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ガソリン、ディーゼル、PHEV、買うならどれ?9年ぶりのフルモデルチェンジをはたしたプジョー「308」「308 SW」の進化

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ガソリン、ディーゼル、PHEV、買うならどれ?9年ぶりのフルモデルチェンジをはたしたプジョー「308」「308 SW」の進化

プジョーは、Cセグメントコンパクトカーである新型「308」および「308 SW」を発売した。なお、全国統一でのデビューフェアは、9月25日まで開催される。

プジョーの最新世代モデルとしてガソリン/ディーゼル/PHEVをラインアップ

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2013年にワールドプレミアされた先代プジョー308は、2014年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、コンパクトサルーンセグメントで大きな成功を収めている。308は世代を超えてグローバル市場で高評価を受ける、プジョーの中核を担うモデルであり、累計700万台以上を販売してきた。

日本でも進化を遂げながら魅力的なバリエーションを拡充し、プジョーのブランドと販売を支える存在となっている。そして今回、9年ぶりにフルモデルチェンジを行ない、ブランドの新しい紋章を冠した、新型「308」を国内導入した。

新型「308」は、プジョーの最新世代モデルとして、多くの革新的な機能が組み込まれている。新エンブレムを含むエクステリアデザイン、ハイクオリティかつ大幅に進化したPeugeot i-Cockpit、ADAS(先進運転支援システム)のアップデート、電動化を含め、ユーザーがライフスタイルや利用状況、環境意識など多様な価値観に合わせてパワートレインを選択できる“パワー・オブ・チョイス”コンセプトに基づき、ガソリン/ディーゼル/PHEVのラインアップを用意。

中でもプジョーの新しいインフォテイメントシステムPeugeot i-Connectは、ナビゲーション、ボイスコントロール、コネクティビティの包括的なパッケージにより、全く新たなユーザーエクスペリエンスを提供する。

新しいラインナップは、ボディタイプは従来通りハッチバック(HB)、ステーションワゴン(SW)の2バリエーション、パワートレインは1.2ℓガソリン、1.5ℓクリーンディーゼル、そして1.6ℓガソリンをベースとし、64km(WLTC、HB)のEV走行レンジを誇るPHEV(2WD)の3種類を設定。

組み合わされるギアボックスはすべて8速ATです。グレード構成はエントリーながらバランスの良い装備のAllure、新型「308」の新技術をすべて注ぎ込んだ上級モデルのGTの2種類があり、さまざまな選択肢を用意することで多様化する顧客のニーズに幅広く対応していく。

プラットフォームにマルチエナジー対応のEMP2(Efficient Modular Platform 2)を使用する新型308のボディサイズは、以下のとおり。

HB:全長4420mm×全幅1850mm×全高1475mm、ホイールベース2680mm
SW:全長4655mm×全幅1850mm×全高1485mm、ホイールベース2730mm

ボディサイズは、先代からひと回り大きくなっており、ゆとりあるキャビンスペースと積載能力を提供。なお、旧型との差異は下記のとおりで、室内空間の向上が図られている。

HB:全長+145mm、全幅+45mm、全高+5mm、ホイールベース+60mm
SW:全長+55mm、全幅+45mm、全高+10mm、ホイールベース±0mm

そして、最新技術が注ぎ込まれたパワートレインと軽量なボディにより、WLTCモード燃費は308 Allureが17.9km/ℓ、308 Allure BlueHDiが21.6km/ℓを達成するなど、優秀な数値となっている。

サスペンション形式は前:マクファーソンストラット式、後:トーションビーム式で、ブレーキは全グレードで前:ベンチレーテッドディスク、後:ソリッドディスク。タイヤサイズは、Allureでは前後225/45R17、GTは前後225/40R18となる。

新エンブレムを冠した大胆でモダンなニューフェイス

新型「308」のデザインは、面とラインの高次元の表現により、セグメントを見渡してもひと際ダイナミックなものとなっている。その大胆なグリルには、プジョーブランドの新しい紋章を配した最初の記念すべきモデルとなる。そして、典型的なハッチバックスタイルを自ら変えることで、セグメントの常識を超えるデザインにチャレンジしている。

フロントは、大型のグリルが、奥行きのある空間を感じさせるような独創的なデザインとなっており、その中心に新しいプジョーエンブレムを配置。ADAS用のレーダーをエンブレムの背後に設置することで、エンブレムはグリルデザインのセンターピースとなっている(レーダー波を阻害しないインジウムを使用)。

ナンバープレートはフロントエンドの下部に配置し、フロントデザインを美しくアレンジした。ヘッドランプには、プジョー初の超薄型マトリックスLEDテクノロジーが採用され、その彫りの深いスリムなデザインは、新型「308」のダイナミクスとアイデンティティを創造している。

サイドデザインは、60mm延長されたホイールベース(HB)によって、伸びやかなシルエットを生み出し、かつ広い後席スペースを確保(先代比でニースペース+30mm、ヘッドクリアランス向上のためリアシート着座位置は-20mm)。低く滑らかなラインを描くノーズは、ボンネットを視覚的に長く見せている。さらに、シンプルで滑らかな側面に、大きく張り出したフロント&リアフェンダーが、躍動的で力強いキャラクターを表現しています。

リアデザインについては、空力性能とパッケージングを両立するために、風洞実験を繰り返し、最適化を図った。リアを横切る特徴的なライン、ルーフ上部のロングスポイラーは新型「308」のスタイルと空力性能を特徴づけている。またリアライトにも3DフルLEDテクノロジーを採用し(GT)、3本のライオンのかぎ爪をイメージした、モダンなプジョーブランドならではのライトシグネチャーを表現している。

一方「308 SW」は、アクティブで洗練されたプロポーションを持つ、スポーツワゴンとなる。一般的なSUVを上回るドライビングプレジャーと積載性を備えており、現行308でも安定的に40%前後の販売比率を占めてきた人気のモデル。新型では、ゆったりと傾斜する独特なルーフラインに対して、サイドのウインドーラインを早く傾斜させることにより、高い積載力は維持しながら、SWによりダイナミックな印象を与えている。また空力性能でもHBを上回っている。

リアエンドのデザインはとりわけ個性的で、彫刻の様に立体的なラインや、クロームのリアデコレーションがスタイルに安定感と高級感を添えている。ボディサイズはHB比で全長+235mm、ホイールベース+50mm延長されており、伸びやかなフォルムと、後席および積載スペースの拡大に貢献している。

2列目シートバックは、4:2:4の3分割可倒式となっており、2ポジションラゲッジフロアなど、ラゲッジルームの使い勝手が大幅に向上している。またGTグレードではパノラミックサンルーフと電動テールゲートを標準装備。最大積載量は 608ℓ(5人乗車時)/(1634ℓ:2人乗車フルフラット時)で、3008(520ℓ)や、508SW(530ℓ)をも上回るものとなっている。

そして、新型「308」には、プジョー初の「PeugeotマトリックスLEDテクノロジー」と呼ぶフルLEDアダプティブヘッドライトが搭載される。このマトリックスLEDヘッドライトは、超薄型(約7cm)で、複数の機能を持っている。ロービームは、充分な光量を得るために4つのLEDで、ハイビーム機能は20個のマトリックスモジュールによって構成されている。フロントガラス上部のカメラが検出した周囲のデータから、マトリックスLEDを自動的に最適な明るさに調整し、他のドライバーを幻惑させることなく、ハイビームをオンの状態に保つ。夜間の追い越し、対向車などが車両に接近した場合、ハイビームの一部がオフになり、「シャドウトンネル」を形成する。

3つのパワートレインから選択できる

新型「308」は、EMP2(Efficient Modular Platform)マルチエナジープラットフォームの進化版(V3)をベースにしており、電動化モデルを展開することが可能になり、1.2ℓガソリン、1.5ℓクリーンディーゼル、そして1.6ℓ PHEVの3つのパワートレインを用意。トランスミッションは全モデル8速オートマチックで、全モデルがエコカー減税対象となる。PHEVはクリーンエネルギー自動車補助金が交付される見込み。

■1.2ℓ 3気筒DOHCガソリンエンジン(EB2)
最高出力130ps/最大トルク250Nm/燃費17.9km/l(WLTCモード)
13%燃費改善。環境性能割2%、重量税25%減税。

■1.5ℓ 4気筒DOHCディーゼルエンジン(DV5)
最高出力130ps/最大トルク300Nm/燃費21.6km/l(WLTCモード)
現行308で最も高い販売比率を誇るクリーンディーゼル。最新プラットフォーム(EMP2 V3)とギア比の変更などにより燃費を5%向上。

■HYBRID(PHEV 2WD)
1.6ℓ 4気筒DOHCエンジン(180ps)+フロント電動モーター(110ps)により、システムトータル225ps(フランス本社公表値)を発揮。3つのドライブモードを用意。
容量12.4kWhのリチウムイオンバッテリーをリアアクスル下に搭載。EV走行可能距離はトップクラスの64km(WLTC、HB)。EV走行(ELECTRICモード)時の最高速度は135km/h。充電時間の目安は200V 3kWチャージャーで約5時間、6kWで約2時間半。

【メーカー希望小売価格(税込)】

※8月1日に価格改定

308 Allure 3,206,000円
308 Allure BlueHDi 3,441,000円
308 GT BlueHDi 4,167,000円
308 GT HYBRID 5,151,000円

308 SW Allure 3,416,000円
308 SW Allure BlueHDi 3,651,000円
308 SW GT BlueHDi 4,587,000円
308 SW GT HYBRID 5,571,000円

関連情報:https://www.peugeot.co.jp/range/new-peugeot-308.html

構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)

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みんなのコメント

2件
  • PHEVは仕組みや信頼性を考えると日本製が良い
    欧州製の電装系とか信頼性に乏しいし
  • 輸入車のPHVは、家庭用コンセントがオプションにもありません。

    家庭用コンセントがないだけで、購入を春秋する日本人はかなり多いと思います。
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