現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新型レクサスRX、実車を見た、触れた!──小川フミオが速報リポート

ここから本文です

新型レクサスRX、実車を見た、触れた!──小川フミオが速報リポート

掲載 15
新型レクサスRX、実車を見た、触れた!──小川フミオが速報リポート

フルモデルチェンジしたレクサスの新しい「RX」。実車を見たモータージャーナリストの小川フミオがリポートする。

官能的ともいえる雰囲気

新型レクサスRXがついに登場!──高性能モデルも設定へ

レクサスRXの新型が、2022年6月1日に世界初公開された。5世代目になるRXは、“スピンドルボディ”という新しいデザインテーマを採用したスポーティなルックスが特徴だ。さらに、あたらしい4輪駆動システムの搭載など、いかにも走りがよさそうだ。

レクサスRXは、1998年に第1世代が登場していらい、24年を数える。レクサスのコア(中核)モデルとして、日本のみならず、北米でも人気が高い。今回の新型は、ボディ全長は据置(4890mm)、全幅が25mm拡大したいっぽう、全高は10mm下がった。

実車には、東京・渋谷で開かれた「LEXUS NEXT CHAPTERラウンドテーブル」で対面した。会場で話を訊いたチーフエンジニアの大野貴明氏によると、サイズをあまり変えなかったのは、「北米でも、このサイズ感がちょうどいいと評価されている」のが理由だという。

スタイリングは新型「RZ」を彷彿とさせる新意匠が特徴だ。グリルとボディがつながったような「スピンドルボディ」の要素をとりいれたフロントまわりが目を惹く。それだけでなく、後方にいくと薄くみえるキャビンと、ボディのシェイプとうまく一体化しつつ力強くふくらんだリアフェンダーなど、官能的な雰囲気だ。

須賀厚一デザイン部長は、「遠くからみると、新しいクルマと思えて、近づいていくと従来のRXとの近似性に気づき、さらに近づくと、いままでとはまったく違うと思われるはずです」と、語る。たしかにそんな感じだ。

豊富なパワーユニット

いかにも走りのよさそうなモデルが今回新設定されているから、官能的という感覚はあながち間違っていないかもしれない。「RX500h F SPORT Performance(パフォーマンス)」と名付けられたモデルは、2.5リッターターボエンジンを使ったパラレルハイブリッドだ。

このモデルには全輪駆動システム「e-AXLE(イーアクスル)」搭載。さらに、今夏に発売ともいわれるレクサス初のピュアEV「RZ」でも採用される高出力モーターを制御して走りのよさを追求する「ダイレクト4」が組み合わされているのが注目点だ。

ラインナップは、上記「RX500h F SPORT Performance」を筆頭に、多岐にわたる。

「RX450h+」は、2.5リッターエンジンのプラグイン・ハイブリッドモデル。18.1kWhのリチウムイオンバッテリーをもち、後輪をモーターで駆動する「E-Four」搭載だ。

「RX350h」は、2.5リッター直4エンジンを使ったシリーズパラレル式ハイブリッドシステム採用。後輪がモーター駆動の「E-Four」と、前輪駆動の2本立ての展開だ。電池はニッケル水素となる。

さらにICE(内燃機関=エンジンで走るモデル)として「RX350」が、前輪駆動と、フルタイム全輪駆動で設定。燃費を追求した2.4リッター4気筒ガソリンエンジンは、徹底した制御が行われていると謳う。

RXは日本市場においては、独自の立ち位置にある。エモーショナルなスタイリングのミドルクラスサイズのSUVであり、操縦性の高さもセリングポイント。クーペ的なスポーティさという点では、メルセデス・ベンツ「GLCクーペ」や、BMWの「X4」などもライバルになるかもしれない。イメージ的にはポルシェ「マカン」も、購買層の視野に入るだろう。

スタイリッシュであるものの、ただし、RXは機能を犠牲にしていない。ホイールベースを従来と比べ60mm延ばして2850mmとしたぶん、後席の位置を下げて乗員スペースの拡大に充てたという。

いっぽう、テールゲートの車内側のデザインに手を加えたことによって荷室スペースはまったく犠牲になっていないそうだ。

「走らせると笑顔になってもらえるクルマにしたかった」

前出のチーフエンジニア、大野氏は語る。NX、LX、RZ、と続いてきた次世代レクサスの流れのなかに位置づけられる新型RXもまた、「すっきりと奥深い」を目指すレクサス独自の個性をもったモデルとなる。

価格も発売時期も明らかにされていないが(2022年秋頃という)、楽しみなモデルだ。

文・小川フミオ 写真・小塚大樹

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
レスポンス
ハミルトンFP2も首位、メルセデス好調も上位は接戦模様か。RB角田裕毅は10番手|F1ラスベガスGP
ハミルトンFP2も首位、メルセデス好調も上位は接戦模様か。RB角田裕毅は10番手|F1ラスベガスGP
motorsport.com 日本版
スズキ、フラッグシップ『ハヤブサ』のカラーリングを変更した最新モデルを発表。11月22日より発売
スズキ、フラッグシップ『ハヤブサ』のカラーリングを変更した最新モデルを発表。11月22日より発売
AUTOSPORT web
まだまだ続きます 北近畿豊岡道の「有料トンネル」料金徴収期間を延長 背景に老朽化
まだまだ続きます 北近畿豊岡道の「有料トンネル」料金徴収期間を延長 背景に老朽化
乗りものニュース
700万円超え! スバル新型「SUV」発表! 2リッター「水平対向」×マイルドハイブリッド搭載! 全長4.7m級の「新フォレスター」欧州に登場へ
700万円超え! スバル新型「SUV」発表! 2リッター「水平対向」×マイルドハイブリッド搭載! 全長4.7m級の「新フォレスター」欧州に登場へ
くるまのニュース
F1ラスベガスFP2速報|FP1に続きメルセデスのハミルトンが最速。角田裕毅10番手
F1ラスベガスFP2速報|FP1に続きメルセデスのハミルトンが最速。角田裕毅10番手
motorsport.com 日本版
スズキ『V-STROM 250SX』がカラーリング変更、新価格は59万1800円
スズキ『V-STROM 250SX』がカラーリング変更、新価格は59万1800円
レスポンス
約3000万円で落札されたポルシェ「911 カレラRS アメリカ」は何か変! 実は新車の頃からシュトロゼックのボディキットが装着されていました
約3000万円で落札されたポルシェ「911 カレラRS アメリカ」は何か変! 実は新車の頃からシュトロゼックのボディキットが装着されていました
Auto Messe Web
フォード、伝統のバハ1000で『ブロンコDR』と『レンジャー・ラプター』が主要部門を制覇
フォード、伝統のバハ1000で『ブロンコDR』と『レンジャー・ラプター』が主要部門を制覇
AUTOSPORT web
トヨタ勝田貴元、出鼻を挫くパンクは「大きな衝撃がなかった」と驚き。DAY2は”抑えめ”の走りに|WRCラリージャパン
トヨタ勝田貴元、出鼻を挫くパンクは「大きな衝撃がなかった」と驚き。DAY2は”抑えめ”の走りに|WRCラリージャパン
motorsport.com 日本版
最強の4気筒「メルセデスAMG A 45 S 4MATIC+ Final Edition」は限定300台
最強の4気筒「メルセデスAMG A 45 S 4MATIC+ Final Edition」は限定300台
AutoBild Japan
アイオニック5からコナへ!【ヒョンデ・アイオニック5長期レポート5】
アイオニック5からコナへ!【ヒョンデ・アイオニック5長期レポート5】
AUTOCAR JAPAN
走行中、後ろから緊急自動車が! 譲らないと「違反」に!
走行中、後ろから緊急自動車が! 譲らないと「違反」に!
くるくら
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」登場! 豪華“ウッド”&茶内装が超カッコイイ! 充電システム×エアコンも完備のケイワークス「アーチザン Type I」お台場で実車公開
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」登場! 豪華“ウッド”&茶内装が超カッコイイ! 充電システム×エアコンも完備のケイワークス「アーチザン Type I」お台場で実車公開
くるまのニュース
【ヤマハ】Netflix の新作SFアニメ「Tokyo Override」にヤマハがデザインしたバイク「Y/AI(ワイエーアイ)」が登場!
【ヤマハ】Netflix の新作SFアニメ「Tokyo Override」にヤマハがデザインしたバイク「Y/AI(ワイエーアイ)」が登場!
バイクブロス
キャンプ・災害に備える手のひらサイズの携帯浄水器「Greeshow GS-288」のセール実施中!
キャンプ・災害に備える手のひらサイズの携帯浄水器「Greeshow GS-288」のセール実施中!
バイクブロス
クシタニが2024-25FWガーメントを発売! 暖かさと運動性の高さを両立した防寒パンツ・ブーツ・グローブをラインナップ
クシタニが2024-25FWガーメントを発売! 暖かさと運動性の高さを両立した防寒パンツ・ブーツ・グローブをラインナップ
バイクのニュース
ミツオカ新型「M55」世界初公開に反響多数! MTのみ設定&“旧車”デザインに「良すぎる」の声! 青内装の「ゼロエディション」が話題に
ミツオカ新型「M55」世界初公開に反響多数! MTのみ設定&“旧車”デザインに「良すぎる」の声! 青内装の「ゼロエディション」が話題に
くるまのニュース

みんなのコメント

15件

  • 今RX450h乗っているんだけど新型はホイールベースを伸ばしたことで最小回転半径が6mになったことが懸念事項かな、、、
    これだと都内で狭小住宅だと厳しいね
    今無理して駐車ギリギリなもんで
  • グリルが切手を切り離したギザギザみたいやね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

666.0901.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

89.51119.0万円

中古車を検索
RXの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

666.0901.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

89.51119.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村