室内寸法はほぼ同じ!
1995年の登場以来、ダイハツを代表する軽自動車として安定した販売台数を記録しているのが「ムーヴ」です。そんなムーヴと長年にわたってライバル関係にあるのが「スズキ ワゴンR」。今回は永遠のライバルとも言える両車について、徹底比較してみます。
■ボディサイズ。
ムーヴ・・・・全長3395×全幅1475×全高1630mm
ワゴンR ・・・全長3395×全幅1475×全高1650mm
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全長と全幅についてはまったく同じ数値ですが、全高についてはワゴンRのほうが20mm高くなっていることがわかります。
■カタログに記載されている室内寸法。
ムーヴ・・・・室内長2080×室内幅1320×室内高1280mm
ワゴンR ・・・室内長2450×室内幅1355×室内高1285mm
室内長で大きな差があるように見えますが、これはムーヴはダッシュボードを含めていないのに対し、ワゴンRはダッシュボードの長さも室内長に含めているため、実際には大きな違いはありません。むしろ、複数名で乗車することが多い場合や、荷物を多く積載する場合には、35mmの違いがある室内幅の方が影響が大きいかもしれません。
ただ、そうでない場合にはどちらもボディサイズや室内寸法における違いはほとんどないと言って良いでしょう。
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パワフルさ重視ならムーヴ、燃費重視ならワゴンR
次に、パワートレインについて見てみましょう。
排気量は660ccと共通している両車ですが、ムーヴではNA(自然吸気)エンジンのものに加えて、ターボエンジンを選択することができます。ムーヴのNAエンジン車は最高出力が52psであるのに対し、ターボエンジン車は64psと、NAエンジン車に比べて20%以上向上しています。
NAエンジン車のみとなっているワゴンRの最高出力は49psと、ムーヴのターボエンジン車と比べると非力感は否めません。
高速道路を多く利用する場合や、アップダウンの激しい道を日常的に利用することが多い場合には、ムーヴのターボエンジン車は大いに活躍することでしょう。
一方、ワゴンRにはムーヴにはないマイルドハイブリッド車が設定されています。モーターによるアシストはごくわずかであるため、ターボエンジン車ほどのパワフルさは感じられませんが、燃費性能には大きく貢献しています。
WLTCモード燃費は、ムーヴのNAエンジン車が20.7km/L(2WD)、ターボエンジン車(2WD)が19.5km/Lとなっていますが、ワゴンRのNAエンジン車(2WD/CVT)は24.4km/L、マイルドハイブリッド車(2WD)は、25.2km/Lと、ムーヴを大きくしのぎます。
つまり、パワフルな走りを求めるならムーヴのターボエンジン車、燃費性能を求めるならワゴンRのマイルドハイブリッド車がおすすめです。
ちなみに、4WD仕様はどちらも用意されていますが、MT仕様がワゴンRにしか用意されていないため、MT車を求めるならワゴンRを選ぶことになります。
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使い勝手は互角も、先進安全装備はワゴンRに軍配
使い勝手についてはどうでしょうか?
どちらも実用性を最大限に追求したモデルであるため、一般的な利用であれば不満を感じることはほとんどなさそうです。
ドリンクホルダーや運転席・助手席周りの収納はどちらも必要十分な量とサイズを備えています。強いて言えば、ワゴンRには後部座席にアンブレラホルダーが用意されていたり、助手席下のシートアンダートレーが標準装備となっていたりするなど、ムーヴに比べてやや充実している印象です。
シートアレンジはどちらも充実しています。助手席を倒して長尺物を搭載したり、後部座席を倒して荷室を拡大したりするなど自在にアレンジできるのは、どちらにも共通した魅力です。
ただ、先進安全装備についてはワゴンRが有利なようです。前方のブレーキアシストや車線逸脱警報機能はどちらも標準装備となっていますが、後方ブレーキアシストやリヤパーキングセンサーについては、ワゴンRでは標準装備となっているものの、ムーヴではオプションでも設定することはできません。
この点については、ムーヴはフルモデルチェンジから年数が経過していることが影響しているようです。
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価格帯はどちらも同じだが、モデル末期の分値引きではムーヴが有利?
最後に、価格について見てみましょう。
■価格帯
ムーヴ・・・・・・113万5200円~150万1000円
ワゴンR ・・・・・109万8900円~154万4400円
大きな違いは見られませんが、ムーヴやワゴンRのベースグレードは、法人利用などを想定して装備や機能をかなり制限しているため、予算が許すのであれば、最上級グレードを選ぶことをおすすめします。
■最上級グレード同士で比較すると…
ムーヴ「Xターボ “SA III”」(2WD)・・・137万5000円
ワゴンR「HYBRID FZ」(2WD)・・・・ 142万1200円
ワゴンRの方がやや割高ですが、上述したとおり、ワゴンRの方がおよそ20%ほど燃費性能に優れるため、ある程度距離を乗る人なら、価格差はほとんど気にならないでしょう。
ただ、ムーヴはすでにモデル末期となっていますが、ワゴンRは2022年7月にマイナーチェンジを果たしたばかりであることを考えると、ムーヴのほうが値引き交渉を有利に進められる可能性は高そうです。
現時点では、次期ムーヴに関する詳細な情報は明らかにされていません。しかし、「永遠のライバル」であるワゴンRと同等以上の装備や機能を設定してくることは間違いなさそうです。
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文:ピーコックブルー
写真:
1~4枚目:ダイハツ ムーヴ Xターボ“SAIII”
5~6枚目:ダイハツ ムーヴ カスタム RS“ハイパーSAIII”
7、10~11枚目:スズキ ワゴンR ハイブリッド FX-S
8枚目:スズキ ワゴンR カスタムZ ハイブリッドZT
9枚目:スズキ ワゴンR スティングレー ハイブリッドT
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みんなのコメント
ダイハツも、燃費では勝負できないんじゃないかな。