ひときわ目立っていたグリーンボディのW124
2023年11月5日にアイメッセ山梨で足まわりに特化したイベント「FIXWELL」が開催され、日本全国からスタンス自慢の車両が集まった。今回は会場でひときわ目立っていた、ちょっと古いメルセデス・ベンツのワゴンを紹介しよう。
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ストック外装のままベッタリ着地のギャップが魅力
めいっぱい車高を下げたちょっと古いメルセデス・ベンツのワゴンを発見。以前は日産S13系「シルビア 」に乗っていたというオーナーのミツミヤさんが、2022年に入手した車両だ。前オーナーが外装のオールペイントや内装の張替えなどのレストア作業を行っていたようで、非常に状態の良い個体だ。そこでこのボディは極力ストックのままとし、車高のみをめいっぱい下げる通称「純ベタ」と呼ばれるスタイルを目指して製作された1台だ。
ベースとなったのは1991年式の「320TE」で、すでに30年が経過しているだけでなく、購入時の走行距離も28万kmという本格的なクラシックカーだ。通常こういったイベントは比較的新しい車種をベースとすることが多く、30年前のメルセデス・ベンツは会場でもひときわ目立っていた。
リアゲートのエンブレムなどは外しているものの、基本的には純正のスタイルそのままをキープ。純正グリーンツートーンのボディも一度リペイントされているそうで、驚くほどキレイな状態だ。そんなボディはそのままにエアサスを装着してマフラー着地を実現しているのだ。そして見たこともないホイールも多くの人が気になっていたようだ。
クラシックカーとスラムドカスタム、そしてファミリーカーの1台3役を楽しむことができる1台となっていた。
純正ホイールキャップを加工して17インチアルミに合体
足まわりはROAMAIR社製のエアサスをベースにストロークなどを加工をしたものを装着している。これによってストック車高から車体が地面に着地するほどの車高をスイッチ操作ひとつで調整できる仕組みだ。
さて気になるホイールだが、WORKの17インチ段付きリムのアルミホールに、純正15インチホイール用のホイールキャップを加工して装着している。ちょうど段付きリムの内側にホイールキャップがフィットしている状態だ。これによって純正のスタイルをオマージュしつつ、17インチ化しているのだ。ホイールは前後ともに17×9.5Jで、オフセットはフロント+2、リア+15をチョイスし、いずれもフェンダー内にホイールが収まるインリップスタンスとなっている。
インテリアは、純正のグリーンファブリックで張り替えられ、驚くほど状態が良い。またチャイルドシートもシート生地に似たグリーンをチョイスすることで、コーディネートしている。これほどのカスタムながら、基本的にはストックをキープした上品なインテリアが大人のカスタムを感じさせる。
ちなみに車高を上げてしまえば、ホイールと車内のエアサスコントローラー以外にカスタムを感じさせる部分はなく、普通に快適なファミリーカーである点も好感度の高いポイントだ。
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消そうとしてもページにある飛ばされるって腹が立つ。