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元祖スーパーハイト系なのに2位 だからこそ超狙い目ダイハツタント中古戦線事情

掲載 更新 16
元祖スーパーハイト系なのに2位 だからこそ超狙い目ダイハツタント中古戦線事情

 軽乗用車の人気モデルは、スーパーハイトワゴンであると新車販売台数を見ると明確である。

 トップ3をホンダ「N-BOX」、スズキ「スペーシア」、ダイハツ「タント」が独占し、日産「デイズ」から独立した日産「ルークス」が第6位と上位を占めている。しかも第4位はダイハツ「ムーヴ」で約1万台の数字のうちその多くは「ムーヴキャンバス」となっている。なぜ、ここまでスーパーハイトワゴンが人気なのだろうか。

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 何と言っても、スーパーハイトワゴンが人気の理由は室内の広さだろう。室内高を約140cmを確保することで、小さいお子さんならば立って着替えることができる。そして、リアのスライドドアの便利さと高齢者からお子さんまで乗り降りしやすい低床プラットフォームの採用。多彩なシートバリエーションと充実した運転支援システムが挙げられる。

 このスーパーハイトワゴンのパイオニアと言えばダイハツ「タント」。2代目から採用した大開口のミラクルオープンドアによって安定した人気を誇っている。そこで、今回は2019年に登場して、1年が経過した「現行型タント」の中古車事情を紹介しよう。

文/萩原文博
写真/DAIHATSU、編集部

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■N-BOXにはない武器で戦いを挑むタント

 4代目となる「現行型タント」は2019年7月より販売開始した。2003年に登場した初代モデルがスーパーハイトワゴン市場を開拓し、2007年から販売した2代目モデルではタントのアイコン言える「ミラクルオープンドア」を採用。そして2013年に登場した3代目モデルでは、両側パワースライドドアを採用するなどユーティリティ面の充実を図ってきた。

 そして現行型タントは、「新時代のライフパートナー」をキーワードに、ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA」を初採用。ミラクルオープンドアを中心としたミラクルウォークスルーパッケージを実現。さらに次世代スマートアシストを採用し安全性を大幅に向上させるなど商品力に磨きをかけている。

スーパーハイトワゴン軽自動車のパイオニアである「タント」は2019年7月にフルモデルチェンジで新型に切り替わった。2003年に初代が登場して現行が4代目となる

タントの最大の魅力であり特徴が、ミラクルオープンドア。現行モデルでは世界初となる運転席ロングスライドシートを採用

 モデル体型は標準車の「タント」と、エアロパーツを装着した「タントカスタム」の2種類は従来どおりで、搭載されているエンジンは660ccの直列3気筒DOHCと直列3気筒ターボというのも変わりない。

標準車は歴代タントのイメージを踏襲するが、カスタム(写真)はスポーティなフロントマスクを採用している

 現行型タントは販売開始から約半年後の2019年12月に新車セールスのカンフル剤として「X」「Xターボ」「カスタムX」「カスタムRS」の4グレードに新グレードである「セレクション」を設定。このモデルはパックオプションであるコンフォータブルパック、スマートクルーズパック、スタイルパックの3種類をグレードに応じて、標準装備し価格も従来に比べてお買い得な設定としている。

 さらに、2020年6月には新グレードの「Xスペシャル」を設定した。このモデルはXグレードをベースにミラクルウォークスルーパッケージ(運転席ロングスライドシート、助手席ロングスライド)をはじめ、プッシュボタンスタート&キーフリーシステム、オートエアコン、オート格納式カラードドアミラーなどを標準装備しながらもベースグレードより安い価格設定をしているのが特徴だ。それでは、現行型タントの中古車事情を見てみよう。

■新車コンディションも多数流通! 魅力の最新中古車事情

 現行型タントの中古車の流通台数は販売開始からわずか1年ながら、すでに約3100台と非常に豊富。3カ月前の2020年6月時点が約2700台だったので、この3カ月の間に約400台も増加している。流通している中古車の平均走行距離はこの3カ月の間、1000km付近で横ばいとなっているものの、中古車の平均価格は3カ月前の約153万円から、約150万円と軽自動車としては大幅な値落ちを記録している。

 現行型タントの中古車の年式と走行距離の分布を見てみると、2019年、2020年式で走行距離500km以下といういわゆる未使用中古車がなんと約1860台。つまり約59.7%がほぼ新車に近いコンディションの中古車となっていることがわかった。

 現行型タントの中古車の価格帯は約80万~約228万円で、100万円以下の中古車もすでに約35台流通しており、そのほとんどは走行距離が二桁のいわゆる未使用中古車となっているのが特徴だ。

運転席の上下調節機能とチルトステアリングはオプションとなっているが、Xセレクションでは標準装備となっていて

シートアレンジの自由度の広く、こんなリラックスした過ごし方も可能だ

 流通しているタントの中古車のグレード構成を見てみると、最も多いのが、標準車の「X」で約730台。価格帯は約90万~約178万円となっている。次いで多いのが、パワフルなターボエンジンを搭載した最上級グレードである「カスタムRS」の約660台。価格帯は約120万~約228万円となっている。そして第3位が、カスタム系の売れ筋グレードである「カスタムX」の約524台で、価格帯は約116万~約200万円だ。

 2019年に設定されたセレクション系では、標準車の「Xセレクション」が約201台で価格帯は約115万~約152万円。「カスタムXセレクション」が約130台で価格帯は約120万~約185万円。そして「カスタムRSセレクション」が約85台で価格帯は約156万~約216万円だ。

 さらに2020年6月に追加された「Xスペシャル」も約20台流通しており、価格帯が約120万~約150万円となっており、ほぼ新車に近いコンディションながら割安感が高くなっている。

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 こういった未使用中古車は割安な価格は魅力だが、ボディカラーやグレード。オプション装備など自由に選べないというデメリットもある。しかし、現行型タントの場合はオプション装備も充実している中古車が多く、ボディカラーやグレードも多彩なので、積極的にこのような未使用中古車を狙うほうがお買い得感は高い。

 軽自動車の場合は、こういった割安で高品質な未使用中古車を狙って購入するリピーターも増えており、すでにスタンダードといえる購入法なのだ。しかもタントの場合、流通台数が多いので自分の好みにあったクルマが見つけやすいのも魅力だ。

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みんなのコメント

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  • 量販グレードのLから、電格ドアミラーを廃止し、必要ならば20万円以上高い上位グレードしか選択肢は無く、それをメーカーもセールスも旧型から買い換えるユーザーに漫然と販売しているところに悪意がある。
  • 福祉施設の送迎では決められた時間の中で業務をする以上、細い路地や広くない送迎者の庭先などで、電格ミラーは必需品です。
    電格ミラーに限らず、必要か不必要かはそれぞれのユーザーが決める事であり、必要な装備がカタログ落ちした事を、きちんと伝える責任が売る側には求められます。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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