現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新型「犬顔」コンパクトミニバン「シエンタ」が販売絶好調! ただし納期は「1年待ち」も!?

ここから本文です

新型「犬顔」コンパクトミニバン「シエンタ」が販売絶好調! ただし納期は「1年待ち」も!?

掲載 39
新型「犬顔」コンパクトミニバン「シエンタ」が販売絶好調! ただし納期は「1年待ち」も!?

■販売ランキング「2位」に躍進で好調な新型「シエンタ」だが

 2022年8月末に約7年ぶりのフルモデルチェンジを実施したばかりのトヨタ 新型「シエンタ」が、好調な立ち上がりをみせています。

爆売れ確実! トヨタ新型「シエンタクロスオーバー」発表!

 新型シエンタは、かわいらしい小型のミックス犬の通称「シエンタ犬」が登場するTVCMも話題ですが、この好調な売れ行きはどこまで続くのでしょうか。

 11月7日、日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表した10月度の車名別ランキング(軽を除く)で、新型シエンタは2位にランクインしました。

 販売台数は1万739台。発売直後の9月度は6位(7785台)で、順調に新型シエンタが納車台数を伸ばしていることがわかります。

 また先代シエンタが販売されていた前年の10月に比べると実に242.8%の伸びを示しており、フルモデルチェンジ効果の高さもうかがえます。この勢いはどこまで続くのでしょうか。

 首都圏近郊のトヨタ販売店に、新型シエンタの反響について聞いてみました。販売スタッフAさんは次のように話します。

「旧型シエンタの代替から新規のお客様まで、非常に反響が大きいです。

 発表当初は、ガソリンモデルならグレードによってはまだ年内の納車も可能でしたが、もはやそんなことも言っていられなくなりました」

 このように新型シエンタの注文が多く入っている状況だといいます。

 トヨタの公式サイトには、車種ごとの「工場出荷時期目処」が掲載されていますが、2022年11月1日現在、新型シエンタの欄には「詳しくは販売店にお問い合わせください」との記載があるのみです。

 トヨタでは同ページに「コロナ感染の拡大並びに世界的な半導体部品不足により、現在、多くの車種で生産遅れが発生しております」とお詫びのメッセージを載せています。

 前出の営業スタッフAさんに詳しい納期をたずねたところ、困惑した様子で教えてくれました。

「同じシエンタでも、ハイブリッド車とガソリン車、さらに装備によっても納期目途が大きく変わってくるのです」

 そもそも新型シエンタのカタログをみてみると、ユーザーの注意をひくように、黄色い枠で納期に関する但し書きが記されていることに気づきます。

 新型シエンタには、ハイブリッド車、ガソリン車ともに「Z」「G」「X」の3グレードが設定されていますが、そのうち最廉価のXグレードには次のような記載があります。

「X(7人乗り)は、ハイブリッド車/ガソリン車ともに2023年4月以降の生産予定となります」

 つまりグレードによっては、まだ生産すら始まっていないものもあるということです。

 さらに主要装備一覧表にも、赤い枠に囲まれている一部のメーカーオプションを装着した場合、同様に2023年4月以降の生産予定との注意書きがありました。

 営業スタッフAさんはこういいます。

「この記載のなかでも、前後方のドライブレコーダー(ETC2.0とセット)は納期がかかる傾向です。ハイブリッド車の場合なら、納車1年以上待つことになるとお伝えしています」

 ただし1年とはあくまで目安だとも強調し、実際にはさらに伸びたり、逆に若干短くなったりということが他のモデルでは頻繁に起きているといいます。

 販売現場では、納期の伝達にもかなり神経質になっていることがうかがえました。

※ ※ ※

 ちなみにAさんに他のミニバンについても聞いてみたところ、さらに驚くような答えでした。

「(2022年1月にフルモデルチェンジした)新型ノアに関しては1年待ちが基本で、メーカーオプション次第では再来年の春以降になるかもしれません」

 つまり納期は早くても1年、装備によっては1年半! ということになります。

 これまで、現在保有しているクルマの車検時期に合わせ、その期限の数か月前にクルマへの乗り換えを検討することはごく一般的なことでしたが、もはやそんな考え方は通用しないようです。

こんな記事も読まれています

雨の第3戦SUGOは安全面を考慮し赤旗終了。近藤真彦会長「最後までレースができなかったことをお詫びします」
雨の第3戦SUGOは安全面を考慮し赤旗終了。近藤真彦会長「最後までレースができなかったことをお詫びします」
AUTOSPORT web
高速道路上に「なかったはずのトンネル」が出現!? 風景がめちゃくちゃ変わる大工事 これからスゴイことに!?
高速道路上に「なかったはずのトンネル」が出現!? 風景がめちゃくちゃ変わる大工事 これからスゴイことに!?
乗りものニュース
トヨタが手がけたホンキのアソビグルマ──新型クラウン・クロスオーバーRS“ランドスケープ”試乗記
トヨタが手がけたホンキのアソビグルマ──新型クラウン・クロスオーバーRS“ランドスケープ”試乗記
GQ JAPAN
野尻智紀&岩佐歩夢のコンビでSF王座争いリードするTEAM MUGEN。しかし現状には満足せず「安定感が足らない」
野尻智紀&岩佐歩夢のコンビでSF王座争いリードするTEAM MUGEN。しかし現状には満足せず「安定感が足らない」
motorsport.com 日本版
ハミルトンが予選3番手、PPと0.3秒差「実際にはそれほど差はないはず。優勝争いに加わりたい」メルセデス/F1第10戦
ハミルトンが予選3番手、PPと0.3秒差「実際にはそれほど差はないはず。優勝争いに加わりたい」メルセデス/F1第10戦
AUTOSPORT web
アルピーヌF1、カルロス・サインツJr.争奪戦に名乗り! 新加入ブリアトーレが早速動いた!?
アルピーヌF1、カルロス・サインツJr.争奪戦に名乗り! 新加入ブリアトーレが早速動いた!?
motorsport.com 日本版
「5ナンバー車」かと思ったら「7ナンバー」だったのですが… 分類番号700番台はレア? どんな車につくのか
「5ナンバー車」かと思ったら「7ナンバー」だったのですが… 分類番号700番台はレア? どんな車につくのか
乗りものニュース
F1分析|ラッセルに抑えられなければ勝機はあった……悔やむノリス。F1スペインGPの上位ふたりのレースペースを検証する
F1分析|ラッセルに抑えられなければ勝機はあった……悔やむノリス。F1スペインGPの上位ふたりのレースペースを検証する
motorsport.com 日本版
「あなたはやってる?」 乗車前の「推奨行為」ってナニ? 教習所で教わるもやってる人は少ない安全確認とは
「あなたはやってる?」 乗車前の「推奨行為」ってナニ? 教習所で教わるもやってる人は少ない安全確認とは
くるまのニュース
「英国最大のバイクブランド」がスイスの高級時計メーカーと再コラボ! 世界270台限定!! 「特別なスポーツバイク」は何が魅力?
「英国最大のバイクブランド」がスイスの高級時計メーカーと再コラボ! 世界270台限定!! 「特別なスポーツバイク」は何が魅力?
VAGUE
[サウンド制御術・実践講座]タイムアライメントでは正確な距離測定と音量バランス設定が成功の鍵!
[サウンド制御術・実践講座]タイムアライメントでは正確な距離測定と音量バランス設定が成功の鍵!
レスポンス
ハースVSマゼピン後援ウラルカリ、20億円規模のF1スポンサー契約めぐる法廷闘争がついに終了……? どちらも勝訴を主張
ハースVSマゼピン後援ウラルカリ、20億円規模のF1スポンサー契約めぐる法廷闘争がついに終了……? どちらも勝訴を主張
motorsport.com 日本版
Yahoo!ブラウザーの「カメラ検索」に車種名や価格、年式までわかるクルマ検索機能が追加
Yahoo!ブラウザーの「カメラ検索」に車種名や価格、年式までわかるクルマ検索機能が追加
@DIME
夏のモーターシーンのお供に…HKSのプレミアムグッズにTシャツ2種類が新登場
夏のモーターシーンのお供に…HKSのプレミアムグッズにTシャツ2種類が新登場
レスポンス
全長4.1mで「MTあり」! スズキ新型「コンパクトSUV」発表に反響多数!?「いいね」「次は欲しい」デザイン変更で精悍顔の「ビターラ」伊に登場
全長4.1mで「MTあり」! スズキ新型「コンパクトSUV」発表に反響多数!?「いいね」「次は欲しい」デザイン変更で精悍顔の「ビターラ」伊に登場
くるまのニュース
ポールのノリス「完璧なラップを走るのがどれほど難しかったか。明日はマックスやルイスを抑えて優勝したい」F1第10戦
ポールのノリス「完璧なラップを走るのがどれほど難しかったか。明日はマックスやルイスを抑えて優勝したい」F1第10戦
AUTOSPORT web
スウェーデンで自動車博物館ハシゴ旅! たまたま「サーブ9000生誕40周年記念」イベントに遭遇、取材を忘れるほど最高の旅でした
スウェーデンで自動車博物館ハシゴ旅! たまたま「サーブ9000生誕40周年記念」イベントに遭遇、取材を忘れるほど最高の旅でした
Auto Messe Web
【2024 スーパーフォーミュラ第3戦】レースは悪天候により12周で終了 TEAM MUGENがワンツーフィニッシュ
【2024 スーパーフォーミュラ第3戦】レースは悪天候により12周で終了 TEAM MUGENがワンツーフィニッシュ
Webモーターマガジン

みんなのコメント

39件
  • 最近、新発売されるクルマはほとんどが納車まで1年以上?ってくらい、遅いですね。半導体等の問題なのは、承知しますが、購入したくても、購入出来ない状態は一体、いつまで続くのでしょうか?
  • 今まで冷遇されていた運転補助システムも上級車種とほぼ同等なものがおごられ、
    価格アップ分も受け入れられている。
    また旧モデルよりも5人乗りが売れているそうで同社が最近のモデルで2列目座席が比較的狭いモデルが続いた反動かも。
    次のプリウスもデザインに振ったようでシエンタの需要はしばらく続きそう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

199.5323.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

12.8392.2万円

中古車を検索
シエンタの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

199.5323.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

12.8392.2万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村