■「e-POWER」や「プロパイロット」など先進機能が目白押し
日産は、新型「キックス」を2020年6月24日に発表しました。発売は同月30日となります。ホンダ「ヴェゼル」やトヨタ「C-HR」など、人気モデルがひしめくコンパクトSUV市場へ投入される新型キックスは、どのようなモデルなのでしょうか。
【画像】2020年大注目のSUV! ついに公開された新型「キックス」をささっと見る(40枚)
新型キックスは、これまで同社の「ノート」や「セレナ」で搭載された実績のある電動パワートレインの「e-POWER」を搭載しています。
これにより力強い加速や高い静粛性、そして、アクセルペダルの踏み戻しだけで加速から減速まで意のままにおこなうことができるワンペダル感覚の新しいドライビングを実現したSUVです。
外観デザインは、精悍な「ダブルVモーショングリル」や特徴的な「フローティングルーフ」で、力強さとスタイリッシュさを表現。また、躍動感のある先進的なLEDヘッドランプにすることで、存在感を演出しています。
ボディカラーは、モノトーン9色、ツートーン4色からなる全13種類の豊富なカラーバリエーションで、ユーザーの好みに合わせたカラーを選択できます。
内装を見ると、「X」グレードのシートは、クロスと合皮の組み合わせによる実用的なアクティブさを、「X ツートーンインテリアエディション」グレードのシートは、ツートーンカラーシートによるファッショナブルな仕上げとなっています。
また新型キックスは、クラストップクラスのフロントウィンドウ見開き角と低いウエストラインにより、運転席は開放感ある視界を実現。後席の膝周り空間は600mm、頭上空間は85mmを確保し、大人でもくつろげる広い室内空間となっています。
ラゲッジルームの容量は423リッターを確保し、Mサイズのスーツケースを4個積載できる広さを実現。後席シートは可倒式のレバー操作で簡単に倒し、シーンに応じて荷室を広げることができます。
シートには人間工学に基づき、快適な座り心地で疲労軽減効果のある「ゼログラビティシート」を採用しました。
搭載されるパワートレインは、シリーズ式ハイブリッドシステム「e-POWER」で、発電用エンジンに1.2リッターを搭載し、モーターで駆動します。駆動方式は2WD(FF)です。
新型キックスでは、e-POWERの最大出力を約20%向上させ、中高速域の力強さを高めたことで、高速での追い越しや合流、ワインディング走行など、幅広いシーンにおいてパワフルでキビキビした走りを実現しました。
また、アクセルペダルの踏み戻しで車速を調整できる「e-POWERドライブ」では、ワンペダル感覚での運転が可能となるため、ブレーキペダルを踏む回数が減少し、楽に運転することができます。
さらに、発電用エンジンの作動タイミングの制御を最適化することで、エンジンの作動頻度を減らし、高い静粛性を実現しました。
車体剛性を高めたプラットフォームを採用したことにより、優れた安定性と操縦性を実現。また、同クラスでトップクラスの最小回転半径を実現し、入り組んだ路地や狭い駐車場においても、運転しやすいつくりとなっています。
運転支援システムとして、これまで同社の「セレナ」や「エクストレイル」などに搭載された実績のある「プロパイロット」を全車に標準装備。高速道路での「長距離運転」と「渋滞」という2大ストレスを軽減します。
ミリ波レーダーの採用によって、より遠くの先行車の状況を検知し、スムースな制御を行うことで、ドライバーをアシストします。
もしもの事故の際の自動通報はもちろん、あおり運転や急病などの緊急事態にも手動で通報できる「SOSコール」も全車標準装備しました。
また、前方の状況を監視し、車両や歩行者との衝突回避・衝突による被害軽減を支援する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や「踏み間違い衝突防止アシスト」などを標準装備し、全車が「セーフティ・サポートカーS<ワイド>(サポカーS<ワイド>)」に該当します。
※ ※ ※
日産の星野朝子副社長は、新型キックスについて次のようにコメントします。
「日産独自の電動パワートレインである『e-POWER』と、運転支援技術『プロパイロット』を搭載した、『ニッサン インテリジェント モビリティ』を、余すことなく体現する新型SUV『キックス』を発表します。
日本市場において、10年ぶりのブランニューモデルとなる新型車『キックス』の爽快な電気の走りを、多くのお客さまにご体感いただきたいと思います。日産は、これからも日産独自の先進的な技術で、皆さまの生活にワクワクをご提供していきます」
新型キックスの車両価格(消費税込)は、「X」グレードが275万9900円、「X ツートーンインテリアエディション」グレードが286万9900円です。
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みんなのコメント
4年も経過したモデルの焼き直し
日本ユーザー不在に変わり無し
かつてはトヨタに続くナンバー2だったのに今では見るも無残。
日本の消費者からそっぽ向かれている。