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BMW初のブランドストア「FREUDE by BMW」オープン! 所有してわかった「EVの魅力」をアンバサダーの俳優・井浦 新が大いに語る

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BMW初のブランドストア「FREUDE by BMW」オープン! 所有してわかった「EVの魅力」をアンバサダーの俳優・井浦 新が大いに語る

FREUDE by BMW 麻布台ヒルズにオープン

2024年6月1日にBMW初のブランドストア「FREUDE by BMW」が東京都の麻布台ヒルズにオープンした。このブランドストアとは、いわゆる“クルマを売らないお店”で、近年ハイブランド自動車メーカーがこぞって出店している、ブランドの魅力を伝えるための情報発信拠点だ。

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FREUDE by BMWは、BMWオーナーでなくとも誰でも利用できる施設で、世界的にも価値の高いモデルや最新モデルを展示するほか、日本とドイツの食文化を融合させたカフェ・バー「CAFÉ&BAR B」や、ミシュラン三ツ星店をはじめ、完全紹介制の有名店で腕を磨いた料理人によるカウンター8席からなる完全事前予約制の日本料理レストラン「無題」といった飲食施設に、日本初導入のBMWライフスタイルコレクションを扱う「リテール」などが設置されている。

BMWブランドフレンドによる内覧に同行

このオープンを間近に控えた某日、BMWのブランドフレンド(いわゆるアンバサダー)とともに施設を見学できる機会に恵まれた。

現在ブランドフレンドを務めるのは3名。

俳優業と並行して自身のサスティナブルコスメブランド「Kruhi」で、地球環境保全や気候変動・地球温暖化防止に取り組む井浦 新さん。

史上最年少の18歳でピアノの日本音楽コンクール優勝を果たし、2021年には第18回ショパン国際ピアノコンクールで、日本人としては半世紀ぶりとなる2位を獲得するなど、現在はピアノだけでなくオーケストラのプロデュースも行う反田恭平さん。

そして、幼少からインターナショナルスクールで学び、中学からはスイス、米国にわたるなど早くから国際感覚を身に着け、バスケットボールで鍛え上げられた身体を活かし、近年は東京・ミラノ・ロンドン・ニューヨークなどでもモデルとして活躍するUTAさん。

今回このお三方の内覧に同行させていただいたのだが、その際に井浦新さんから現在お乗りのiXについて興味深いお話をお聞きすることができた。

井浦さんがクルマ選びで重視することは、ずばり「荷物が入ること」だ。つまりは積載性を重視されているということだが、幼少の頃はご多分に漏れずスポーツカーが好きだったのだとか。もともと井浦さんはモデル業から芸能活動をスタートさせている。加えて自身でファッションブランドを立ち上げるほど、デザインにはこだわりを持っている。

だからこの日も、案内役の方から説明は聞くものの独自の審美眼でFREUDE bby BMW全体をご覧になられていた印象。また、1階エントランスに展示されている1967年式の1600TIを前に、ご自身のカメラで熱心に写真を撮られている姿が印象的だった。プレスラインにも気を配りながらの撮影は、さしずめプロカメラマンの所作そのもの。

1600TIの対面に展示されたBMW最新のコンセプトカー「ノイエクラッセ」に対しては、一層熱を帯びて撮影されており、クラシカルと先進性を高度にバランスさせたデザインに興味津々といったご様子。

「峠こそEVに合ってると感じる」

ひと通りの内覧が終わった後、我々報道関係者に対して取材に応じてくださったのだが、そこで各自の人生における歓びを感じることについて言及するなかで、井浦さん自身が所有するBMWのEV「iX」について語られるシーンがあった。

先ほど申し上げた通り、井浦さんがクルマに求めるものとしてもっとも重要視するのは積載性だ。エンジンでもなく走りでもない。そんな井浦さんは「iX」について次のように語っていた。

「僕は登山が好きなんですけど、クルマが電気(自動車)だから関西とか東北とか、あまり遠方までは行かないのですが」と前置きしながらも、「電気(自動車)って峠を走ることって、ものすごく相性がいいっていうことに気づいたんです。つい先日も山梨県のある山に出かけたんです。登山口までかなりうねった道なのですが、行きも帰りの快適さとかハンドリングといったものが全然いいんです。EVと峠ってこんなにも相性がいいのかと」とEVの素性の良さを評価する。

もちろんプロダクトとして、iXの出来が良いということは疑いようがない。だが素性が悪ければいくらコストをかけたって良くはならない。

「EVってちょっとアクセルを入れるだけで、クッとノーモーションで加速してくれる感じが得られて、高速も確かにいいんですが、こういう(うねった峠)道にすごい合ってるな、こんなに走りやすいんだなって知りました」

「登山ってモモ上げ運動なので、下山して来たら脚がガクガクなんで帰りのクルマの運転ってけっこう危ないんです。iXってまったく疲れないですし、座ってるシートのクオリティがいいから身体がしっかりホールドされるんですよね。だから峠の下りもまったく身体がぶれないし、高速も楽。登山も楽しめて運転も楽しめる良いクルマです」

iXの魅力について、積載性の次にデザインを褒めるとばかり思っていたのだが、想定外のコメントが出てきたので少々驚いた。ご自身で運転されて山登りをし、そして帰路をまた運転して帰る。そういった実体験のなかでEVの素性の良さと、iXの良さを感じられているわけで、これは率直なEVの感想として受け止めたいと思う。

また、この話には、同席していたBMWブランドフレンドのUTAさん、反田さんも聞き入っておられた。EVが何となく良さそうとは思っていても、その良さを的確に伝えられる身近な人は案外少ない。だから現在はX7にお乗りというおふた方には新鮮に聞こえたのだろう。

バッテリーを床下に収納することで低重心化が図られている、EVだからこそ得られるハンドリングというのは、確かに誰が乗ってもわかるものかもしれない。そしてEVならではの瞬時にトルクが立ち上がるメリットも。

今回、井浦さんはBMWブランドフレンドという立場から、ひとことずつ丁寧に言葉を選びながら話されていた印象だったが、ことお子さんのことと、登山を絡めたEVの良さを語る場面では、饒舌だったのが非常に印象深かった。

BMWは既報のとおり2024年第1四半期のグローバル市場では、販売台数の7~8台に1台がBEVモデルになるほど電気自動車がユーザーから支持されているブランドだ。元来、走りに定評のあるブランドは、EVになっても健在どころか、さらに磨きがかかっているのかもしれない。クルマに何を求めるかは人それぞれだが、井浦さんのようにハンドリングやパフォーマンスに重きを置かない方でも、乗ればわかるEVの良さ。今回の取材を通じてそれが伝わってきた。

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