【F1メカ解説】レッドブルがラスベガスで見せた”荒療治”。大きすぎた空気抵抗に対処すべく、サーキットでリヤウイングを削る苦肉の策

　レッドブルは、F1ラスベガスGPで苦境に立たされている。持ち込んだリヤウイングがライバル勢のモノよりも大きく、そのぶん空気抵抗が嵩んで最高速が劣ってしまっているのだ。

　レッドブルはこの問題に対処するため、現場で応急処置を施した。

　今年で2度目の開催となったF1ラスベガスGP。舞台となるラスベガス・ストリップ・サーキットは、直線区間が多いストップ＆ゴーのレイアウト。特にラスベガスの目抜通りである”ストリップ”を使ったターン12からターン14にかけては、約2kmの全開区間となっていて、最高速が重要なのは明らかだ。