乗り物好きは全員中二病!?
2023年10月25日に発表された三菱ふそう「スーパーグレート」の新型モデルの試乗会があるという事で、行ってきたのでそのレポート!
安全運転で楽しいバイクライフを!ドライバーの「死角」ってどこ?
2017年から6年ぶりにフルモデルチェンジされた、最新の大型トラックに試乗してきました。
遂に、私の大型一種免許が役に立つ時が来た!ということで、教習所を卒業したぶりの大型トラックに少しドキドキしながら向かった会場で待っていたのは、高速道路のサービスエリアなどでよく見かける、ザ・大型トラック。
いつ見ても、この大迫力のサイズ感にワクワクが止まりません。
そんな新型スーパーグレートは、燃費性能が向上された12.8Lの新型6R30エンジンが搭載されていて、大型トラックに求められるパワフルな走りと高い燃費性能が両立されたモデルです。
キャブデザインを改良することで空気抵抗が改善された事に加え、転がり抵抗の少ないタイヤを採用することで、「2025年度重量車燃費基準(JH25モード)」にも適合しています。
と、そんな事を言われても、一番重要なのは乗り味!という事で、早速試乗してみました。
まず何がスゴイって、コクピットのこの広さ。新開発のスーパーハイルーフが採用された天井部は、身長165cmの私が普通に立ち上がれるほど広く、パーソナルスペースをしっかり確保。居住空間は、長距離移動も苦にならない自由度の高さです。
そして何より、その広々とした居住空間と車高の高さが相まった運転席から見える景色が、中二病心をくすぐる広大さ。
将来ガンダムが開発されたらパイロットに立候補する事を目標に、クルマ、バイク、トラックと、全て最大排気量まで乗れる免許をコンプリートした私には、夢のようなコクピットで、ガンダムのコクピットもこんな眺めかなぁ?と夢が膨らむ光景です。
は?一体何を言ってるの?と思った人も居ると思いますが、私が知る限り、バイク好き、クルマ好きなんて全員中二病!大半の人が、この胸の高鳴りを理解してくれると信じています(笑)
実は死角が少ない大型トラック
エンジンは意外に静か。コクピットの快適性が考慮されているためか、乗っていてエンジン音が気になるという事もありません。
アクセルも思ったよりも軽く、ペダルの踏み心地も一般的な乗用車と大きな差は無い印象です。
私はMTで教習を受けたので、実はATの大型トラックを運転するのは今回が初めて。そのトランスミッションの差なのか年式による技術の向上による差なのかは分かりませんが、教習車はもう少しアクセルもブレーキも重かったから少し覚悟していたのですが、意外に普通というのが正直な印象でした。
加速感は車体の大きさを考えると仕方がないのかもしれませんが、ドライバーの意のままにという訳にはいかず、アクセルを踏んでいる時間と比例してスピードが上がっていくという感じ。一方で、急こう配の坂などを登る際はパワーが落ちる事は無く、力強く登ってくれるなど、平均的な走りの安定感は抜群。
どんな状況でも一定のパワー感を保ち、長距離をゆったり移動する事にしっかりとフォーカスされた走りが実現されています。
そんな大型トラックに対して、バイク乗りが気になる事と言えば、ドライバーからクルマの周囲はどこまで見えているのかという点ではないでしょうか。
ゆっくり走っている大型トラックが邪魔で、すり抜けたいけど自分は見えているのかなど、実際の道で気になる事もあるでしょう。
その点は結論から言うと、ほぼ全て見えています。
大型トラックにいくつも付いているサイドミラーが左右の視界のほとんどすべてをカバーしてくれていて、見えないのは正面の前方直下と右左折を開始してからの左右の死角になる部分のみ。そのため、トラックは正面の前方直下と右左折をしている最中は近付かない事が賢明です。
一方で、最新のスーパーグレートにはそれらを視認する為の、低速走行時前方衝突警報装置「フロント・ブラインドスポット・インフォメーション・システム」と、「アクティブ・ドライブ・アシスト2」が搭載されていて、発進時に前方に接近する歩行者や自転車などを検知して知らせてくれたり、車線変更時や右左折時の危険を警告してくれるなど、様々な死角対策が取られているので安心。
とは言え、これらの安全技術も100%危険を回避できるという訳ではないので、すり抜けなど大型トラックにむやみに近づく行為は可能な限り控えた方が良いと思います。
他にも安全装備としては、バックでの走行中の安全を守る高性能リヤビューカメラや、衝突軽減ブレーキ、アクティブブレーキアシストなど、最新の先進予防安全システムが搭載されたスーパーグレートは、商用車としての安定した走りと乗員の快適性、そして周囲を含めた安全性が両立された、乗っているだけでワクワクできる1台でした。
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みんなのコメント
バイクなら中途半端に並走しないで抜くか退くかすべき。