■「コンセプト」ではなく「プロトタイプ」として登場する!
2024年12月12日、ホンダは2025年1月10日から12日まで開催される世界最大級のカスタムカーイベント「東京オートサロン2025」の出展概要を発表しました。
会場では、市販化が待たれる新型「プレリュード」(プロトタイプ)のカスタマイズモデルを初披露します。
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プレリュードは、1978年から2001年まで5世代にわたって発売されたホンダの2ドアクーペです。
絶版モデルとなって20数年が経過するなか、2023年10月28日から11月5日まで開催された第1回「ジャパンモビリティショー2023(JMS2023)」においてホンダは「プレリュード コンセプト」を出展し、その名を復活させました。
ホンダの三部 敏宏 取締役 代表執行役社長は、白いボディカラーで世界初公開されたプレリュード コンセプトについて、次のように説明しています。
「このモデルは、本格的な電動化時代へ“操る喜び”を継承する、ホンダ不変のスポーツマインドを体現するモデルの先駆けとなります。
どこまでも行きたくなる気持ちよさと、非日常のときめきを感じさせてくれるスペシャリティスポーツモデルです」
JMS2023会場では、電動パワートレインを使用しているということ以外、内装デザインなども含め車両の詳しい概要については明らかにされませんでした。
ただし、シャープなフォルムや大径ホイールからのぞく大型のブレーキキャリパーなどからも、スポーツ性能を重視していることを匂わせています。
さらに三部社長はプレリュード コンセプトについて「市販化を前提に開発中」であることも明らかにしており、大いに注目を集めました。
その後2024年に入り、ホンダはアメリカやイギリスなどで相次いで赤いボディカラーをまとったプレリュード コンセプトを披露し、そのスタイリングを世界に紹介しています。
そんな“新型”プレリュードにエアロパーツでカスタマイズを施したモデルが、東京オートサロン2025に出展されます。
特に注目したいのは、今回ホンダがこのクルマを「プレリュード プロトタイプ」と紹介している点にあります。つまり、出展車両のベースは「市販予定モデル(のプロトタイプ)」だと示している訳です。
ホンダは東京オートサロン2025出展の新型プレリュード コンセプトについて、次のように紹介しています。
「スポーティな制御機能をもつハイブリッドシステムを搭載したプレリュード プロトタイプを、カーボンニュートラルの時代においても、また自動運転技術が普及していく過程においてもホンダに脈々と受け継がれる“操る喜び”を追求し続け、継承していくモデルとして展示します」
今回、そのスタイリングや詳細の仕様については明らかにされておらず、新型プレリュード プロトタイプの実車は東京オートサロン2025会場で世界初公開されるとみられます。
2025年1月10日のお披露目が今から待ち遠しいところです。
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