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エスロクを気持ちよく楽しむならS660用無限パーツを装着すべし!|ワークスチューニンググループ合同試乗会|

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エスロクを気持ちよく楽しむならS660用無限パーツを装着すべし!|ワークスチューニンググループ合同試乗会|

ホンダの軽マイクロスポーツ「S660」は登場からもうすぐ6年になる。「エスロク」の走りを“素”で楽しむだけでなく、さらに“楽しさ”というパフォーマンスを引き出すこだわりのアイテムをリリースするのがホンダワークスチューナーの無限。2020年の東京オートサロンで話題となり、市販化もしくは開発中のエアロパーツや機能部品を装着した「エスロク」を、ワークスチューニンググループ合同試乗会で試した!!

 

データシステムの「TV-KIT」が最新型クラウンに適合。ドライブ中に乗員がテレビを見られ、ナビの設定操作も可能になる

エスロクをイジって楽しむ
1990年代のビート以来長らく不在だった、ホンダの軽マイクロスポーツがS660として待望の復活を遂げてからもうすぐ6年。直近のマイナーチェンジではフロントピラーのボディ同色化やフロントグリルの意匠変更など「デザインの深化」は図られたものの、走りに関する仕様変更はナシ。
 
2020年上期の登録台数は約240台/月で推移しているが、国内専用車であることを踏まえると、果たして次期型が登場するのかは不透明。生産終了になる可能性も否定できない。
今なら新車も中古車もよりどりみどり。理想的な前後重量配分を求めて後車軸とキャビンの間にエンジンを載せた、軽規格のMR(ミッドシップエンジン・リヤドライブ)は他に類を見ず、将来的に希少価値の高い「お宝カー」になるのは必至だ。
 
素の状態でもポテンシャルが高く、デビュー当初こそノーマルで乗り続けるユーザーが多かったが、年数が経つにつれてアフターパーツが充実し、中古車が増えてくると、サスやブレーキをイジったり、自分好みの内外装にアレンジしたりと、カスタムの素材としても旬を迎えつつある。
 
現行スポーツ車のなかではベテランの域に入ったエスロク用パーツをコンスタントに発信し続けるのが、ホンダワークスの無限。かつてBBS鍛造ホイールやビルシュタインサスを装着したコンプリートカー、RSを660台限定で販売するなど、S660には特別な思い入れがある。
 
パーツに関しても「一度出したら終わり」ではなく、デザインや性能をブラッシュアップしていくのが無限流。

 
こだわりの無限パーツを試す 
東京オートサロン2020に出展した「無限S660コンセプト」に装着され、注目を集めていたバンパータイプ(純正バンパーと丸ごと交換)の新作エアロパーツ、強度解析に基づきデザインされた鍛造アルミホイール、カーボンパーツがリリースされ、デモカーに試乗する機会を得た。
 
これらのパーツは、普段は市街地走行がメインで、たまにワインディングやミニサーキットを楽しむエスロクオーナーを想定して開発された。
 
ノーマルとの違いを感じるのが、ガッチリしたボディと身のこなしの軽さ。CFRP(炭素繊維強化プラスチック)製のボンネットとエンジンフード、リヤウイングなどで前後オーバーハングを軽量化し、ロールトップに比べて剛性と気密性が向上するハードトップの重量を相殺した。
 
右足の踏力に比例してリニアに制動力が立ち上がる、スポーツタイプのブレーキパッドとブレーキローターで荷重移動をかけて、鼻先がスパッと向きを変える……そんなリズミカルな旋回姿勢を作り出すのが、ばね下の軽さによる路面追従性の高さ。
 
軽量・高強度の鍛造アルミホイール「FR8」がばね下をスムーズに動かし、拾い過ぎた入力と振動はヤマハと無限がエスロク用に共同でセッティングしたパフォーマンスダンパーで減衰させる。もっとも効果が得られる場所を定めるために実走テストを繰り返した結果、フロント側はリーンフォースメントの真下あたり、リヤ側はエンジン直後の左右をつなぐブレースの付け根に装着した。
 
これらのパーツはすべて全国のホンダカーズで購入・装着できるのも無限ブランドの強み。車検や整備を機に愛車をアップデートしてみてはいかがだろう。
 

実走評価を重ねて開発 

●東京オートサロンに出品したコンセプトモデル装着パーツを、さらなるスタイリング・機能性の向上を目指し、サーキットでの走行評価を重ね、まずはフロントエアロバンパー(13万2000円)をリリース。好みでLEDフォグランプ(8万8000円)やエアロイルミネーション(3万3000円)も装着可能。カーボン製のエアロボンネットやスポーツグリルは開発中
 

●カーボンエアロボンネットはラジエターを効率的に冷却するために大開口アウトレットが設けられる

●大型のエアアウトレットを設けた「フロントエアロフェンダー」により、スパルタンなイメージが際立つ。FRP製。開発中
 

 

●リヤフォルムを創出するリヤエアロバンパー(12万1000円)は下部をディフューザー形状とした。軽量化に寄与するカーボン製エアロエンジンフードやリヤウイングは開発中
 

●強度解析により新たにデザインされた鍛造アルミホイール「FR8」(フロント用13万2000円/2本、リヤ用14万3000円/2本)。パフォーマンスダンパー(11万円、前後セット)も新たにラインアップ
 
 
 
 
2つの”キャラ変”スタイルでフィットを個性的にカスタマイズする
MUGEN FIT Dash

MUGEN FIT Skip
 
ダッシュとスキップ、趣の異なるエアロパーツでフィットの「キャラ変」を提案する無限。ダッシュはロー&ワイド感を演出するフロントアンダースポイラーとオプションのエアロイルミネーション、ディフューザー風のリヤアンダースポイラーなど、スポーティなテイストを全面に押し出したデザインが特徴。

いっぽうスキップは現行フィットの持ち味であるカジュアル感を損なわずに、程よくアクセントを加えてノーマルとの差別化を図る。
スポーツサイレンサーはダッシュがシングル、スキップがデュアルと、エアロのデザインに合わせて別設定。スポーツタイプのブレーキパッドやスリット入りディスクローター、ブレーキラインまで設定するのが無限らしい。
 
 
最新シビックに対応する無限パーツに注目!!
 
2020年のマイナーチェンジでバンパーの意匠が変更されたことに伴い、リヤまわりのアイテムを仕様変更。航空機のジェットノズル形状をモチーフにした「デュアルヘキサゴナルフィニッシャー」を採用したスポーツエキゾーストシステムは、無限のリヤアンダースポイラーのセンターピース(ディフューザー風のデザイン)をセットに加えることで、標準装備のリヤバンパーへの装着を可能にした。その他はマイナー前からあるアイテムを継承。
  
 
 
<<<クレジット>>>
〈文=湯目由明 写真=山内潤也〉
 
 
無限

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