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バブル期の名車も海外に!? 唯一無二のビッグクーペが高騰! 走行距離わずか1万kmの極上マツダ「ユーノス・コスモ」豪で落札

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バブル期の名車も海外に!? 唯一無二のビッグクーペが高騰! 走行距離わずか1万kmの極上マツダ「ユーノス・コスモ」豪で落札

■トリプルローター搭載! 極上のマツダ「ユーノス・コスモ」とは

 コレクティングカーズは自社が運営する同名のオークションサイトで、日本やドイツ、オーストラリア、イギリスなど世界中のクルマを出品するオークショニアです。
 
 2022年12月には、マツダ「ユーノス・コスモ」が出品され、4万8000豪ドル(日本円換算で約430万円)で落札されました。
 
 このユーノス・コスモとはいったいどのようなクルマなのでしょうか。

【画像】世界唯一の3ローター搭載! バブルに散った名車「ユーノス・コスモ」がカッコいい(127枚)

 ユーノス・コスモは、バブル末期にマツダ(当時はユーノスブランド内で)のフラッグシップクーペとして誕生した大柄なボディを持つクーペです。

 今回オークションにかけられたユーノス・コスモは1992年式で、エンジンには「3ローター式のロータリ―エンジン」(20B-REW)を搭載し、さらにツインターボチャージャーを採用した上級グレードです。

 このモデルは、2022年12月現時点でも市販車で唯一のトリプルローター搭載車であり、また国産車で初めてシーケンシャルツインターボチャージャーやGPSナビゲーションシステムが採用された車種で、まさに豪華展覧な日本のバブル期を象徴する存在といえます。

 このエンジンは、排気量わずか1962ccでありながら280馬力と41kg/mという高出力を発揮し、1610kgとけっして軽量でないユーノス・コスモのボディを悠々と加速させます。

 ロータリーエンジンはエンジン本体の軽量さと滑らかな回転フィーリングを長所とする反面、その燃費の悪さが難点で、この個体同様にトリプルローターを搭載したハイパワーモデルでは、その燃費はメーカー公称値で6~7km/Lほど、市街地での実燃費となると3km/Lにも落ち込むといわれています。

 ユーノス・コスモに組み合わされるトランスミッションは全グレードとも4ATのみで外観上は大きな違いはありませんが、トリプルローター搭載モデルのみマフラーが4本出しになります。

 内装は、クリーム色の本革素材と本木目トリムがふんだんに使用された贅沢な作りで、さらに乗員をぐるりと取り囲む“包まれ感”の強いインテリアデザインは今現在においてなお先進的な印象を醸します。

 今回オークションにかけられたユーノス・コスモは30年前のクルマであるにも関わらずエクステリア、インテリアともに走行距離同様に使用感が薄く、またマツダ純正の日本語の取扱説明書とサービスブック、およびメンテナンスの請求書など各種書類が付属しています。

 出品地域はオーストラリア・ニューサウスウェールズ州のスミスフィールドです。

 オークションサイトでは144枚の高画質画像と動画とともに本車両は掲載されており、かなり詳細に確認することができます。

 今回出品された個体は、2022年12月19日に4万8000豪ドル(日本円換算で約430万円)で落札されました。

※ ※ ※

 数々の伝説を残し今でもクルマ好きには語られることの多いユーノス・コスモですが、すでに販売から30年が経過したモデルで、しかも日本を中心に販売された車種が約430万円(日本円換算)という価格で売買が成立するところに、当時の日本車への信頼と世界的な絶版車人気の高まりを感じられます。

 また、ユーノス・コスモは数台であるものの日本の中古車市場でも流通が確認できます。

 状態にもよるものの相場は160~300万円前後ですが、今回のオークションで販売されたようなトリプルローター搭載の極上個体となると約700万円というプライスで販売されており、今なお限られた裕福なユーザー向けのクルマと言えそうです。

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モーサイ

みんなのコメント

47件
  • 日本のみみっちい小金持ちが必死こいて輸入車買ってるんだから、海外のひとが日本のクルマ買ってもエエやんw
  • 助手席には乗せて貰った事がある。
    パワフルとは思ったが、乗り心地のいいクーペだなと。
    知人曰く、記事にある通り燃費の悪さには笑うしかないと言ってたな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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