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レクサス RX【3分で読める国産車解説/2023年現行モデル】

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レクサス RX【3分で読める国産車解説/2023年現行モデル】

レクサス RX(LEXUS RX)
現行モデル発表日:20022年1月22日
車両価格:666万円~901万円

レクサス最新鋭の電動化技術を投入
トップモデルのRX500hは、2.4Lの直4ターボエンジンにパラレルハイブリッドシステムを組み合わせ、システム最高出力273kW(371ps)を発生している。0→100km/h加速は6.2秒だ。もうひとつの電動化モデルがRX450h+である。このモデルは、2.5Lの直4エンジンにシリーズパラレル プラグインハイブリッドシステムを組み合わせている。システム最高出力は227kW(309ps)、0→100km/h加速は6.5秒と公表されている。

レクサス RXを一部改良。2.5L ハイブリッドシステムを搭載した「RX350h」を日本国内に追加導入

ここではそんな500h Fスポーツパフォーマンス(以下、500h)に試乗した印象を報告しよう。運転席に座ると大画面のインフォメーションディスプレイが目に入ってくる。RXの持つ多種多彩な機能は、中央のここに集約されているためセンターコンソールまわりはとてもシンプルである。

走り出してすぐに「おっ」と言う声が出た。そして「う~ん」が続く。最初は「おっ、いいじゃん」であり、次は「う~ん、これは素晴らしい」という意味だ。右足をアクセルペダルに軽く乗せるだけですっと動き、それがとてもスマートなのである。粗さはまったくない。さらに踏み込めば、そこからは気持ち良く加速していく。実に軽快なフットワークである。このあたりでは、リアに搭載している高出力モーター「eAアクスル」が主役で前面に出ている。

2.4L 直4ターボエンジンが始動してからは、力強さがアドオンされる。エンジンとモーターの協調がとてもスムーズで直進安定性も高く好印象だ。安定した走りは4WDシステム「ダイレクト 4」が支えている。これが前後輪の駆動力配分を100:0~20:80で制御している。

もう少し詳細に書くと、発進時や加速時は60:40 ~40:60、ハンドルの切りはじめは、フロント寄りの70:30~50:50、コーナー脱出時はリア寄りの50:50~20:80に駆動力を配分する。これがスムーズな加速、意のまま感の強いコーナリングを味わわせてくれるのである。さらに回頭性の良さにも感心した。これはダイナミック リアステアリングの効果も大きいと感じられた。

トランスミッションは、6速ATを組み合わせる。トルクコンバーターの代わりにクラッチを採用し、モーターとトランスミッションの間に配置、状況に応じてエンジンとモーターを使い分けている。ただATは、もう少し多段化されてもいいだろう。

レクサス RX500h Fスポーツ パフォーマンス 主要諸元


●パワーユニット:直4 DOHCターボ+モーター
●総排気量:2393cc
●エンジン最高出力:202kW(275ps)/6000rpm
●エンジン最大トルク:460Nm(46.9kgm)/2000-3000rpm
●モーター最高出力:前64kW(87ps)、後76kW(103ps)
●モーター最大トルク:前292Nm、後169Nm
●駆動方式:4WD
●サスペンション形式:前ストラット、後マルチリンク
●タイヤサイズ:235/50R21
●車両価格(税込):901万円

[ アルバム : レクサス RX はオリジナルサイトでご覧ください ]

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