現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > BMWの世界的なベストセラーモデル これまでで最も快適なミッドサイズSUV 新型BMW X3の全情報!

ここから本文です

BMWの世界的なベストセラーモデル これまでで最も快適なミッドサイズSUV 新型BMW X3の全情報!

掲載 5
BMWの世界的なベストセラーモデル これまでで最も快適なミッドサイズSUV 新型BMW X3の全情報!

新型BMW X3(G45)。第4世代BMW X3について知っておくべきこと。X3はBMWの世界的なベストセラーモデルであり、新世代も中型SUVの成功を継続するだろう。

BMWは20年もの間、「X3」をラインナップに揃えてきた。2024年半ばに登場した新型の第4世代ミッドサイズSUVは、社内設計コード「G45」だ。

【新スーパーカー情報】ガルウィングを備えた史上最もパワフルなライトウェイトマクラーレン登場!399台限定のマクラーレンW1とは?

価格:58,000ユーロ(約925万円)弱から予想通り、新世代のバイエルン車もより高価になっている。プラグインハイブリッドの増加幅は最も小さく、ベース価格は66,000ユーロ(約1,050万円)からで、以前より100ユーロ(約1万6千円)高いだけだ。

しかし、最も手頃なエントリーモデルは、ベース価格が57,900ユーロ(約920万円)の「X3 20 xDrive」で、ディーゼル車は60,400ユーロ(約960万円)からとなっている。「X3 M50 xDrive」に興味がある場合は、少なくとも82,500ユーロ(約1,300万円)を支払う必要がある。

デザイン:大きな滑らかな表面と新しいグリルデザインデザイン面では、新型X3は「ビジョンノイエクラッセX」をベースにしたものではなく、その役割は、より独立した電気自動車モデルとして登場する「iX3」に委ねられている。その代わり、バイエルンのメーカーは先代モデルを現代的に改良した。BMWは、モノリシックデザインについて語っている。つまり、「X3」はまるで一枚の板から作られたかのように見えるはずだ。そして、大型のボディパネルが堂々とした印象を与え、高めのシートに頑丈な外観と力強い存在感を与えている。

リヤディフューザーユニットは再設計され、新型X3のナンバープレートはかなり下に移動した。ヘッドライトは新型「5シリーズ」のものと似ているが、デイタイムランニングライトがダブルL字型になっているなど、異なるデザインだ。ダブルキドニーグリルは、プレミアムセダンの「7シリーズ」や「X7」ほど広大ではなく、控えめな印象だ。しかし、新型「5シリーズ」と同様に、エッジが光る仕様になっている(オプションで「アイコニックグロウパッケージ」)。何よりも、縦と斜めの支柱の組み合わせが新しい。

新しいフロントスカートが次世代「X3」の顔を完成させる。BMWは、この車の空気抵抗係数(Cd値)をわずか0.27としている。これは、この種のたくましい車としては素晴らしい数値だ。

ベースバージョンとは異なり、X3 M50は水平スラットを備えた異なるラジエーターグリルデザインと、その下に大きな台形のエアインテークを備えている。サイドから見た「X3」はエレガントで、控えめなシャドウエッジが光を捉えることで、サイドラインが滑らかになりすぎないようになっている。さらに、ホイールアーチにプラスチックパネルを使用せず、18インチから21インチの新しいホイールを採用している。

駆動方式: 最高出力398馬力の4気筒および6気筒エンジンエンジンについては、当初は4気筒ガソリンおよびディーゼルエンジンとプラグインハイブリッドの組み合わせとなる。2025年夏には、6気筒直列エンジン搭載モデルも追加される予定である。

「X3 M50 xDrive」に搭載される6気筒エンジン。エントリーモデルは、48ボルトの電動システムと208馬力を備えた「X3 20 xDrive」で、その上位モデルには、システム出力398馬力の「X3 M50 xDrive」が位置づけられる。頻繁に運転するドライバーには、2リッター4気筒ディーゼルエンジン(197馬力)を搭載したモデルがより魅力的に映るだろう。

エンジンは、システム出力299馬力、最大トルク450Nmのプラグインハイブリッドで完結する。純粋な電動航続距離は最大90kmと、十分な値だ。

インテリア:新型X3の広々とした空間新型「X3」に座ると、すぐに落ち着くことができる。それは、既存のBMWモデルの多くの要素がここに取り入れられているからだ。例えば、12.3インチの運転席用ディスプレイと14.9インチのインフォテインメント用ディスプレイを備えた巨大なカーブドディスプレイだ。最新の「OS 9オペレーティングシステム」も利用できる。シートにはリサイクル素材またはオプションでメリノレザーが使用されている。

さらに明るさを求める人には、クロスバーのない巨大なパノラマルーフがオプションで用意されている。ただし、これは開閉できない。新型「X3」のトランクは、さらに20リットル多く積めるようになり、リヤシートを倒せば100リットルにもなる。それでもまだ十分でないという人には、最大2.5トンの牽引能力も備えている。

特徴的なルーフスポイラーとその他のMパフォーマンスパーツMパフォーマンスパーツは、X3をよりスポーティに仕上げる。フロントに装着された新しいブラックパーツが、エプロンを視覚的に引き立てる。しかし、より印象的なのは、リヤに装着されたチューニングパーツだ。エプロンと組み合わせたディフューザーや、スポーティなトリムが目を引く。BMWは、テールパイプ用のカーボンファイバートリムも提供している。目を引くルーフスポイラーが、その外観を完成させる。

Mパフォーマンスパーツでは、プロファイルをスタイリッシュに仕上げるために、フローズンブラックのウィンドウフィルムとカーボンミラーキャップを用意している。もちろん、特別なホイールもある。BMWは、Yスポークデザインの2種類を用意している。軽量化された22インチまたは20インチの軽合金ホイールだ。

インテリアアクセサリーは比較的控えめだ。BMWは、カーボンまたはアルミニウム製のドアシルフィニッシャー、ステンレス製ペダル、Mパフォーマンスのロゴ入りフロアマットを提供している。

テストドライブ: これまでで最も快適なX3我々は「X3 20 d 208 PS xDrive」をテストした。2リッターターボは、ZF製のスムーズな変速が定評の8速オートマチックと組み合わされ、統合された48ボルトのスタータージェネレーターが総出力に18馬力と200Nmを追加する。これらすべてが相まって、リニアに加速するドライブを実現している。ゆったりとしていながら、あらゆる状況に対応できるのだ。

新しいシャーシにより、センターポジション付近での慌ただしいステアリング操作は過去のものとなった。安定した直進性と、より強力なステアリングリセット力を生み出している。今までの「3シリーズ」のハンドリングは、意図的に調整されてきたが、車体のサイズにより適した、より自然で有機的なステアリングフィールへと変化した。

これほど路面の凹凸に敏感に反応する「X3」のサスペンションはかつてなかった。これまで以上に快適だ。しかし、全幅1.92mというサイズはかさばり、魅力的なオプションを追加すると価格も高くなる。

結論:新世代の「X3」で、BMWはまた新たな境地を開拓し、スポーツよりもエレガンスに重点を置いている。また、広々とした空間、最新のインフォテイメント、そして大きな牽引能力も備えている。これにより、BMWは今後も素晴らしい成功を収め続けることができるだろう。

フォトギャラリー:BMW X3 G45Text: Rolf Klein, Katharina Berndt and Sebastian FriemelPhoto: BMW Group

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【果たして勝者は?】ディーゼルを搭載した「BMW X2」vs「メルセデスGLA」ドイツ製コンパクトSUVの一騎打ち!
【果たして勝者は?】ディーゼルを搭載した「BMW X2」vs「メルセデスGLA」ドイツ製コンパクトSUVの一騎打ち!
AutoBild Japan
全長3.4m! レクサス「軽自動車並み」モデルが凄かった! 5ナンバーサイズで4人乗れる「小さな高級車」! ウルトラコンパクトな「LF-SA」は今欲しい1台だ
全長3.4m! レクサス「軽自動車並み」モデルが凄かった! 5ナンバーサイズで4人乗れる「小さな高級車」! ウルトラコンパクトな「LF-SA」は今欲しい1台だ
くるまのニュース
ロールス・ロイス・ゴーストの新型「シリーズ II」発表! 170mmボディを延長した「エクステンデッド」とブラッククロームでスポーティさを増した「ブラックバッジ」も同時設定
ロールス・ロイス・ゴーストの新型「シリーズ II」発表! 170mmボディを延長した「エクステンデッド」とブラッククロームでスポーティさを増した「ブラックバッジ」も同時設定
WEB CARTOP
コンパクトな新型「高級“3列”SUV」発表! カクカクボディ×黒感仕様の「ブラックスターズ」! 豪華なベージュ内装もカッコイイ「GLB」登場
コンパクトな新型「高級“3列”SUV」発表! カクカクボディ×黒感仕様の「ブラックスターズ」! 豪華なベージュ内装もカッコイイ「GLB」登場
くるまのニュース
ベントレーから贅の極みを尽くした「マリナー」3車種が登場! PHEVシステム新採用で走りもさらなる高みへ
ベントレーから贅の極みを尽くした「マリナー」3車種が登場! PHEVシステム新採用で走りもさらなる高みへ
WEB CARTOP
トヨタ カローラ・レビン(昭和54/1979年3月発売・TE71型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト103】
トヨタ カローラ・レビン(昭和54/1979年3月発売・TE71型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト103】
Webモーターマガジン
新型ミニ・クーパー・コンバーチブルが日本上陸。パワートレインには2種類のガソリンターボエンジンを設定
新型ミニ・クーパー・コンバーチブルが日本上陸。パワートレインには2種類のガソリンターボエンジンを設定
カー・アンド・ドライバー
【比較試乗】ちょっと大人に愉しみたいアナタに、エレガントなオープンスポーツを選ぶなら?「BMW・4シリーズ カブリオレ vs ポルシェ・911 カブリオレ」
【比較試乗】ちょっと大人に愉しみたいアナタに、エレガントなオープンスポーツを選ぶなら?「BMW・4シリーズ カブリオレ vs ポルシェ・911 カブリオレ」
LE VOLANT CARSMEET WEB
「6気筒」へ一新の2代目 BMW M3(E36) UK版中古車ガイド(1) 胸が高鳴るドライバーズカー
「6気筒」へ一新の2代目 BMW M3(E36) UK版中古車ガイド(1) 胸が高鳴るドライバーズカー
AUTOCAR JAPAN
えええ、レクサス版ランドクルーザーがハイブリッドに!? [LX700h]が2024年末に発売! 3.5L V6ツインターボ+HVのどれだけ凄いのか?
えええ、レクサス版ランドクルーザーがハイブリッドに!? [LX700h]が2024年末に発売! 3.5L V6ツインターボ+HVのどれだけ凄いのか?
ベストカーWeb
アウディQ6 E-トロン 詳細データテスト 新プラットフォームの高い実力 質感と操作性は1歩後退
アウディQ6 E-トロン 詳細データテスト 新プラットフォームの高い実力 質感と操作性は1歩後退
AUTOCAR JAPAN
アルピーヌが新型「A390_β」発表 初の高級ファストバックEV、スポーティな "5人乗り版A110" 2025年導入へ
アルピーヌが新型「A390_β」発表 初の高級ファストバックEV、スポーティな "5人乗り版A110" 2025年導入へ
AUTOCAR JAPAN
レクサスの末っ子!? 新型「LBXのすごいヤツ」最強のロードカー「MORIZO RR」を公道で試乗!
レクサスの末っ子!? 新型「LBXのすごいヤツ」最強のロードカー「MORIZO RR」を公道で試乗!
くるまのニュース
【EV航続距離は100km超】三菱アウトランダーPHEVを大幅改良 最上級の新グレードも登場
【EV航続距離は100km超】三菱アウトランダーPHEVを大幅改良 最上級の新グレードも登場
AUTOCAR JAPAN
マクラーレン「W1」は399台限定で3億9000万円から! すでに完売済みのハイパーカーはV8搭載で1275馬力…最高速度は350キロとパフォーマンスも十分です
マクラーレン「W1」は399台限定で3億9000万円から! すでに完売済みのハイパーカーはV8搭載で1275馬力…最高速度は350キロとパフォーマンスも十分です
Auto Messe Web
レクサスの最上級SUV「LX」に初の“電動化モデル”登場! 新開発ハイブリッドシステムを搭載した「LX700h」を世界初公開
レクサスの最上級SUV「LX」に初の“電動化モデル”登場! 新開発ハイブリッドシステムを搭載した「LX700h」を世界初公開
VAGUE
1000馬力オーバー! 米国史上最強エンジン搭載のシボレー新型「コルベットZR1」は2025年に登場…クーペとコンバーチブルが同時に
1000馬力オーバー! 米国史上最強エンジン搭載のシボレー新型「コルベットZR1」は2025年に登場…クーペとコンバーチブルが同時に
Auto Messe Web
【アンチSUV】スタイリッシュなドライビングプレジャーとラグジュアリーを備えたグランツーリスモ 新型「メルセデスAMG CLE 53」集中テスト
【アンチSUV】スタイリッシュなドライビングプレジャーとラグジュアリーを備えたグランツーリスモ 新型「メルセデスAMG CLE 53」集中テスト
AutoBild Japan

みんなのコメント

5件
  • toorisugari
    X3がほぼ1000万円。
    外観良くなったと思ったけど、いくらなんでもちょっと高過ぎかな。
  • kvg********
    キドニーグリルの内側を意匠し過ぎると、なんか、鼻毛まみれの鼻の穴に見えてしまうのだが。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

958.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.9850.0万円

中古車を検索
X3の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

958.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.9850.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村