フェラーリはF1市場の中心であり、ここ数週間でいくつか注目度の高い採用が行われた。チーム代表のフレデリック・バスールによると、さらなる人材採用が進行中だという。しかし、今では他のチームが反撃を始めており、スクーデリアの重要なメンバーに好条件のオファーを出している。
この数週間で、メルセデスはフェラーリからシモーネ・レスタとエンリコ・サンポの両名を引き抜くことに成功した。しかし実際のところ、ハースでテクニカルディレクターを務めていたレスタは、スクーデリアのF1プログラムでは役割がなかった。バスールは、レスタがグループに戻る必要はないと感じ、エンリコ・カルディレがシャシーグループを運営してきた方法に非常に満足していた。
元フェラーリF1代表ビノット、アストンマーティンに加入か。オーナーは代表とテクニカルディレクターの負担軽減を望む
そして今、カルディレ自身がアストンマーティンから非常に有利なオファーを受けたことが表面化した。アストンマーティンF1のオーナーであるローレンス・ストロールは、テクニカルディレクターのダン・ファローズが取っている方向性に明らかに不満を抱いており、新しいテクニカルディレクターを雇うのに時間を無駄にしたくないと考えているのだ。
フェラーリのなかで成長し、F1チームで9年間仕事をしているカルディレは、他の多くのエンジニアや“メイド・イン・フェラーリ”の技術者と同様に、比較的控えめな給料を受け取っている。イギリスを拠点とするチームや、ザウバーが自社のスタッフに支払う給料と比較すると見劣りする額だ。そのことを承知しているストロールは、物静かなイタリア人のここ数年の仕事に感銘を受け、カルディレに“高額”のオファーを出したと伝えられている。提示された給料は、彼と彼の家族にとって人生が変わるほどのもので、フェラーリを離れてシルバーストンに移ることを検討するのに十分な内容だった。
もちろんフェラーリは、物静かな49歳のカルディレを現在の役職にとどめておくためにできる限りのことをするだろうが、アストンマーティン移籍を避けるために、彼の契約状況を真剣に改善することを余儀なくされるかもしれない。カルディレのサラリーがアストンマーティンが提示したとされる金額に近づけば、マラネロを拠点とする他のエンジニアも同様の昇給を要求する可能性が高いため、スクーデリア内では副次的な影響が生じるだろう。
そうしたことから、現在バスールはバランスを取らざるを得なくなっている。チームに留まらせるようテクニカルディレクターの給料を十分に増やさなければならないが、カルディレと仕事をするスタッフたちがより高い給料を求めることにならないよう、上げすぎてもいけないのだ。
ストロールは、マッティア・ビノットのアドバイスに従ってカルディレにアプローチした可能性も高い。フェラーリの元チーム代表であるビノットは、まもなくアストンマーティンに加わる予定だが、カルディレのことをよく知っている。ビノットは、マラネロでの任期が終わる前の数年の間に、カルディレを現在の役職へ昇進させたのだ。
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