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オシャレで実用的な軽といえばコレ!個性が詰まったホンダのトールワゴン「N-WGN STYLE+ BITTER」

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オシャレで実用的な軽といえばコレ!個性が詰まったホンダのトールワゴン「N-WGN STYLE+ BITTER」

■石川真禧照のK-CAR徹底解剖

「N-WGN」は、ホンダが通勤、通学や買い物などの日々の生活シーンで快適、便利に使うために必要な安心・安全性能を追求した軽トールワゴン。車名のWGNはホンダ流ワゴンを表す表現だ。「N-WGN」の初代は2013年に登場した。ホンダが2011年に発表した「Nシリーズ」の第4弾として企画された。全高は1655~75mmで「N-BOX」(全高1780~1800mm)より低く、「N-ONE」(1610~30mm)より高いサイズのハイトワゴンだ。現行モデルは2019年7月にフルチェンジを受けた2代目だが、2022年9月にマイナーチェンジされた。

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新シリーズの特別仕様車「N STYLE+」

 今回、試乗したのはこの時に新たにシリーズに設定された「N STYLE+(エヌスタイルプラス)」という新シリーズの特別仕様車。デザイン面ではカスタムグレードがさらにスポーティ感を増したほか、安全装備Honda SENSINGに「急アクセル抑制機能」をホンダ車として初めて採用している。

 万が一、アクセルペダルとブレーキペダルを踏み間違えても、加速を抑え、警告音と警告表示でドライバーに注意をうながす装置だ。ただし、この機能は工場出荷時には、機能オフの設定になっているので、作動させるにはディーラーで専用機器によるセッティング作業が必要になることを知っておいたほうがよいだろう。セッティングされていないことを知らずに、この機能を試そうとして、ヒヤッとしたことがあるのだ。

 試乗車の「L STYLE BITTER」は「N-WGN」のデザインはそのままに、外観はドアハンドルなどのクロームメッキ部分を廃し、ホイールは専用のカラーリングを採用。室内はチャコールを基調とし、レザー調のプライムスムースとトリコット生地を生かしたコンビシートを採用し、大人っぽい雰囲気を演出している。パワーユニットは直列3気筒自然給気で58ps、65Nm。CVTと組み合わされている。パドルシフトはなく、ECOモードボタンが備わっている。走行モードはDとSレンジが選べる。



 丸目ヘッドライトの「N-WGN」は、シンプルな顔立ちで大人の雰囲気。個人的には角目の「N-WGN custom」よりも好きだ。室内はSTYLEの雰囲気に、専用のシートが、落ち着いた雰囲気。運転席は上下高の調節のほかにハンドルも上下高と前後間隔の調節ができるので、運転姿勢は大抵の人に合うはず。着座を高めにしても、天井が高いので、頭上の圧迫感はない。ナナメうしろや前方の視界も、死角が少なく合格。シートヒーターはグレードにより選べる。



 走り出す前に、後席もチェック。ドアはスライド式ではなく、前ヒンジで開閉する。座席だが、座面は一体式でスライドする。スライド量は2段階で、約260mm動く。後方にスライドさせると、足元は広く、足を組める。床もフラットだ。

 背もたれは約10段階でリクライニングするが、後方よりも前方へのリクライニングのほうが多い。着座位置は高めだが、室内高も十分確保されているので、身長170cmクラスでも頭上の圧迫感はない。でも、後席用ドアのウインドは、全開にしても五分の一ほど残ってしまった。

 そして、リアのラゲージスペースだが、厚味のあるハードボードが一枚あり、上下2段に分けることができる。ゲート開口部も路面から470mmと低いので、下段でも高さ230mmは確保されている。ボードを上段にすると、後席をフラットにした状態と、床面が同じ高さになり、大きな荷物もスムーズに積み降ろしができる。それぞれの操作は、大きな力も必要なく、非力な人でも十分に使いこなすことができるはずだ。



 試乗はDレンジから。スタートから軽く、CVTの加速もスムーズ。Dレンジでの60km/h走行は1600回転。3気筒エンジンは3000回転あたりから音が大きくなる。100km/h走行は3500回転なので、エンジンの振動は小さいけど、高速の長時間運転はちょっと辛いかもしれない。

 ハンドリングだが、高速での直進性はやや重めの操舵力で、安定感がある。高速でのカーブでは、ハンドルの切りこみは重めだが、これも安定感がある。乗り心地は路面のゴツゴツ感は伝わり、やや硬めのセッティングだ。ブレーキもペダル跡はやや重めだが、初期制動から剛性感のあるギッとした効き味。これも安定感があった。ホンダのクルマはスポーティモデルでなくても、足回りにお金をかけているのが特徴。「N-WGN」も例外ではなかった。

 街中では、重めの操舵力で、ハンドルを切りこむと、直進に戻ろうとする力は強め。ハンドルのロック・トゥ・ロックは3.5回転と大きめなので、車速が速いと切り戻しは忙しくなる。乗り心地は硬め。タイヤからの振動も細かい動きが伝わってきた。試乗車のタイヤはヨコハマ「エコピアEP110」、サイズは155/65R14だった。燃費は高速と街中走行が多かったので、12~15.0km/h。カタログ値の18~21km/hよりも下回った。

 試乗した「STYLE+ BITTER」に関して言えば、若いカップルのおしゃれなタウンユースカーというシーンが似合っているクルマといえる。車両本体価格はFF車が154万9900円~。4WDは168万3000円~となっている。



■ 関連情報
https://www.honda.co.jp/N-WGN/styleplus_bitter/

文/石川真禧照(自動車生活探険家) 撮影/萩原文博

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みんなのコメント

28件
  • 車の出来はそこそこ良いのに、どうしてそんなデザインになった?
    が、多いホンダ。
  • なんかフロントもリヤも格好良くない、先代のカスタムの方がはるかに良かったです。
    ホンダってフィットもイマイチだし、いい車なんでしょうが、欲しいという気になりませんね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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