今季のスーパーGT・GT500クラス日産陣営は、ロニー・クインタレッリの引退に伴って2台体制を敷くNISMO陣営のシートが動いた。高星明誠がNISMO NDDPの3号車からNISMOのエースカーである23号車に異動。空いた3号車のシートには、佐々木大樹が収まることになった。
佐々木はKONDO RACINGとTEAM IMPULで10年に渡ってGT500で戦ってきたが、昨年はGT300クラスに移っていた。ある種ステップダウンともとれる人事であったが、2年ぶりの最高峰クラス復帰を果たす先はNISMO陣営。優勝経験こそあるがチャンピオン争いには絡めずにいた佐々木にとっても、その真価を見せる絶好の機会と言える。
■スーパーGT岡山公式テストが終了。2日目最速は100号車STANLEY……ただ寒すぎ&雨で勢力図は見えずじまい?
日産生え抜きの佐々木にとってNISMO NDDP 3号車のメンバーは勝手知ったる仲ということもあり、ここ数年王座争いに絡んでいるチームの一員になるという点でプレッシャーは感じていないというが、一方で今季結果を出すことに対してのこだわり、意気込みは強い。
「GT500に乗れるということはとても嬉しいですし、ニスモさんから乗せてもらえるということは、それなりに信頼があるからこそだと思っています。そういう意味でも嬉しかったです」
「日産ファンの皆さんも、すごく暖かく迎え入れてくれました。そういった皆さんの気持ちに応えるためにも、絶対に成績を出さなきゃいけないという気持ちが強いです」
そう語った佐々木。“慶應ボーイ”であり、カート時代からタイヤ開発に携わってきたレース界きっての理論派でもある彼は、岡山公式テストの初日終了後、各チームのドライバーがミーティングを終えて帰り支度を始めるような時間帯にも、エンジニアたちとみっちりコミュニケーションをとっていた。新加入のドライバーにとっては、エンジニアとお互いの考え方や言葉の使い方など細かい部分まで擦り合わせるのが成功の秘訣なのだ。
極寒+雨となった岡山テストでは、タイムシートを見る限りNISMO陣営、日産陣営はやや元気がなかったような印象も受けるが、NISMOが課題としていたブリヂストンのウエットタイヤとのマッチングも、少しずつ改善の手応えがある様子。またシーズン中と近いコンディションになることが予想されるセパンテストでのパフォーマンスが良かったことから、「正直自信はある」と佐々木は言う。
その速さに定評があり、カート時代からよく知る三宅淳詞とコンビを組んで戦う2025年シーズン。佐々木が目指すは、チームがここ数年惜しくも逃してきたシリーズタイトルだ。
「チャンピオンしかありません。それは僕にとってもそうですが、3号車は何年もチャンピオンを獲れそうで獲れなかったということがあるので、三宅選手、チーム含めて全員が同じ気持ちです。全員の向いている方向が同じです」
「チャンピオン(を目指す)と言うのは簡単ですが、今年に関しては本当にチャンピオンしかないなと思っています」
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