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大寒波で注目度アップ!! 寒冷地仕様を選んで損することがないってマジ??

 昨今、積雪の非常に少ない地域でも雪が積もり、何十年に一度の寒波が何度も襲来している。夏の暑さも堪えるが、冬の寒さも年々厳しくなっているのが今の日本列島だ。

 寒冷地仕様は、これまで降雪地域でメーカーオプションとして選択されることが多かった。しかし、寒冷地仕様のメリットを享受できるのは、降雪地域のユーザーだけではない。

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 これまで所有してきたクルマは全て寒冷地仕様の筆者が、寒冷地仕様のイロハから、積極的に寒冷地仕様を選ぶべきユーザー像までを解説していく。

文/佐々木 亘、写真/SUBARU、NISSAN、TOYOTA

[gallink]

■寒冷地仕様は普通のクルマと何が違うのか

電気や油脂類を使用するクルマは寒さに対して弱く、寒冷地仕様はこうした弱点を補うためのものだ。気を配るのは走破性だけでないというわけだ

 寒冷地仕様とは、とても寒い地域のために作られるクルマの特別仕様を指す。

 電気や油脂類を使用するクルマは寒さに対して弱い面が多く、寒冷地仕様は、こうした寒さに対する弱点を補うためのものだ。

 メーカーごとにその仕様は様々だが、バッテリー容量と大きくする(スターター容量を高める)、冷却水(LLC)の濃度を高め凍りにくくする、燃料が通るフィルター内部を暖めて始動性を確保する(ディーゼル車で特に有効)といった、極寒の中でもクルマをスムーズに始動し動かすための装備が追加される。

 さらに、ワイパーモーターの強化、ウィンドウデアイサーの追加、車内にヒーターダクトを追加し補助ヒーターを確保するなど、寒さの中でも快適性を高める装備を用意する。

 また、積雪路走行時に、プロペラシャフトやデファレンシャルギヤ等の下回り部品に雪が付着するのを予防する、プロテクターを備えるクルマもあるのだ。寒冷地仕様の装備は多岐にわたる。

 寒さや雪に対しての対策がしっかりとられたクルマが寒冷地仕様車であり、降雪地域ではその恩恵を受けることが多い。筆者がディーラーで営業マンをしていた時には、購入ユーザーに対して、積極的に寒冷地仕様を勧めていた。一度使うと手放せなくなる各種装備は、多くのユーザーに体感してもらいたい。

■寒冷地仕様で助かったのはこんな時

トヨタ カローラツーリング。トヨタ車の寒冷地仕様はワイパーの動作やドアミラーの視認性など、寒冷時に損なわれがちな安全性の維持を重視している

●ハイパワーモーターを搭載したワイパーブレード

 寒冷地仕様車ではワイパーブレードを動かすモーターが強くなっている。重い雪でもしっかりと持ち上げ、前方視界の確保を行うためだ。

 この強力なワイパーは、余程の重さでない限り、雪を掃ききってしまう。寒い冬の朝、フロントガラスの雪下ろしは面倒であり大変な作業だが、数センチの積雪であれば雪下ろしをしなくとも視界確保ができる寒冷地仕様のワイパーは、積雪地で欠かせない装備だ。

●地味に役立つフロントデアイサー

 寒冷地仕様のではワイパーブレードの下とウィンドウ左側面(車種によっては右側面)に、デアイサーが装着される。これはワイパーゴムの凍結防止と、ワイパーが掃いた後にウィンドウ隅へ溜まってしまう雪を解かすための装備だ。

 寒冷地仕様で意識して使用する頻度が最も高い装備の一つがこれである。スイッチ一つで熱線をONにできるので、降雪時のドライブでは、ONにして走行していることが多い。ワイパーゴムが温められるので拭き取り不良も減り、寒い時期の雨でも前方視界は常に良好なままだ。

●PTC(電気式補助)ヒーターとリヤヒーターダクトで快適車内

 車内を暖めるヒーターも強化されている。通常はエンジンが温まらないと温風は出てこないが、寒冷地仕様では、PTCヒーター(電気式補助ヒーター)が備えられ、エンジンが温まるより早く温風を出すことができるのだ。

 さらに、リアシートの足元にヒーターダクトが備わることで、後席のパッセンジャーにも優しい装備となる。寒冷地仕様のクルマは、冬の足元が暖かい。

■寒冷地仕様が減っている? 装着すればメリットだらけ、デメリットは唯一のアレ

スバル、マツダ、ホンダの3社では寒冷地仕様を設定しておらず、標準仕様である程度寒冷地に対応した装備を整えている

 筆者は、寒冷地仕様で加わる装備のほとんどが、クルマ・ユーザー双方にメリットがあると感じる。唯一のデメリットは、オプション装着のため、購入時に余計なお金がかかってしまうということくらいか。

 昨今は、あえて寒冷地仕様という形態をとらずに、標準車両から既に寒冷地仕様に近しい装備を行って販売するメーカーも増えてきた。スバル・マツダ・ホンダの3社は、寒冷地仕様を設定していない。他メーカーでも、寒冷地仕様をオプション設定するクルマが減ってきた印象だ。

 降雪や積雪の有無、外気温が何度以下になるのかなど、寒冷地仕様を選ぶか否かのボーダーラインはあるが、仮にほとんど積雪が無い九州南部や沖縄地方であっても、寒冷地仕様にすることのメリットは大いにある。大容量バッテリーは夏場にも役立つし、寒い冬のヒーター類は雪が無くとも重宝するだろう。

 メーカーとしてはコストのかかる仕様なだけに、今は有料オプション扱いが多い。しかし、クルマの使いやすさを考えると、寒冷地仕様を標準状態にしてもいいと筆者は思う。今後、標準仕様と寒冷地仕様の垣根は低くなり、現在の寒冷地仕様が未来の標準仕様となる日も、近いかもしれない。

[gallink]

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