■1990年代のデザインがいまも新車で買える!
スズキのインド法人、マルチ・スズキ・インディアが展開する「イーコ(Eeco)」が、手頃な価格と実用性の高さでロングセラーを続けています。
全長3.7m以下というコンパクトなサイズに3列シート・7人乗り仕様を実現するなど、独自の特徴を数多く有したモデルです。
【画像】超カッコいい! スズキの「“超格安”3列シートミニバン」を画像で見る(30枚以上)
イーコのベースとなっているのは、日本で1999年から2005年に販売されていた軽ワンボックスモデル「エブリイ」(4代目)です。
4代目エブリイは、商用仕様の「エブリイバン」と乗用仕様の「エブリイワゴン」が設定されており、軽自動車規格ながらも広い荷室と実用性の高さが特徴でした。
ボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1810mm(ワゴン仕様)で、日本の軽自動車規格に適合したコンパクトな設計でした。
一方イーコは、全長3675mm×全幅1475mm×全高1930mmとなっており、全長が約28cm延長されているのが特徴です。
インドではまだまだ悪路に残っているため、最低地上高を高めに取ったことで車高も12cm高くなっていますが、基本的なボディ形状やデザインは4代目エブリイの影響を色濃く受けています。
ただしパワートレインは4代目エブリイとは異なります。
4代目エブリイには660cc直列3気筒エンジンが搭載されていましたが、イーコには最高出力80PS・最大トルク104N・mを発生する1.2リッター直列4気筒「デュアルジェット」ガソリンエンジンが採用されています。
イーコのエクステリアは4代目エブリイと共通点が多いものの、フロントデザインや細部の調整が施されています。
ボディサイドのデザインはほぼそのままで、スライドドアの位置や窓の配置も4代目エブリイと似ていますが、全体としてはよりシンプルで実用的な印象を受けます。
インテリアを見てみるとダッシュボードの形状もシンプルで、装飾を極力排し操作性を重視した設計となっています。
安全装備としては、運転席・助手席のデュアルエアバッグ、ESP(エレクトロニックスタビリティシステム:車両走行安定補助システム)などが備わります。
2列シート・5人乗り仕様と3列シート・7人乗り仕様が設定されており、価格は5人乗りで54万4000ルピー(約95万円)から、7人乗りでも57万3000ルピー(約100万円)と、非常にリーズナブルな設定です。
そんな安価なモデルが販売できる理由として、コスト重視の市場特性と安全・環境規制の違いが挙げられます。
まずインドの自動車市場は低価格帯の需要が非常に高く、特に実用性を優先する商用車やファミリー向けの車両は、価格が購入の決め手になることが多いようです。
そのため装備を最小限に抑え、製造コストを抑えたモデルが求められています。
また安全・環境規制が欧米や日本ほど厳しくないことも、シンプルな構造の車両が販売できる理由の一つです。
先進安全装備の搭載義務が一部に限られているため、価格を優先したモデルを開発しやすくなっています。
これらの要因によりイーコのような安価でシンプルな車両が長年販売され、人気を維持しているのです。
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