■「ハリアー」ってどんなクルマ?
高級SUV「ハリアー」は、初代モデルが1997年にデビューして以来、トヨタの人気車種のひとつとして支持されています。
現行モデルは2020年にフルモデルチェンジした4代目。歴代モデルがこれまでに培ってきた都会的なスタイルをブラッシュアップし、シンプルかつエレガントなクーペスタイルに刷新されました。
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外観デザインは、フロントアッパーグリルからヘッドランプへと流れるようなデザインとし、精悍かつシャープな印象を際立たせたフロントマスクが特徴です。
二重のL字に光るデイタイムランニングランプは、個性と先進性を強調。横一文字に光るテールランプとストップランプが、リアビューに存在感を与えています。
室内空間は、馬の鞍をイメージし、幅広く堂々としたセンターコンソールを挟み込むインパネとの組み合わせがたくましさを演出。触り心地にもこだわったレザー調素材やウッド調加飾、パイピング加飾などを随所に配し、上質感を演出しました。
パワートレインは2リッターガソリンと2.5リッターハイブリッドに加え、2022年10月の改良時に2.5リッタープラグインハイブリッド(PHEV)を設定。駆動方式は2WDと4WD(E-Four)が用意されます。
価格(消費税込)は、ガソリン車「S(2WD)」の312万8000円から最上級の「PHEV Z」の620万円まで多岐にわたりますが、実際は400万円台のグレードが売れ筋となっています。
2020年の登場から約4年が経過した現在でもハリアーの人気は衰えず、2023年度の登録車全体の登録台数ランキングでは11位(7万554台)にランクインしているほか、SUVカテゴリーでも上位となっています。
■ハリアーオーナーに直撃! どのようなところが魅力?
実際のハリアーオーナーは、どのような理由で購入に至ったのでしょうか。
Aさん(20代・会社員)は、もともとSUV好きだったのですが、資金の関係でセダンタイプのクルマを所有していました。しかし、車検が近づき、SUVへの乗り換えを検討したそうです。
セダンを所有していたことや、アウトドアスポーツを趣味としていたことから、「高級感ある内装」と「4WD設定がある」という条件に合うSUVを探していて、同じトヨタの「RAV4」とハリアーとで迷っていたといいます。
「私が購入したハリアーは『Z レザーパッケージ』のガソリン車の4WDで、ガソリン車の最上級グレードです。
価格としては、RAV4の最上級グレードの『アドベンチャー オフロードパッケージII』の(ハイブリッド・E-Four)と大きな差はありませんでした。
素人ながら試乗してみたところ、RAV4は路面状況がハンドルやシートに伝わるような感覚があったのですが、ハリアーにはそういったゴツゴツ感がなく、リラックスして運転ができました」
内装も、RAV4は合成皮革ですが、ハリアーのZ レザーパッケージには本革が使用されています。
「自分が納得できる内装のクルマが良いと思っていたので、高級感のある本革シートが気に入ってハリアーに決めました」
Aさんは、Z レザーパッケージに備わるシートベンチレーション機能がとくに良いといい、夏場などシートが熱くなっていても、ボタンを押すとすぐに冷却され、冬はシートヒーター機能でいつでも快適に過ごせるそうです。
ほかにも、コネクティッドナビのエージェント機能が便利とのこと。
「スピーカーに向かって『ヘイ、トヨタ!』と話しかけるとナビが反応してくれるのは助かります。
ディスプレイをタッチしなくても音声だけで操作ができて、好きな音楽も聴けるのでよく使っています。
Z レザーパッケージは、12.3インチディスプレイが標準装着されていて、大きくて見やすいのも満足しています」
一方で不満点もあり、走行中の「風切り音」が気になるそうです。特に高速走行中に音が大きくなる傾向があるといい、総額500万円近く出して買うクルマなので、もう少し細部までこだわって欲しかったという話も聞かれました。
※ ※ ※
ハリアーに関してSNSなどでは、「スッキリしたデザインが好印象」「威圧感がないのが良い」といった声が見受けられ、デザインが支持されていることがわかります。
実際のオーナーからも「高級車の雰囲気を感じられる」「運転しやすくて良いクルマだと思います」「色々な意味でちょうど良く、乗りやすい」といった書き込みがあるなど、所有したときの満足度は高いといえそうです。
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みんなのコメント
そこそこの上質感がありつつ、価格も頑張れば届く範囲ってところがウケているのだと思う。
乗ってみたらハイブリッドなのにエンジン音や振動抑えられていないし、燃費以外には全くとりえのない車。