交通事故死者数“40%減”の裏側に潜む「重度後遺障害者」の孤独 介護者不在の未来が意味するものとは？

医療的ケアと人手不足

　国土交通省は2024年5月31日、自動車事故の被害者が介護者がいなくなった後も安心して生活できる環境を整えるため、補助事業の公募を開始した。この事業は、障害福祉系の訪問介護サービスの人材確保を支援する内容になっている。

　今回、筆者（伊波幸人、乗り物ライター）が調べてみると、医療的ケアが必要な自動車事故の被害者が、人手不足でサービスを受けられないという問題が浮かび上がってきた。

　なぜこの補助事業が障害福祉系の訪問介護サービスに限定されているのか。また、なぜ自動車事故の被害者支援が拡充されたのか。

Comments

[kurosuke]

読みやすく、問題の深さを改めて認識できる記事でした。

率先して施設に入居できればいいけども、
そも、その施設自体、制限がいろいろあり・・
行きたいとは思えないって話もあったりする日本。
数をこなさなくてはならない状況だから、個が制限される。
少しぐらいの我慢はって思うけど、そうじゃない場合も多い。

ケアがすぐに受けられるような環境が普通に・・あればいいんでしょうけどね。
医療行為な話にでもなれば、医療従事者の方がいれば安心ではある。

人がいない

ってなると、、困ってしまいますね。

免許返納、バスもタクシーも不便、、、

自動運転の街でもつくってもらえれば、
ある程度？自力で頑張れるって人もいるかもしれないけど。。ね。

[tak********]

記事の交通事故被害者の意味が気になります。事故を起こし怪我を負わせた加害者自身でも重度後遺障害者になった人は多いと思いますが、ここでは交通事故という事象で後遺障害を負った人全てが被害者なのですね。
責任を負うべき加害者側の人と、何の落ち度もない被害者では対応が違って当然と思います。