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ジープの歴史的SUV「グランドワゴニア」が9月に復活。ハイテクと伝統の融合に期待

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ジープの歴史的SUV「グランドワゴニア」が9月に復活。ハイテクと伝統の融合に期待

FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)グループのジープは8月21日、新型SUV「グランドワゴニア」を予告する画像をFacebookに公開するとともに、同車を9月3日にワールドプレミアすると明らかにした。

1962年に初代が誕生し、90年代にモデルライフを終えた初代グランドワゴニア(写真3)は、長期間に渡ってオリジナルのフォルムを保ち続け、終売から30年近く経った現在でも程度の良い中古車はかなりの価格で取引きされるなど、日本でも根強い人気を保っている。スクエアなフォルムとおおらかな大排気量V8エンジン、そしてボディサイドに貼られたウッドパネル。そんなアイコンで語られるアメリカ車ファンお馴染みのビッグネームが今秋、久方ぶりの復活を遂げることとなった。

ジープからリリースされている一連の予告からうかがえるのは、まもなく登場する2代目グランドワゴニアが、初代のレガシーをふんだんに受け継いだうえで、プレミアムなSUVとして復活すること。星条旗と並んだモデルロゴやレザーでトリミングされたエンジンスタートボタンなど、これまで明らかにされてきたディテールに加え、今回のイメージに写るインパネのロータリースイッチやフロントグリルは、いずれも上質感溢れるフィニッシュ。

さらに、画像の背景からは、大型の液晶パネルを装備していることも見てとれ、コネクティビティや運転支援装置など最新のテクノロジーも搭載する見通しだ。それでいて、縦方向のルーバーを備えたグリルデザインからはジープの伝統が感じられ、ボンネット前端部には誇らしげにモデルロゴが飾られるなど、初代へのオマージュがそこかしこに感じられる。

実車の公開は時勢に鑑みオンライン上で行われるだろう。名車の血統復活はジープファンならずとも注目必須。スパルタンなラングラー人気が高い日本市場でも、ジープの違った魅力をアピールするべく是非導入してほしい1台だ。

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