抜群のコーナリング能力。運動性能は世界トップ級
往年のネーミングそのままに、現代のアルミモノコック技術とミッドシップレイアウトで復活したアルピーヌA110は、まず1stモデルを彷彿とさせる個性豊かなスタイリングに引き込まれる。
ボディは、魅惑のプロポーションと安定感の持ち主。愛くるしいフェイスと、大きく張り出したフェンダーが絶妙なバランスをもたらしている。もちろん走りは抜群だ。ワイドなトレッドと4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンション、そしてミシュランPS4がもたらす前後の高い接地性が、すべての動きに安定性と余裕を生む。
「エレガントでスペーシャスなコンビスペース」を謳う新型ルノー・カングーが本国での予約受注を開始
ミッドシップマウントされたエンジンは後輪で路面を蹴り加速する。理想的な前後の重量バランスにより、前輪はステアリングの方向にどの速度域でも素直な旋回性を示し、後輪は横方向に逃げない。駆動力を与えながら旋回速度を高めることを可能にしている。ブレーキも素晴らしい。まるで後方から強い力で引き戻されるかのように制動する。
路面を確実に捉える安定したグリップ力と、ドライバーが操作したそのままにクルマが動く正確無比な操縦性は、A110シリーズ共通の持ち味。高性能バージョンとなるSグレードは、その特性をいっそう磨き込んだスペシャルモデルだ。いちだんと引き締まった設定のサスペンションは、ボディをフラットに保ちつつ高い車速まで導く。
1.8リッターターボはレスポンス最高。豪快なサウンドが魅力的
こうした特性を持つため、A110Sに乗ると、コーナーを目指したくなる。これほどコーナリングが決まるクルマは珍しい。現代のライトウェイトスポーツカーとして最上位レベルにある操縦安定性と、ボディコントロール性は、ドライビングした誰もを虜にする魔力を秘めている。軽さを武器に、水すましのように身をひるがえした1stモデルの感覚が甦る。Sの乗り味は標準グレードよりも硬い。ただし上質な硬さだ。粗いイメージは微塵もない。さすがフランス車である。
エンジンは1.8リッター直4ターボ。日産由来のユニットをアルピーヌが制御系からチューンしたこの強心臓は絶品。Sでは標準比40psアップのハイチューンとなり、292psをマークする。最大トルクは320Nmと変わらないものの1110kgのボディを軽々とダッシュさせる威力は、並のスーパースポーツよりも切れ味が鋭い。アクセルを踏んでも、戻しても足の動きに忠実にレスポンスする特性と、レーシングエンジンのように豪快で、絶妙に音量を抑えたエグゾーストサウンドに心くすぐられる。
A110Sは、ベストハンドリングカーであり、エンジンの醍醐味を直感的に味わえるリアルスポーツである。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
2択アンケート「中国車のイメージは、最先端のEV? 時代遅れのコピー車?」【クルマら部 車論調査】
子育て世帯に最適なクルマとは? 「ミニバン買おう」「やっぱり軽自動車」より遥かに大事なことがあるんです
BEVが世界的に失速したわけじゃなくハイブリッドがより絶好調なだけ! これを機に地球環境とクルマについて世界規模で考えるべき!!
ガス欠の反則金「9000円」知らない人多い? 違反になることも、どんな場所で? 給油ランプ光ると後何キロ走るの?
国民ブチギレ!? なぜ「13年」で”自動車税”高くなるのか 軽自動車は20%加算も!? 「やってらんない税」「税金安くしろよ」の声上がる 理不尽な重課措置の仕組みとは
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?