKS DAY 2022」。同イベントはホンダが参戦するモータースポーツのクルマ、バイク、オンロード、オフロード、国内外を問わず、様々なカテゴリーのマシンとレーサーが大集合。開催当日は好天にも恵まれ多くの来場者が訪れ大盛況となった。
勢揃いしたホンダのマシンで参戦するレーサーたち。中央前列には本田技研工業会長の倉石誠司氏とHRC社長の渡辺康治氏も並ぶ。 シリーズ誕生30周年!「TYPE R HAPPY 30th Birthdayオーナーズパレード」
シビックタイプRの欧州市場向け価格は777万円! 価格と車両パッケージが決定し、1月よりデリバリー開始の予定
ホンダコレクションホール所蔵の歴代タイプR(NA型NSX/DC2型インテグラタイプR98spec/FN2型シビックタイプR)2022年は1992年にホンダが初代NSXに初めて「タイプR」を設定してからちょうど30周年にあたる年。そのアニバーサリーに、Honda Racing THANKS DAY 2022内で記念イベント「TYPE R HAPPY 30th Birthdayオーナーズパレード」が開催された。
FL5型シビックタイプRFK8型シビックタイプRFN2型シビックタイプRDC2型インテグラタイプR(98spec)NA型NSXタイプR(II型)NA型NSXタイプR(I型)パレードランの先導車最初のタイプRである初代NSXから9月に発売されたばかりの新型シビックタイプRまで、11モデルが勢揃いしツインリンクもてぎのフルコースでパレードランを実施。しかも先導するのはホンダコレクションホールが所蔵する歴代タイプRで、ステアリングを握るのは現役F1ドライバーだ。
マックス・フェルスタッペン選手×FL5セルジオ・ペレス選手×NAピエール・ガスリー選手×FN2角田裕毅選手×DC2F1ドライバーによるパレード先導先導車を駆ったF1ドライバーは以下のとおり。
FL5型シビックタイプR:マックス・フェルスタッペン選手(レッドブル)
NA2型NSXタイプR:セルジオ・ペレス選手(レッドブル)
FN2型シビックタイプR:ピエール・ガスリー選手(アルファタウリ)
DC2型インテグラタイプR(98spec):角田裕毅選手(アルファタウリ)
さらに特別ゲストとして、スーパーGTでNSXを走らせるBUSOU Drago CORSEチームの監督・道上龍氏がNA1型NSXタイプRに乗車した。
国際レーシングコースを愛車でF1ドライバーと走る……参加したタイプRには素晴らしい思い出となったことだろう。
また、歴代のタイプRシリーズの走行シーンを一挙に見ることができたのは貴重な機会。これだけのタイプRが集まりサーキットを走る姿は圧巻だ。
NSXタイプR(NA1/NA2)インテグラタイプR(DC2/DB8)インテグラタイプR(DC5)シビックタイプR(EK9)シビックタイプR(EP3)シビックタイプR(FD2)シビックタイプR(FN2)シビックタイプR(FK2)シビックタイプR(FK8)シビックタイプR(FL5)パレードに参加した歴代タイプR。パレード参加車の駐車場となったバンクにはタイプRがずらりと並ぶ。パレードの先頭はNC型NSXのセーフティカー。生産終了のNSXも大活躍!フェルスタッペン選手へのサプライズとは?
NSXタイプSと言えば、2021年にホンダエンジンに1991年のアイルトン・セナ選手以来30年ぶりのチャンピオンをもたらしたオラクル・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン選手は、2022年シーズンもチャンピオンを獲得して2年連続の戴冠。さらにオラクル・レッドブル・レーシングはコンストラクターズチャンピオンも獲得し、ダブルタイトルとなった。
マックス・フェルスタッペン選手を中央にHRC社長の渡辺康治氏と本田技研工業会長の倉石誠司氏でポーズ。そのF1連覇のお祝いとして、ホンダからマックス・フェルスタッペン選手にサプライズでプレゼントが用意された。
プレゼントされたのはホンダが誇るスーパーカー・NSXタイプS。まさに生産終了したばかりの限定モデルだ。ボディカラーはレーシーなカーボンマットメタリック。
NSXタイプSの贈呈式メインストレートでNSXタイプSを受け取ったマックス・フェルスタッペン選手は、早速コクピットに収まるといきなり全開加速! タイヤから白煙を上げて1コーナーへと走り去った。
1周してピット前に戻りクルマを降りるや興奮も冷めやらぬ様子。NSXタイプSをかなり気にいったようだ。
GT500マシンと市販車が混走するエキジビジョンレース
N-0NEオーナーズカップカーとシビックタイプR、NSXのGT500マシンが並ぶ。Honda Racing THANKS DAY 2022では参加したレーサーがレッドチームとブルーチームに別れ、いろいろなエキジビジョンレースで得点を競うイベントも行われていた。中でもGT500マシンとシビックタイプR、N-0NEオーナーズカップカーが混走するレースは見どころの一つ。1チーム合計4台のマシンを4人のドライバーが交代してリレー形式で競う。マシンの走行順はチームが決めており、N-ONEとGT500マシンが同一コース上を走ることも。
シビックタイプRとARTA NSX-GTでレーススタート!GT500×市販車混走レース交代シーンではエンタテインメントな演出も交えつつ最後はNSX-GT同士の対決となり、ほぼ1周をテールトゥノーズ、サイドバイサイドで走り観客を沸かせてくれた。
レースに出走したドライバー陣はスーパーGTの各チームのレギュラーを基本に、ゲストとしてF1ドライバーの角田裕毅選手(アルファタウリ)やインディ500ウィナーの佐藤琢磨選手もステアリングを握る豪華な顔ぶれだ。
チーム国光のスタンレーNSX-GTを駆る牧野任祐選手、山本尚貴選手と談笑する佐藤琢磨選手。2022年のスーパーGT・GT500クラスに出走するNSX陣営は5チーム。Honda Racing THANKS DAY 2022にはその5チームが集い、GT500のNSX-GTをすべて間近に見ることができる貴重な機会となった。
さらに、ゼッケン99を付けたHRCの開発車両も持ちこまれていたが、これは滅多に見ることができない貴重な1台だ。
Honda Racing THANKS DAYはホンダファンのみならずスーパーGTファンにも見どころの多いイベントと言えるだろう。
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