日本各地を襲う異常気象に自然災害！ クルマを運転中に「豪雨」「降ひょう」「雷」「地震」が起きたらどうする？

　この記事をまとめると

■近年、異常気象による災害が頻発している

■クルマを運転している際に発生する可能性も

■そこで今回はケースごとに注意点をまとめた

　各地で異常気象が頻発！

　豪雨が頻発したり、北海道で高温を記録するなど、異常気象は収まる気配もない。クルマの運転中に異常気象による災害に遭遇する可能性も高いため、いま一度対処法を紹介しよう。まさか自分に限ってという心理に加えて、クルマというのは密室ということもあり、外部で起こっていることが実感しにくいとされている。もちろん薄いガラスと鉄板で囲まれているだけの小さな箱だけに、ダメージは受けやすく、岩が降ってくればペシャンコ。崖から落ちれば簡単にグシャグシャになる。そうならないためにも、事前に知識を頭に入れておこう。

　ゲリラ豪雨

　アンダーパスなどくぼんでいるところには一気に水がたまってしまう。水たまりにクルマがぷかぷかと浮いているのをニュースで見かけるが、これくらいなら大丈夫だろうと思いがち。車両がパスできる水深はマフラーの出口が基準。つまり相当低いのだ。ちょっとでも池状になっているなら、絶対に進入しないこと。

　大雨

　ゲリラ豪雨と共通する点は多いが、長時間に集中的に雨が降ると、地盤が緩んでがけ崩れや路肩の崩壊などが起こる。堤防や土手の上を通っている道を走る場合は、突然崩れている部分が出現することがあるので意識して走行。がけ下の道も含めて、そもそも近寄らないようにする。

　ひょうは夏に発生することも

　ひょう（雹）

　雪の氷版がひょうと思いがちだが、地表付近と上空の温度差が激しいと降りやすく、つまり夏でも起こる可能性はあるのだ。当たると痛いだけでなく、中古車にはひょう害車という項目があることもからもわかるように、ひょうのサイズが大きい（ゴルフボールから野球のボールぐらい）とボディがボコボコになったり、ガラスが割れることも。可能な限り、屋根があるところに避難しよう。ちなみに損傷が発生した場合、車両保険を使って直すことはできる。

　雷

　クルマに落ちてもボデイ表面を伝って、地面に抜けていくので損害は出ないとされている。実際に落ちた人に話を聞いたことがあるが、確かに損害はなかったものの、衝撃はもの凄く、ショック状態になるとのこと。また、熱でタイヤがバーストすることもあるし、車内でも金属部分に触れていると感電することもある。もちろん降りると直撃されることもあるので、基本的には車内にいたほうが安全と思っていい。ちなみにソフトトップのオープンカーはルーフが開いているのと同じなので、落ちると被害が出てしまう。雷雲の位置がわかるアプリもあるので、活用するのもいいだろう。

　地震

　これは季節ものではないが、災害に対する知識ということで最後にあげておこう。そもそもクルマは走っていると揺れているのでわかりにくいし、止まっていてもサスペンションがあるので小さい地震だと気づきにくい。

　携帯の地震情報も見ながら、発生に気がついたら安全を確保しながら路肩に寄せて止める。無理して進もうとすると、自らが渋滞の原因になってしまったり、地割れなどにはまってしまう可能性も高まるので、止めるのが基本。そして安全なところに避難する。その際は貴重品など持ち出す荷物は最小限にして、緊急車両や復旧の邪魔になったときにすぐに動かせるように、キーは付けておく。盗難などが心配かもしれないが、命あっての話だ。

Comments

調布の不動産屋が多摩川増水して冠水したとき
夜中にRAV4で現地を走り廻り、被災者を馬鹿にして
浸かった家やクルマをSNSに投稿
不動産屋やクルマ屋は被害に遭った物件はチェックして
査定を大幅に下げる

自然には勝てない、諦めろ。