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【プロトタイプ試乗】ニスモならではの巧みなチューニング「日産ノート・オーラ・ニスモ」

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【プロトタイプ試乗】ニスモならではの巧みなチューニング「日産ノート・オーラ・ニスモ」

2024年6月にマイナーチェンジを受けた、日産ノート・オーラに、ニスモ版が追加された。トピックは降雪地での要望が多かった4WD 仕様がラインナップされたこと。標準モデルよりも後輪の出力&トルクを向上させたというその走りは?

スポーツ性を高めつつもバランスの取れたチューン

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日産ノートの上級モデルとなるオーラには、現行モデルからニスモバージョンが導入されているが、先ごろのマイナーチェンジを機にノート・オーラ・ニスモもアップデート。テストコースで試乗する機会を得た。

【画像54枚】「日産ノート・オーラ・ニスモ」とオーテックバージョンのフォトギャラリーを見る

今回のマイナーチェンジでの最大のトピックは、ニスモが専用チューニングを施した4WDモデルが追加されたことだ。これは現行のeパワー4WD車よりもリアモーターの出力を+20%となる60kWへ、トルク+50%の150Nmへとそれぞれアップ。コーナリング時に4輪をフルに使用することで、脱出速度を向上させるとともに、限界走行時のライントレース性も高めたという。一方でシャシーに関してもニスモ専用にチューニングされており、リアダンパーにはモノチューブ式を採用、路面からの入力に対し減衰力がレスポンスよく発生することで、接地性と乗り心地の両立が図られている。ほかにも4WDモデルには車重増を抑制するために、エンケイのMAT工法を採用した専用のホイールを装着。2WD車に対して12%の軽量化を実現している。

これだけのチューニングが施されていることで、走りは相当ハードかと思いきや、その予想はいい意味で裏切られた。まず乗り心地がいいのだ。テストコースには途中うねりや段差といった箇所が設置されていたが、そこを通過した際にも路面からの入力をうまくいなしてくれ、不快な突き上げなどは皆無。一方でステアリングの剛性感も高く、かつフィーリングも素直なので、安心してコーナーに飛び込んでいくことができる。出口では4WDのトラクション性能を活かして、早めにのアクセルオンで立ち上がるといった、爽快なコーナリングが楽しめた。

動力性能についても、走行モードが「ECO」でも必要十分な加速を披露してくれるが、パフォーマンスがアップする「NISMO」モードでは、頭がヘッドレストに押し付けられるほどの強烈な加速が味わえる。これはニスモモデルならではのものだ。

これだけのスポーツ性能を持ち合わせながら、日常使いにも十分に対応できるオーラ・ニスモ。4WDモデルで350万円を切る価格も、大いに魅力といえるだろう。

【Specification】日産ノート・オーラ・ニスモ tuned e-POWER 4WD
■車両本体価格(税込)=3,473,800円
■全長×全幅×全高=4120×1735×1505mm
■ホイールベース=2580mm
■トレッド=前:1510、後:1510mm
■車両重量=1390kg
■エンジン型式/種類=HR12DE/直3DOHC12V
■総排気量=1198cc
■圧縮比=12.0
■エンジン最高出力=82ps(60kW)/6000rpm
■エンジン最大トルク=103Nm(10.5kg-m)/4800rpm
■Fモーター最高出力=100kW/3183-8500rpm
■Fモーター最大トルク=300Nm/0-3183rpm
■Rモーター最高出力=60kW/3820-10024rpm
■Rモーター最大トルク=150Nm/0-3820rpm
■燃料タンク容量=36L(レギュラー)
■サスペンション形式=前:ストラット/コイル、後:トーションビーム/コイル
■ブレーキ=前:Vディスク、後:ドラム
■タイヤ=前後:205/50ZR17

問い合わせ先=日産自動車 TEL0120-315-232

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みんなのコメント

1件
  • ハッポ
    マイナーチェンジ以降ノ―トに関する記事ばかりソロソロ嫌気がさしてきた頃と思います。
    ノ―トニスモを批判無意味です、他社には全域モ―タ―駆動車が有りません。
    他社HVエンジンが主体モ―タ―はアシスト ここが最大の違い。
    ノ―トに乗らない、投稿しない、黙ってエンジン騒音、振動を今の内に充分味わう事を望みます。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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