■数少ない「フェアレディZ」のハイパフォーマンスモデルが海外オークションに!
2024年1月17日、アメリカのオークションサイト「Bring a Trailer」にて、日産の初代「フェアレディZ」(S30型)が25万ドル(約3700万円)という高額で落札されました。
国産車としてはかなりの金額となったこのフェアレディZは、どのようなクルマなのでしょうか。
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日産の代表的なスポーツカーとして知られるフェアレディZは、1969年に初代モデルが登場して以来、世代を重ねながら現在も生産を続ける長い歴史を持ったブランドです。
その初代(S30型)のパフォーマンスを引き上げたスペシャルモデルが、今回落札された「Z432」です。
フェアレディZ 432(以下Z432)は、1969年から1973年の間に国内のみで販売され、生産台数はわずか約420台だといいます。
パワーユニットには、当時レースで大活躍していた初代「スカイライン GT-R」(PCGC10型)用の高性能な2リッター直列6気筒 4バルブDOHC「S20型」エンジンと、5速マニュアルトランスミッションを組み合わせています。
最高出力は160馬力。さらにリミテッド・スリップ・デフやマグネシウム製ホイールなども標準装備し、販売価格も通常のフェアレディZ(標準グレード)に対し約2倍となる185万円となっていました。
オークションに出品された1971年式Z432でも、14インチのマグネシウムホイールとリミテッド・スリップ・デフをしっかりと搭載。
さらにリアスポイラー、ロールバーなども追加で装備しています。
現在のカラーリングは明るいオレンジ色。これは以前日本でレストアを受けた際、再塗装されたものだといいます。
リアスポイラーやテールパネル、フェンダーに取り付けられたサイドミラーはブラックで仕上げられているほか、外装のディテールとしてフェアレディZと432のバッジを配置しています。
ハンドル位置は日本から輸入した時と同じく右側のまま。車内には上質なバケットシートやドアパネル、レトロな3本スポークのステアリングホイールなどを備えています。
オドメーターによると走行距離はわずか3万3000キロメートルで、前述したようにレストアを受けているため、状態はかなり良さそうです。
その点もあってか、オークションでは複数の入札があり、最終的には25万ドル(約3700万円)で落札されています。
※ ※ ※
スカイラインシリーズと並び、日産の中でも人気の高いクーペといえるフェアレディZ。
現行モデルは2022年6月に発売した6世代目となります。
クーペモデルは、近年ではやや存在感の薄れてきたカテゴリーですが、日産の“顔”ともいえる本ブランドはまだまだ根強い人気があります。
事実、2024年1月に行われた「東京オートサロン2024」では、2年ぶりの登場となる「フェアレディZ NISMO」の実車が発表され、ファンを沸かせていました。
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