■走りの「セレナ 車中泊仕様」に熱視線! 市販化に期待高まる
日産は2024年1月12日から3日間開催されたカスタムカーショー「東京オートサロン2024」でコンセプトカー「セレナ オーテック スポーツスペック コンセプト」を初公開しました。
ミディアムミニバン「セレナ」のカスタマイズモデル「AUTECH(オーテック)」をベースにカスタムされたモデルですが、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。
【画像】超カッコイイ! 日産新型「スポーツ車中泊ミニバン」を画像で見る(51枚)
セレナの現行モデルは6代目で、2022年11月に発売しました。
内外装の一新に加えて、日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」の刷新によって燃費と走行性能を高め、最新の先進運転支援「プロパイロット」も機能向上を図ったほか、高速道路同一車線走行時にハンズオフが可能な「プロパイロット2.0」を設定しました。
ラインナップのなかで用意されるオーテックは、日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)が手掛けたカスタマイズモデルで、スポーティさと高級感を両立したことが特徴です。
エクステリアはメタル調加飾をあしらったバンパーやサイドプロテクター、専用フロントグリル、専用ホイールなどを装備しました。
インテリアはブルーステッチと本革のような手触りの上質な素材「レザレット」などを用いたシートや、ブルーステッチをあしらったドアトリム、ダークウッド調の加飾などを装着し、高級感を高めています。
価格(消費税込)は373万3400円からとなっています。
今回日産ブースで展示されたセレナ オーテック スポーツスペック コンセプトは、このセレナ オーテックをベースとし、走りの味も追求したモデルだといいます。
エクステリアは基本的にはオーテックから変更はありませんが、スポーツスペック専用のエンブレムを装着。
また、通常の16インチからサイズアップされた18インチアルミホイール+ミシュラン製「パイロットスポーツ4S」を組み合わせ、タイヤサイズも変更。
ボディにもチューニングが施されたほか、専用エンジンコンピュータ、専用チューニングサスペンションを装着するなど、動力性能を高めました。
インテリアは通常のオーテックから変更はありませんが、「マルチベッドシステム」を装備している点が特徴です。
3列目シートを撤去し、専用ベッドフレームとベッドマットを取り付け、2列目シートを倒すことで、長さ2120mm×幅1320mmと大人2名が就寝できる寝床を展開できるようになっています。
このマルチベッドシステムも、NMCが特装車としてオーテックモデルを含めた各車にラインナップする車中泊仕様車です。
オーテックモデルでは、ベッドマットにシートと同様のブルーステッチが入れられるなど、さりげないオシャレさも追求したものとなっています。
そんなセレナ オーテック スポーツスペック コンセプトについて、SNSなどではさまざまコメントが投稿され、ミニバンユーザーを中心に興味を持つ人が多いようです。
「オーテックカッコイイな」「走れるミニバンが欲しかった!」といった、デザインに加えて走行性能を高めたことを評価する人が多いようです。
先代セレナには「オーテック スポーツスペック」がモデル途中で追加されており、オーテックの内外装に加えて、専用チューニングサスペンション装着やボディ補強などが図られ、走りの味付けが変更されたモデルがありました。
現行セレナにおいても、スポーツスペックの登場に期待が高まっています。
また、「カスタムミニバンで車中泊仕様って珍しいかも」「本格的なキャンピングカーまでは欲しくないし買えないけど、こういう手軽な感じならイイね!」といった、高額で普段使いが難しいキャンピングカーではなく手軽に車中泊を楽しめるカスタムミニバンという点で、注目するコメントもあります。
さらに、「屋根にポップアップテントも欲しくなる」など、ルーフに格納式テントを装着するなど、より車中泊に特化したモデルの登場を期待するコメントも。
なお、日産はセレナ オーテック スポーツスペック コンセプトについて、今後は反響次第での市販化もありうるとしており、ますます登場が期待されます。
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