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ルノー キャプチャーがフルモデルチェンジ。スタイリッシュさと機能美に磨きをかけたコンパクトSUV

掲載 更新 5
ルノー キャプチャーがフルモデルチェンジ。スタイリッシュさと機能美に磨きをかけたコンパクトSUV

2021年2月4日、ルノー・ジャポンはフルモデルチェンジを受けたコンパクトSUV、新型キャプチャーの日本導入を発表。2月25日より全国のルノー正規ディーラーで販売を開始する。

ルノー・日産・三菱のアライアンス技術を投入された「キャプチャー」
ワールドワイドで人気のコンパクトSUVルノー キャプチャーのフルモデルチェンジがお披露目されたのが、2019年9月のフランクフルトモーターショーでのこと。以来、日本導入を待つ声が高まる中、遂にデビューを飾った。

●【くるま問答】ガソリンの給油口、はて? 右か左か、車内からでも一発で見分ける方法教えます(2020.01.21)

2代目となるキャプチャーは、ルノー・日産・三菱のアライアンスの成果が注ぎこまれている。新たに開発された高剛性(ユーロNCAP最高5スター)で軽量なCMF-Bプラットフォームと、先代の6速から7速DCT(パドルシフト付)となったトランスミッションに組み合わされる1.3L 直4 DOHCターボエンジンだ。

新開発エンジンンのパフォーマンスは最高出力154ps/最大トルク270Nm。新型ルーテシアの搭載エンジンと同じだが、最高出力で23ps、最大トルクで30Nm上回る。新たなプラットフォームとの相乗効果とで先代を上回る走行性能を期待できそうだが、燃費への配慮も忘れていない。WLTCモードで17.0km/Lと、優秀な数字を達成している。

グレードは、装備の違いによりインテンスとインテンス テックパックの2つが設定されている。

キャプチャーはエレガントな顔立ちを演出する小粋なデザインセンス
2代目となったキャプチャーのエクステリアを特長づけるのが、抑揚のあるフェンダーと絞り込まれたボディサイド、そして浮かんでいるように見える2トーンのルーフ(フローティングルーフ)。ダイナミックなボディラインに直線のプレスラインを組み合わせた、いわゆる「フレンチデザイン」と呼ばれるものだ。

ノワールエトワールM(黒)のボディカラーにはブランアルバトル(白)のルーフが、それ以外のボディカラーにはノワールエトワールのルーフカラーが設定されている。

SUVらしさを演出するのがフロントとリアのスキッドプレートや、ボディ下端を覆うモールディングにアルミのルーフレール。フロントバンパー両端には、エアディフレクターを装備。フロントホイールハウスにつながり、フロントホイールから発生する空気の乱れを抑えることで空気抵抗を減らし、燃費を向上に役立つという。

ヘッドライトは100%LED化された。ライトまわりのデザインは、ルノー車を象徴するライトシグネチャーのCシェイプデイタイムランプもさることながら、小粋なフレンチテイストのセンスに注目したい。

フロントグリルからライトユニット内に続くクロームモールと一体となった「目」を思わせるふたつの造形と、「まつ毛」を思わせる立体的なストライプがライトユニットに組み込まれ、ヘッドライトカバーのダイヤモンドのモチーフとで、エレガントな表情を作り出している。

リアライトもCシェイプ。非常にスリムだが、ヘッドライトと同様にストライプやライトカバーのダイヤモンドのモチーフが3D効果を生みだし、リアエンドのデザイン上のアクセントとなっている。

広々とした室内に乗員オリエンテッドの装備が満載したキャプチャー
新型のボディサイズは、全長4230×全幅1795×全高1590mmで、先代モデルに比べて全長が95mm長くなり、全幅は15mm、全高は5mm拡大。ホイールベースも2640mmと、先代モデルに比べて35mm長くなった。室内空間の拡大と快適性の向上に大きく貢献していることは言うまでもない。

形状が見直されたフロントシート(シートヒーター付)は、座面長が15mm長くなり包み込むようなものに、そして薄型形状のヘッドレストは後方の視認性の向上を意識してのこと。なお、インテンステックパックにはレザーシートが装備され、運転席には電動調整機能が備わる。

60:40分割可倒式リアシートは、フロントのシートバックの形状を工夫することで、膝回りのスペースがクラストップレベルの221mmとなり、先代モデルに比べて17mmゆとりが生まれた。前後に最大160mmスライドするのもメリットだ。

ラゲッジスペース容量は、欧州BセグメントSUVクラス最大レベルの536Lで、リアシートを倒した状態では1235Lまで拡大する。ラゲッジスペースを上下に分割するダブルフロアシステムも使い勝手が良さそうだ。

広くなった室内を視覚的に後押しするのが、前席の高いアイポイントと水平基調のダッシュボードや、フレームレスルームミラー。操作性を意識してドライバー側にわずかに角度が付けられた7インチ マルチメディアイージーリンクのタッチスクリーンともども、運転しやすい環境への配慮が伺える。

目を引くのがフライングセンターコンソール。宙に浮いているかのようなデザインは、ギアレバーをドライバーに近い位置にすることでドライビングポジションの最適化を目指したもので、新型キャプチャーが提唱するスマートコクピットの中核をなすものだという。

フライングセンターコンソール下のスペースは、スマートフォンのワイヤレスチャージ機能を持つ(インテンステックパック)収納スペースとし、上部は従来のギアレバーと違うシフト・バイ・ワイヤー技術による先進の「e-シフター」が装備される。軽い操作感ながら正確な変速操作が可能という。

小径化されたレザーステアリングは、先代に比べ小さなエアバッグシステムを採用したことによる。メーター類の視認性が高まったことに加え、ステアリングのスポーク上には、運転支援システムやインフォテインメント機能の音声入力が操作できるスイッチが配された。

音響へのこだわりも見せている。世界のサウンドシステムをリードするボーズとルノーの、10年以上にわたるパートナーシップから生まれた、クラストップレベルの音響効果を実現したというスピーカーシステム「Fresh Air Speaker」が装備されている。

7インチ マルチメディアイージーリンクで広がる新たなドライブシーン
コネクテッド機能の進化を示す7インチ マルチメディアイージーリンクは、日常のドライブシーンを豊かなものとしてくれる。

スマートフォンをUSB ポートに接続すれば、アップルカープレイやアンドロイドオートを介して、7インチマルチメディアイージーリンクのタッチスクリーン上で、スマートフォン内の各種アプリが利用できる。

3つの運転モード(My Sense/Sport/Eco)が選択できるルノー・マルチセンスの操作も7インチマルチメディアイージーリンクが担う。「My Sense 」はカスタマイズモード(初期設定モード)、「 Sport 」スポーツ走行に適した運転モード、「Eco」はエコロジー、エコノミーを重視した運転モードとなる。

選択された運転モードに応じて、エンジンの出力特性や7速DCTの自動変速特性、電動パワーステアリングのアシスト力(コンフォート/レギュラー/スポーツ)の制御を行うとともに、エアコン(エコ/コンフォート/レギュラー/スポーツ)や8色のアンビエントライト(ブルー/エレクトリックブルー/パープル/イエロー/オレンジ/レッド/グリーン/ホワイト)などの室内環境のコントロールにも対応する。

充実の先進運転支援システム&先進予防安全技術を備えた新型キャプチャー
多彩な先進運転システムも魅力だ。高速道路など走行時に車線、速度、他車との間隔をチェックする「ハイウェイ&トラフィックジャムアシスト」を始め、高速道路など走行時に前方の車両との安全な車間距離を維持する「アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)」、走行車線の中央を走るようにハンドル操作を支援する「レーンセンタリングアシスト(車線中央維持支援)」、フロントバンパー、両側ドアミラー、リアゲートに取り付けられた4つのカメラが車両の周囲を監視する「360度カメラ」、「オートハイ/ロービーム」、「パーキングセンサー(フロント、リア)」などが標準で装備される。

先進予防安全技術も「歩行者・自転車検知機能付アクティブエマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)」、「ブラインドスポットワーニング(後側方車両検知警報)」、「レーンキープアシスト(車線逸脱防止支援)/レーンデパーチャーワーニング(車線逸脱警報)」、「トラフィックサインレコグニション(交通標識認識)」、「セーフティディスタンスワーニング(前方車間距離警報)」と、しっかりと対応している。

なお、パーキングブレーキは電動化されてオートホールド機能を標準で装備。交差点の長い信号待ちなどで、ドライバーがブレーキペダルから足を離しても停止状態を保ち、アクセルペダルを踏むと自動的にブレーキを解除してくれるものだ。

新型キャプチャーの販売は2月25日からとなる。それに併せて、ルノー・サービスプランを提供するキャンペーンの実施も行われる。

ルノー キャプチャー ラインアップ/車両価格(税込)
インテンス:299万円
インテンス テックパック:319万円

ルノー キャプチャー インテンス パック 主要諸元
●全長×全幅×全高:4230×1795×1590mm
●ホイールベース:2640mm
●車両重量:1310kg
●エンジン:直4 DOHCターボ
●総排気量:1333cc
●最高出力:131kW(154ps)/5500rpm
●最大トルク:270Nm/1800rpm
●トランスミッション:7速DCT(EDC)
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:プレミアム・48L
●WLTCモード燃費:17.0km/L
●タイヤサイズ:215/55R18
●車両価格(税込):319万円

[ アルバム : 新型ルノー キャプチャー はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

5件
  • 安い
    マツダのよりこっちだね
  • 【ルノー・日産・三菱 アライアンス】
    ってどうなっているの???
    出す車が被りっ放しだと思うのですが???

    ルノーさん、ちゃんと手綱を握っていますか???
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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