現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新車で168万円からだったトヨタ「MR-S」を手に入れる最後のチャンス! 低走行車は価格上昇中…ミッドシップの隠れスポーツカーでした

ここから本文です

新車で168万円からだったトヨタ「MR-S」を手に入れる最後のチャンス! 低走行車は価格上昇中…ミッドシップの隠れスポーツカーでした

掲載 19
新車で168万円からだったトヨタ「MR-S」を手に入れる最後のチャンス! 低走行車は価格上昇中…ミッドシップの隠れスポーツカーでした

底値で手に入れるのは今がラストチャンス!

日本で初めての量産市販ミッドシップ乗用車となったトヨタ「MR2」。その系譜を受け継ぐモデルとして、1999年に登場したのが「MR-S」となります。そのボディはクーペではなく、オープンタイプがあてがわれました。ちなみにオプションとしてディタッチャブル式のハードトップも用意されていました。当時の価格はBエディションが168万円と、安価で魅力的な1台となっていました。

「ベースは、え、MR-S!?」レプリカと言うには完成度が高すぎる「トヨタ・カウンタックLP500」

エンジンは1ZZ‐FE型を搭載

トヨタ「MR-S」は、先代SW20型「MR2」までの過給機付き仕様も用意されるハイパワーモデルとは一線を画し、ミッドシップレイアウトはそのままに1tを切る軽量ボディとオープンエアモータリングを楽しむことができるライトウェイトオープン2シーターとして生まれ変わったもの。ただ日本国外では引き続きMR2の名称が使われていた地域もあったように、MR2の直系モデルであることは間違いない。

そんなMR-Sは、それまでのハイパワーエンジンとは別れを告げ、1.8Lの自然吸気エンジンである1ZZ-FE型のみのラインアップとなった。トヨタとしては同系統のエンジンとして190psを発生する2ZZ-GE型も保有していたが、やみくもにパワーに頼るよりもライトウェイトスポーツらしい走り味を実現するために、あえて1ZZ-FE型を搭載したと言われている。

組み合わされるトランスミッションは5速MTのほか、2000年8月には2ペダルMT仕様の5速SMT(シーケンシャルマニュアルトランスミッション)を設定。これは3ペダルMTをベースにクラッチ操作を不要としたもので、AT限定免許のユーザーでもMT車のような走りを楽しむことができるものとなっていた。

デビュー当初は装備充実の上級グレードのほか、アルミホイールやパワーウインドウはおろか、エアコンすらも標準装備されない「Bエディション」というグレードが存在し、モータースポーツベース車かと噂されたが、結局MR-Sを使ったワンメイクレースなどは開催されることはなく、Bエディションもモデル途中で姿を消している。

安価で狙える隠れスポーツモデルだったが……

2002年8月にはマイナーチェンジを実施し、ライト類の意匠が変更されたほか、トランスミッションが5速から6速へと多段化。ただギア比に変更はなく、純粋にオーバードライブ的に6速が追加されたものだった。

MR-Sにはディーラーで購入することができるコンプリートモデルも多数存在しており、輸入車のような特徴的なエクステリアを持つ「カセルタ」や、ワイドボディ化がなされた「VM180 TRD」、イタリアのカロッツェリアであるザガートがデザインを担当した「VM180 ZAGATO」。そしてTTEのターボキットを装着した「TTE Turbo tuned by TMG」などが生み出されている。

オープン2シータースポーツというとマツダ「ロードスター」が知られるところだが、MR-Sはコーナリング性能の高いミッドシップレイアウトを持ち、1tを切る車重(後期型を除く)と140psのエンジンの組み合わせで、じつは高いポテンシャルを秘めた名車とされている。

長らく安価で狙うことができる隠れスポーツモデルとして愛されてきたMR-Sであるが、ついに25年ルールで輸出が解禁となる時代となったこともあってか、低走行のものでは新車価格に近いか、それを上回る価格のものも増えてきている。

一方で走行距離の伸びた個体であればまだまだ100万円以下で狙うことができるが、すでに底値の時代は脱したと思われ、状態の良いものを狙うのであればラストチャンスと言えるかもしれない。

こんな記事も読まれています

シザーズドアがルノーにもあった! ソフトトップもないルノー・スポール「スピダー」は超硬派ゆえに700万円でも落札されず
シザーズドアがルノーにもあった! ソフトトップもないルノー・スポール「スピダー」は超硬派ゆえに700万円でも落札されず
Auto Messe Web
BMW「Z1」が約640万円で落札…相場の半額となった理由とは? いま手に入れておきたいカルトカーは、実験的要素が満載でした
BMW「Z1」が約640万円で落札…相場の半額となった理由とは? いま手に入れておきたいカルトカーは、実験的要素が満載でした
Auto Messe Web
ホンダ「バラードスポーツCR-X」を「無限CR-X PRO」仕様に! 16年間所有した愛車は「2年後には息子に譲る予定です」
ホンダ「バラードスポーツCR-X」を「無限CR-X PRO」仕様に! 16年間所有した愛車は「2年後には息子に譲る予定です」
Auto Messe Web
マツダ新型「“ガチガチ”モデル」登場!? 6速MTのみで約300万円に「めちゃ買い得」の声も! “スポコン”マシン「ロードスター NR-A」に反響集まる
マツダ新型「“ガチガチ”モデル」登場!? 6速MTのみで約300万円に「めちゃ買い得」の声も! “スポコン”マシン「ロードスター NR-A」に反響集まる
くるまのニュース
ランボルギーニ「カウンタック LPI 800-4」が、新車当時と変わらぬ3億円少しで落札…112人に選ばれなかった人は、今が買いかも!?
ランボルギーニ「カウンタック LPI 800-4」が、新車当時と変わらぬ3億円少しで落札…112人に選ばれなかった人は、今が買いかも!?
Auto Messe Web
“2.8L直6”搭載! トヨタ「高級2ドアクーペ」実車展示! 今や「800万円級」の “ オジサン世代”が憧れたモテ車「ソアラ」とは?
“2.8L直6”搭載! トヨタ「高級2ドアクーペ」実車展示! 今や「800万円級」の “ オジサン世代”が憧れたモテ車「ソアラ」とは?
くるまのニュース
息子はTVR「タスカン」父はロータス「エラン」乗り…少年時代にゲームで知った憧れのクルマを手に入れて、親子で英国製スポーツカーを楽しんでます!
息子はTVR「タスカン」父はロータス「エラン」乗り…少年時代にゲームで知った憧れのクルマを手に入れて、親子で英国製スポーツカーを楽しんでます!
Auto Messe Web
“キビキビ”ハンドリング実現の先代[フェアレディZ]!! 登場から16年もまさかのほぼ[値落ちなし]!
“キビキビ”ハンドリング実現の先代[フェアレディZ]!! 登場から16年もまさかのほぼ[値落ちなし]!
ベストカーWeb
660ccの「小さなスポーツカー」って最高! スバル本気の“走り仕様”は「ス―チャー×4WD」搭載! オープンカーも用意した「すごい軽自動車」とは
660ccの「小さなスポーツカー」って最高! スバル本気の“走り仕様”は「ス―チャー×4WD」搭載! オープンカーも用意した「すごい軽自動車」とは
くるまのニュース
彼女の初めての愛車はマツダ「RX-8」…父も「RX−7」乗りだったことを購入後に知り、偶然にも親子でロータリーエンジン乗りになりました
彼女の初めての愛車はマツダ「RX-8」…父も「RX−7」乗りだったことを購入後に知り、偶然にも親子でロータリーエンジン乗りになりました
Auto Messe Web
世界限定500台の特別なアルファ ロメオ「ジュリアGTAm」がおよそ2700万円で落札…もう少し寝かすと価値が上がりそうな物件です
世界限定500台の特別なアルファ ロメオ「ジュリアGTAm」がおよそ2700万円で落札…もう少し寝かすと価値が上がりそうな物件です
Auto Messe Web
“150万円台”から! トヨタ最新「コンパクトカー」月々いくらで買える? リッター35キロ超え「“日本イチ”の低燃費仕様」も! 「ヤリス」の「イチバン安い&高い」モデルとは?
“150万円台”から! トヨタ最新「コンパクトカー」月々いくらで買える? リッター35キロ超え「“日本イチ”の低燃費仕様」も! 「ヤリス」の「イチバン安い&高い」モデルとは?
くるまのニュース
BMW「Z3 Mクーペ」が約970万円で落札! 独特のスタイルで新車当時は賛否両論あるも、現在ではカルト的人気が高まりつつあります
BMW「Z3 Mクーペ」が約970万円で落札! 独特のスタイルで新車当時は賛否両論あるも、現在ではカルト的人気が高まりつつあります
Auto Messe Web
自動車界の生きた化石、モーガン「4/4」に中学時代から憧れて…念願かなって16年前に購入!「オリジナルのまま乗り続けるのが目標です」
自動車界の生きた化石、モーガン「4/4」に中学時代から憧れて…念願かなって16年前に購入!「オリジナルのまま乗り続けるのが目標です」
Auto Messe Web
トヨタ斬新「スポーツミニバン」現る!? 5速MT&MRレイアウト採用!? 「天才タマゴ」なエスティマ発見、反響は?
トヨタ斬新「スポーツミニバン」現る!? 5速MT&MRレイアウト採用!? 「天才タマゴ」なエスティマ発見、反響は?
くるまのニュース
ハチロクに間違われた……とか悲劇すぎる! 大ヒット前夜の「S12シルビア」はもうちょっと評価されてもいい日陰の名車だった
ハチロクに間違われた……とか悲劇すぎる! 大ヒット前夜の「S12シルビア」はもうちょっと評価されてもいい日陰の名車だった
WEB CARTOP
トヨタ製「フェラーリ」がスゴかった!? 斬新丸テール×Tマーク採用! 謎のMRマシンの正体とは
トヨタ製「フェラーリ」がスゴかった!? 斬新丸テール×Tマーク採用! 謎のMRマシンの正体とは
くるまのニュース
R36「GT-R」はR34のようなルックスに原点回帰か!? クラシックなボディに収まるエンジンは「1000馬力の4.1リッター」もラインナップ
R36「GT-R」はR34のようなルックスに原点回帰か!? クラシックなボディに収まるエンジンは「1000馬力の4.1リッター」もラインナップ
VAGUE

みんなのコメント

19件
  • kaz********
    4年前に、35,000km走行の前期5速のモデルを買いました。
    ワンオーナーで、車高調だけいじってあって20mmダウン。
    おまけに履いていたタイヤが、アドバンA050。
    これはサーキットへ行くしかないと思い、
    久々に「つくば」で楽しんでます。
    とにかく1t切れで軽い、それで140psだから、そこそこ速い。
    それで60万円で買えた。
    もう後にも先にも、
    国産、ガソリン車、ミッドシップ、登録車、
    出てこないでしょう。
    唯一の難は、もうちょっとフロント、リアの顔
    なんとかできなかったのか?
    荷物は、フロントのテンパータイヤ外してパンクキットにすれば、
    シートの後ろの荷物入れと合わせたら、3-4泊の旅行は充分行ける。
    買わない後悔、買う後悔。買って良かった。
  • tma********
    当時、結婚して子供ができたので私はセリカからMRーSに乗り換えましたよ。
    チャイルドシートが義務だから、妻の車を3ドアトゥデイから5ドアマーチに替えて、家族で出かける時はマーチでなければならなくなってしまった。
    その為私の車は私の通勤専用になって、手荷物を置く助手席だけあればよかった。
    当時、100円のハイオクで8走れない4ATのセリカに比べて、80円のレギュラーで12以上走るSMTのMR-Sにすることにより月のガソリン代は半分近くに。妻も大喜びでした。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

207.9236.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

40.0358.0万円

中古車を検索
MR-Sの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

207.9236.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

40.0358.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村