■人気のSUVテイストを取り入れたクルマたち
現在、世界的に人気上昇中なクルマといえばSUVです。各社ともコンパクトなモデルから大型なものまで、多数ラインナップしています。
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しかし、まったく新しいSUVを開発するのは容易なことではありません。そこで考え出されたのが、既存のモデルや通常モデルを使ってSUVテイストに仕立てるという手法です。
そんなSUV風なクルマを最新モデルのなかから5車種ピックアップして紹介します。
●ホンダ「フリード クロスター」
ホンダは、コンパクトミニバン「フリード」と「フリード+」を2019年10月18日にマイナーチェンジし、それにあわせ、新たなSUV風の新グレード「クロスター」を加えると発表しました。
フリードは、2008年にコンパクトなボディサイズと広い室内空間を備えたクルマとして誕生。その後、2016年に2代目へとフルモデルチェンジがおこなわれ、さらに広い室内空間と多彩なシートアレンジで人気車種となります。
今回のマイナーチェンジでは、標準モデルのフリードおよびフリード+のフロントグリルやバンパーなどのデザインと、内装デザインを改良しています。
そして、クロスオーバースタイルの外観デザインが特徴の新グレード「CROSSTAR(クロスター)」を追加。専用デザインのフロントバンパーガードやサイドスカートを装備することで、遊び心と力強さを表現しています。
ターゲットはアウトドア派のファミリー層で、5人乗りと6人乗りの2タイプが用意されており、荷室の広さも十分に確保されているので、キャンプなどにもピッタリのモデルとなっています。
●トヨタ「カローラトレック」
2019年9月17日にトヨタは国内モデルとしてセダンの「カローラ」とステーションワゴンの「カローラツーリング」を発表。
それに先立って欧州では新型カローラシリーズが発売されていましたが、新たにステーションワゴンの「カローラツーリングスポーツ」のクロスオーバーモデルとなる「カローラトレック」を2019年9月23日に欧州向けとして発表しました。
カローラトレックは、ベース車に対して最低地上高を20mm上げて地面とのクリアランスを大きくし、不整地や雪道での走破性を向上。
外観のデザインでは、前後のフェンダーアーチとサイドステップにブラックカラーの樹脂パーツを装着し、前後パンパー下部をアンダーガード風な意匠とし、ホイールも専用デザインの17インチを装着しています。
パワートレインは、1.8リッター直列4気筒ガソリンエンジン+モーターと、2リッター直列4気筒ガソリンエンジン+モーターの2種類のハイブリッド車を設定。
なお、カローラトレックの日本導入は未定となっています。
●日産「ノート シーギア」
2019年上半期(1月から6月)の新車販売台数ランキングで、コンパクトカーのトップに君臨したのが日産「ノート」です。
ノートといえばエンジンで発電して電気で走る「e-POWER」が大ヒットの原動力ですが、数々の派生モデルをラインナップしていて、SUVテイストの「シーギア」が特別仕様車として2017年10月に加わりました。
外観ではダークメタリック色に塗られた前後バンパー下部、前後フェンダーアーチ、サイドステップ、ルーフレール、サイドミラーと、フォグランプまわりとサイドミラーにグリーン色のアクセントを入れてアクティブさを表現。
また、専用デザインの15インチアルミホイールや、内装ではグリーン色をあしらった専用シートクロスを採用しています。
なお、さらに装備が充実した「ノート シーギアリミテッド」もラインナップしています。
■軽自動車にもSUVの風が吹く!?
●三菱「eKクロス」
2019年3月に発売された三菱の軽トールワゴン「eKクロス」は、4代目「eKワゴン」と同時に発売されたSUVテイストのクロスオーバーモデルです。
外観の特徴である縦型の3灯式LEDヘッドライトは、三菱が提唱するデザインコンセプトの「ダイナミックシールド」を取り入れ、上2段がロービームで、下にハイビームを配置したことで路面状況が把握しやすく、対向車が感じる眩しさを抑えながら独特の存在感を醸し出しています。
また、前後フェンダーアーチとサイドステップをブラックカラーに加飾し、専用のルーフレールを装着するなどでSUVらしさを表現しています。
パワートレインには新たにハイブリッドシステムを採用。最高出力52馬力の直列3気筒エンジンと、64馬力の直列3気筒ターボエンジンの両方に、2.7馬力のモーターを搭載。
また、メーカーオプションの「先進快適パッケージ」を選択すれば、ACC(アダプティブクルーズコントロール)やLKA(車線維持支援機能)、三菱初の高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT(マイパイロット)」などの先進安全技術が装備されます。
●スズキ「スペーシアギア」
現在、スズキでもっとも売れているモデルが、スーパーハイトワゴンの「スペーシア」です。このスペーシアをベースにSUVテイストとしたのが「スペーシアギア」です。
外観の特徴としては「ジムニー」や「ハスラー」と同じく丸型2灯式ヘッドライトに変更され、力強いイメージのバンパーなどにより個性をアピール。
また、ルーフやフロントフェイス、サイドステップ、ホイールなど、随所にガンメタリック塗装を施して精悍な印象となっています。
パワートレインは52馬力の直列3気筒自然吸気と64馬力のターボで、全グレードで3.1馬力のモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドとなっています。
内装では撥水加工を施したシートクロスを採用するなど、川遊びやマリンスポーツ、スノーボードの時にも適しており、フルフラットになるシートアレンジで車中泊にも対応しています。
※ ※ ※
普通のモデルをSUVテイストに仕上げる手法は、ちょうど日本でRVブームがあった1990年代初頭から盛んにおこなわれていました。
しかし、あまりヒットしたといえず、RVブームの終焉とともに消えてしまいました。
現在のSUVブームでは、そもそも悪路走破性など求めていない人の方が圧倒的に多いと予想されるので、今回紹介した5車種のようなモデルでも、ヒットする可能性は十分にあります。
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