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【新世代スポーツ研究】スイフトスポーツは愉快、痛快、リーズナブル! FFホットハッチの代表である!

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【新世代スポーツ研究】スイフトスポーツは愉快、痛快、リーズナブル! FFホットハッチの代表である!

1.4リッター・ターボは純スポーツチューン。まさに気持ち昂る!

 Kカーであっても200万円超えが珍しくないなど、価格上昇に歯止めが掛からない昨今のニューモデル。そんな状況から、「もはや本格スポーツモデルを新車で手に入れるのは「夢物語」になってしまった」と思いきや、いい意味でそうした考えを裏切ってくれるのがスイフトスポーツだ。

【こだわりのエンジン車】速い、楽しい、リーズナブル! スズキ・スイフトスポーツは知れば知るほど魅力的

 価格は6速MTで202万8400円、6速ATでも209万9900円とリーズナブル。まずはこの価格設定に、気持ちが昂る。
 何しろ、現代のモデルに必須ともいえるADASや快適装備を備えながら、200万円台の前半で十分手に入れられるのである。これは大きな魅力だ。価格表をしげしげと見返してしまった、という人はひとりやふたりではないだろう。

 しかもスイフトスポーツは、ハイパフォーマンスモデルとしてのこだわりも深い。エンジンは歴代初のターボ。1.4リッターDOHC16Vターボは140ps/5500rpm、230Nm/2500~3500rpmを発揮する。
 このエンジンは、ターボの制御にひと工夫がある。ウェイストゲート・バルブが「ノーマルクローズ方式」なのだ。通常はウェイストゲート・バルブを閉じておくことでターボの回転数を高めに保ち、応答遅れの減少を優先させている。燃費重視ターボでは一般的な開吸排気損失を減らす「ノーマルオープン制御」は採用していない。また、希少な6速MTを設定しているだけでなく、2ペダルトランスミッションは以前のCVTを6速ステップATに改めたうえで低めのギアレシオを選択した点もポイントだ。エンジンもトランスミッションも、徹底的に動力性能を優先させた設計思想が興味深い。

 そして、そうしたパワーパックからの出力を受け止めるシャシーも本格派である。サスペンションメンバーの締結点を増やしてストラットの外径をアップ、リアはトレーリングアームの板厚を増すなど大幅に強化した。スイフト・シリーズの一員ながら、実にきめ細かい専用チューニングが施されているのである。

 スイフトスポーツの走りはなかなか骨太で感動モノだ。前述のこだわり効果で、アクセルの踏み込みに対する加速力の発生は、うっかりするとターボであることを忘れるほどリニア。回転の高まりに連れての頭打ち感などは皆無だ。
 その一方で1000rpm以下にまで回転が落ち込んでも、そこからジワジワとリカバリーが可能な柔軟性もしっかり備えている。

 魅力的なエンジンに負けない剛性感に富んだフットワークのテイストも、スイフトスポーツならではと紹介することができる。軽やかで自在なハンドリング感覚は、走りの大きな見どころだ。

 価格を含めた「身の丈感」の高さと、まさに「日本にピッタリ」といいたくなるコンパクトなサイズも魅力である。
 雰囲気がスポーティなだけでなく、その中身もしっかりと仕上げられているスイフトスポーツは、世界が忘れつつあるコンパクトでカジュアルな本格スポーツの代表といっていい。
 走りが存分に楽しめる、昂る1台である。

スズキ・スイフトスポーツ主要諸元

グレード=スポーツ
価格=6MT  202万8400円/6SAT 209万9900円
全長×全幅×全高=3890×1735×1500mm
ホイールベース=2450mm
トレッド=フロント:1510/リア:1515mm
車重=970(AT990)kg
エンジン=1371cc直4DOHC16Vターボ(プレミアム仕様)
最高出力=103kW(140ps)/5500rpm
最大トルク=230Nm(23.4kgm)/2500~3500rpm
WLTCモード燃費=17.6(AT16.6)km/リッター(燃料タンク容量37リッター)
(市街地/郊外/高速道路):13.8/18.8/19.2[AT11.9/17.6/19.1]km/リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ディスク
タイヤ&ホイール=195/45R17+アルミ
駆動方式=FF
乗車定員=5名
最小回転半径=5.1m

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みんなのコメント

44件
  • carview!もコテハンかID制にして1度しか書き込めないようにしてほしい。
  • いい車はオーラがある。スズキにはそれがある。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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