この記事をまとめると
■クルマのカスタムスタイルにも流行り廃りがある
いくら魅力を語れど売れなくなるには理由がある! セダン&ワゴンが日本で衰退しているワケ
■過去に大流行しつつも現在は見かけることがなくなったカスタムスタイルを振り返る
■法を逸脱しない範囲内でそれぞれのカスタムを楽しむのが最適だ
ブームが去って見かけなくなったカスタムスタイルがある
クルマに流行り廃りがあるように、クルマのカスタムスタイルにも流行り廃りはあるもの。近年ではアウトドアレジャーブームも影響し、クロスオーバーSUVだけでなく、ハイエースや軽トラ、果てはミニバンまで「アゲ系」のカスタムが人気となっているが、今回は過去に流行したものの最近ではなかなか見ることができなくなったカスタムスタイルを振り返ってみたい。
バニング
現在もハイエースやキャラバンなどの商用バンをベースにカスタマイズをすることは珍しくないが、日本で1970年代から流行したバニングは、ベースこそ商用バンであるが、内外装をド派手にカスタマイズするのが一般的だった。
外観ではボディサイズが変わるほどの大きなウイングやエアロパーツを装着し、ウインドウを埋めて他車種から流用した窓を装着したり、派手なペイントを施したりし、インテリアには豪華なシャンデリアや当時のスナックのようなベロア調の表皮を持ったシートなどが備わっていて、とにかく派手さを競っていたのである。
音響族
車内で音楽などを楽しむためにスピーカーやウーファーを交換していたユーザーが、いつしか自分を表現するために外側に向けてスピーカーやウーファーを設置するようになったのが音響族だ。
ミニバンやハッチバック車などのラゲッジスペースに目いっぱいのスピーカーやウーファーを設置し、深夜のパーキングエリアなどでリヤゲートやトランクを開け放って外側に向けて大音量で音楽を鳴らすといった迷惑行為を行うユーザーも少なくなかった。現在は縮小傾向であるが、カーショーやイベントなどではまだ見かけることもあるカスタムスタイルとなっている。
かつてブームとなったカスタムスタイルが一周まわって新しい
スポコン
もともとはアメリカで日本製のコンパクトなスポーツカーが人気を集め、そのカスタマイズ手法を採り入れたものが発祥となるスポコン(スポーツコンパクト)だが、徐々にそのアメリカノリのカスタムスタイルが中心となり、ワイルドスピードの1作目のヒットも手伝って、派手なボディカラーやエアロパーツ、バイナルと呼ばれるステッカーチューンが主流となった。
さらに、ドアのガルウィング化や車体下に装着して路面を照らすアンダーネオン、ユーロテールの装着など、見た目の変化を重視するものが多くなってきたが、なかにはエンジンをよりハイパワーなものへ載せ替えたり、本格的なロールケージを装着したりと、性能面でのアップデートを合わせて行うユーザーも少なくなかった。
ハイテックカスタム(スムージング&ビレット)
こちらもアメリカンカスタムが源流ながら、日本で独自の進化を果たしたもので、アベニールやマークIIワゴン(バン)、カローラワゴン(バン)などをベースに、リヤのナンバーポケットやドアノブなどをスムージング(埋めて平らにすること)し、フロントグリルをビレットタイプのものに置き換えるというものが1990年代前後に流行した。
この流行は自動車メーカーをも巻き込むものとなり、トヨタは「アメリカンビレット」と称したシリーズを幅広い車種で展開し、ダイハツも「エアロダウンビレット」をアトレーに設定するなど、純正ビレットカスタム車が多く登場するほどの人気ぶりだったのだ。
今回紹介したカスタムスタイルは、いまではあまり見かけることがなくなったものではあるが、若い世代には一周まわって新鮮に映るようで、当時を再現したカスタムを楽しんでいるユーザーも存在している。
いずれにしても法を逸脱しない範囲で、他人に迷惑をかけなければどんなカスタムスタイルを楽しんでいても問題ないワケだから、自分の好きな道を進むのが幸せといえるだろう。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
激混み国道1号を通過する“快適バイパス”今秋全通へ 名神・新名神・京滋BPに接続する滋賀「山手幹線」とは
「広末でーす!」はヤバい行為だった!? サービスエリアで「知らない人」に声をかけるべきじゃない理由! 多様性時代で求められる新たな規範とは
海自が認めた! イギリス空母艦隊間もなく来日へ F-35B戦闘機てんこ盛りの大型艦の名は?
約100万円! ダイハツ新「軽トラ」がスゴイ! 大人気の「“最量販”モデル」何が変わった? 精悍顔の「ハイゼットトラック」が販売店でも話題に
1.5リッターエンジンで「300馬力」オーバーに驚きの声!「パワー凄すぎ…」「こんなの初めて」とのコメントも! 超パワフルな“小さな高級車”新「レンジローバー イヴォーク」とは!
「お支払いをお願いします」ETC障害による未払い“計92万件” 無視は「不正通行」になる、これだけの理由 NEXCO中日本が改めて要請
【なぜ?】10兆円の血税を投入してもまだ高い…「ガソリン補助金」継続決定も燃料代が下がらない訳とは
1円安いガソスタで「給油待ち」“長蛇の列”… 店舗前の道路まで大渋滞に! 殺伐とした空気で「割り込みトラブル」も発生!? 誰も得をしない“スタンドあるある”に解決法はあるのか
「ついついやっちゃう」「規制する法令はない!?」許される”すり抜け”のポイントは追い越し禁止にあった【元警察官が解説】
【高価なのがネックに】新型「クラウンエステート」受注殺到とはならず。ただし納期は今後伸びる可能性大
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
概ね迷惑。