BMWジャパンは2022年10月7日、ニューヨークのデザイナーのロニー・ファイグが率いるブランド「Kith」とのコラボレーション・モデル「i4 M50 by Kith(キス)」の注文の受付を、BMWオンライン・ストア限定で10月10日午後11:59まで実施すると発表した。この特別なエディションは日本で1台限定での導入となっており、限定台数より注文数が上回った場合には、厳正な抽選により、11月上旬(予定)までに当選者を決定するとしている。
i4 M50 by Kith」と、1972年型「1602 Elektro Kith」i4 M50 by Kithは、電気自動車初のMモデルというだけでなく、ニューヨークのデザイナーであるロニー・ファイグが率いるブランド「Kith」とBMW M GmbHとのコラボレーションにより、内外装が特別にデザインされたBMW Mモデルの第2弾となる。
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ニューヨークを代表するデザイナーのロニー・ファイグ。BMWのコレクターでもあるこの限定エディションを記念して、KithはKithバイタリティ・グリーンとBMW Individualキャラメル・メリノのカラーを使ったアパレルとアクセサリーから成る52点のコレクションをローンチし、世界中の店舗とオンラインで販売する予定になっている。
コンセプトは、BMW Mの50周年記念の年に歴史的な車両が過去と電動化された現在との隔たりを橋渡しするということだ。BMWの愛好家であるロニー・ファイグは、歴史へのオマージュとして、1972年型BMW 1602を現代的な電気自動車に変身させるプロジェクトも手がけた。遡ること50年前の1972年のミュンヘン・オリンピックでは、電気自動車に改造された2台のBMW 1602が、組織委員会の伴走車やカメラ車としてさまざまな長距離競技に使用された。これが、BMWにおける電動駆動モデルの先駆的かつ先進的な進化のスタートとなっている。
1972年型BMW 1602 Elektro by Kithロニー・ファイグがデザインしたこの特別な1972年型BMW 1602 Elektro(エレクトロ)は、BMWグループから彼に引き渡される予定だ。彼はすでにBMW車のコレクションを所有しており、その中にはコラボレーションのシーズン1から生まれた伝説的なBMW E30 M3 by Kithも含まれている。
1972年型BMW 1602 Elektro by Kithのインテリア彼のBMWに対する情熱は少年時代に祖父から受け継いだものであり、BMW Mとのコラボレーションは彼にとって原点回帰を意味する。ロニー・ファイグは2011年に自身のブランドKithを設立した。BMWとKithブランドのコラボレーションは、2020年にロニー・ファイグがデザインしたBMW M4 Competitionクーペから始まった。この150台の限定モデルBMW M4 Competition X Kithは、30分足らずで完売している。
今回のKithとのブランド・コラボレーション第2弾では、電気駆動車に焦点を当てている。i4 M50は初の電気自動車のMモデルとして、「Brand Shaper」(ブランドを明確に定義づけるもの)と呼ぶにふさわしいモデルだ。定評あるMモデルのDNAを受け継ぎ、電気自動車としてBMWが進むべき方向性を示している。
1972年型BMW 1602は、50年前に市場に登場したBMW初の電動化モデルである。ライフスタイルとストリートウェアのブランドであるKithのスポーティさは、BMW Mモデルと完璧にマッチしており、そのデザインは、両モデルに新しい美学を与えている。
BMWは今回、同社の歴史上初めて、ブランド・パートナーの名前にちなんで新色を命名した。深みのあるダーク・グリーンはKithバイタリティ・グリーンで、このカラーは特別なコラボレーションの限定カラーとされ、通常の量産モデルには提供されない、
互いに融合した新しいロゴも、Kithとのパートナーシップの特徴である。BMWは2年前、初めてコラボレーション相手に合わせてブランド・エンブレムを変更した。そして今回、広く知られているBMWのエンブレムが再び変更されているのだ。
i4 M50 by Kithのボンネットを飾るブランド・ロゴの周囲に、Kithバイタリティ・グリーンのリングが追加されている。このグリーンのリングには、パートナーシップ名、モデル、年度、そして電気自動車であることが記されている。ロニー・ファイグが手がけた1972年型BMW 1602のボンネットのロゴは、BMWの文字がKithに変更され、白と黒で描かれ「Elektro-Auto」の文字が添えられており、このロゴはi4 M50 by Kithのカップホルダーのリッドにも刻印されている。
最高級のメリノ・レザーを総貼りしたインテリアインテリアはフル・メリノ・レザーの内装でキャラメル・カラーのカラーを採用。ロニー・ファイグが手がけた1972年型BMW 1602 Elektroでは、シートのレザーにKithの文字がエンボス加工され、運転席と助手席のフットウエルのレザー・インサートにもKithの文字があしらわれている。また、ホイールのセンターホールには、BMWではなくKithの文字に変更されたロゴが飾られている。
i4 M50 by Kithは、BMW M eDriveモーター2基による完全電動パワートレインを搭載し、スポーツ・ブースト・モードで400kW(544ps)を発生し、Mモデルにふさわしいダイナミズムを発揮し、0-100km/h加速3.9秒を。ゼロ・エミッションで走行し、WLTCモードでの一充電走行距離は546kmに達する。この電気自動車のグランクーペではその航続距離の長さ、贅沢な広さ、インテリジェントなネットワークを装備し、日常使用にも適している。
i4 M50 by Kithは、Kithコラボレーションのデザイン・ディテールに加え、いくつかの特別な追加装備を標準装備している。Mスポーツ・ブレーキ(レッド・ハイグロス)、Mシャドー・ライン・エクステリアエクステンドコンテンツ、電動ガラスサンルーフ、ファインオークウッド・トリム、Mライト・シャドー・ラインなど、ラグジュアリーな装備が用意されている。さらに、ハイエンドなハーマン・カルドン・サラウンド・オーディオ・システムが装備されているのだ。
BMWオンラインストア:https://online-store.bmw.co.jp/
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