現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「100万円のトヨタ・センチュリー」は買いか? 憧れる「日本最高峰セダン」 手が届く価格なら検討価値アリ? 中古車販売店に聞いてみた

ここから本文です

「100万円のトヨタ・センチュリー」は買いか? 憧れる「日本最高峰セダン」 手が届く価格なら検討価値アリ? 中古車販売店に聞いてみた

掲載 32
「100万円のトヨタ・センチュリー」は買いか? 憧れる「日本最高峰セダン」 手が届く価格なら検討価値アリ? 中古車販売店に聞いてみた

■新車価格では手が届かない! トヨタ最高級車「センチュリー」 中古車なら?

 トヨタ「センチュリー」は現行であれば新車価格が2000万円を超える日本における最高級車です。
 
 一方で、先代などであれば中古車市場において、100万円程度で販売されています。
 
 誰もが1度は憧れるセンチュリーですが、こうした格安中古センチュリーはしっかりと乗れるものなのでしょうか。中古車販売店にたずねてみました。

【画像】カッコいい! これが新センチュリーの「斬新すぎるドア」です! 画像を見る

 初代センチュリーが誕生したのは1967年。

 センチュリーの車名は、トヨタの創始者である豊田佐吉氏の生誕100年の記念として「世紀」の意味を持つこの名前が付けられました。

 初代センチュリーの発売当時の新車価格は208万~273万8000円ですが、現在の貨幣価値に換算すると1000万円ほどとなります。

 初代センチュリーは、世界のショーファーカーに比肩する新しい日本の高級車を目指して開発されたクルマです。

 高い静粛性や乗り心地はもちろん、日本の伝統美や品格を表すデザインが各部にあしらわれ、使い勝手に関わる部分の随所には日本のおもてなしの心が反映されています。

 現在まで2度モデルチェンジしており、現行型は2018年に登場した3代目です。

 2023年には新しいモデルとしてSUV型のセンチュリーが新車価格は2500万円で発売され話題を呼びました。

 センチュリーの新車価格が高い理由は、ショーファーカーとして優れた性能が与えられているだけでなく、一般車両とは異なる製造工程にもあります。

 プレス後のボディの僅かな歪み修正や塗装工程、各部の組み立て工程など細部にわたって、トヨタの熟練職人が手作業で丁寧に仕上げている点もセンチュリーの大きな特徴です。

 センチュリーは、国産車のなかでもっとも一般人に縁遠いクルマと言えるでしょう。

 しかし現実的な価格で販売されている中古のセンチュリーなら、ずっと身近な存在に変わります。

■中古車価格100万円以下のセンチュリーはどんな状態?

 中古車価格100万円以下で購入できるセンチュリーは1997年~2017年まで製造された2代目です。

 初代センチュリーは、その希少性からか総じて高値が付けられる傾向にあります。

 2代目は5.0L V型12気筒エンジンが搭載される唯一のセンチュリーであり、発売当時の新車価格は925万~987万円でした。

 現在、中古で販売されている個体の年式は2012年前後のモデルが中心です。

 ただし、走行距離は20万kmオーバー。なかには30万kmに近い車両もあります。

 こうした過走行のセンチュリーは、果たして問題なく乗れるのでしょうか。

 現在センチュリーを販売している中古車販売店にたずねてみました。

「センチュリーに使われる部品は素材がよいため、各部の耐久性が高いのは間違いありません。

 シート生地ひとつとっても一般的な乗用車では、これだけの年式や走行距離まで耐えられません。

 各部の細かなヤレは目立つものの、目に見える範囲では年式や走行距離を考えれば良好な状態といえます。

 クルマがクルマだけに、センチュリーは丁寧に乗られている印象です。

 ただし、機械部分に関しては相応の年式と走行距離であるため、正直なところ悪くないとしか答えられません。

 不具合が出て修理をしようにも、現在はほとんど中古部品での対応となります。

 センチュリーに関して問い合わせは多くありますが、オンラインでの問い合わせだけでは購入に踏み切れないお客が多いようです。遠方であっても購入前に現車確認をおすすめします」

※ ※ ※

 おもに運転手付きのショーファーカーとして用いられるセンチュリーは、社用車や公用車として使われたクルマが中古車市場にも出回ります。

 また好んで個人所有する人も少なからずいるため、手放した車両が中古車として並ぶことはそれほど珍しくありません。

 なかでも、2代目はV型12気筒エンジンが搭載された唯一のセンチュリーです。

 そうしたこともあり、今や貴重となった国産V12エンジンを味わうのもクルマ好きにとっては悪くないお金の使い方ではないでしょうか。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

全長3mで「新車475万円」! めちゃ小さな高級車「アストンマーティン・シグネット」が凄かった! 6速MT×匠“手仕上げ”の「超豪華内外装」採用! 異例すぎた「激レアモデル」なぜ誕生?
全長3mで「新車475万円」! めちゃ小さな高級車「アストンマーティン・シグネット」が凄かった! 6速MT×匠“手仕上げ”の「超豪華内外装」採用! 異例すぎた「激レアモデル」なぜ誕生?
くるまのニュース
日産「“次期”スカイライン」登場しないのか? 待望の「V38型」は“全電動車”化か!? 現行型「異例の11年目」突入で今後はどうなる… 北米では「4ドアクーペ」コンセプトの姿も
日産「“次期”スカイライン」登場しないのか? 待望の「V38型」は“全電動車”化か!? 現行型「異例の11年目」突入で今後はどうなる… 北米では「4ドアクーペ」コンセプトの姿も
くるまのニュース
ダイハツ「ミラジーノ」が凄かった! 英国風“レトロ顔”&豪華内装は「小さな“軽”高級車!?」 中古でも人気の理由とは
ダイハツ「ミラジーノ」が凄かった! 英国風“レトロ顔”&豪華内装は「小さな“軽”高級車!?」 中古でも人気の理由とは
くるまのニュース
「オーラが凄い…」 3000万円の超豪華セダン「トムス センチュリー」に驚きの声! 誰もが二度見する“存在感”がスゴイ! 超スポーティなトヨタ「究極のセンチュリー」とは!
「オーラが凄い…」 3000万円の超豪華セダン「トムス センチュリー」に驚きの声! 誰もが二度見する“存在感”がスゴイ! 超スポーティなトヨタ「究極のセンチュリー」とは!
くるまのニュース
トヨタ「アルファード」の「“最安”モデル」登場か!? めちゃ安いけど装備は「必要十分」! お買い得な「割り切り仕様」500万円アンダーで“新規設定”に期待
トヨタ「アルファード」の「“最安”モデル」登場か!? めちゃ安いけど装備は「必要十分」! お買い得な「割り切り仕様」500万円アンダーで“新規設定”に期待
くるまのニュース
スズキ「スイフトスポーツ」生産終了! 「ZC33S Final Edition」登場で現行モデルが終わる!  通常仕様は25年2月、FINALは11月で
スズキ「スイフトスポーツ」生産終了! 「ZC33S Final Edition」登場で現行モデルが終わる! 通常仕様は25年2月、FINALは11月で
くるまのニュース
トヨタの「クラウンスポーツ」特別仕様車に反響多数! 「特殊処理ボディ」×上質内装に「欲しい」「シブい」の声も! 新「RS“ザ リミテッド マットメタル”」に“熱視線”集まる
トヨタの「クラウンスポーツ」特別仕様車に反響多数! 「特殊処理ボディ」×上質内装に「欲しい」「シブい」の声も! 新「RS“ザ リミテッド マットメタル”」に“熱視線”集まる
くるまのニュース
「マルニ」や「3シリーズ」の源流となったBMW「1600-2」が355万円で落札! オリジナルに忠実な個体で手軽に始める旧車ライフにもってこい!?
「マルニ」や「3シリーズ」の源流となったBMW「1600-2」が355万円で落札! オリジナルに忠実な個体で手軽に始める旧車ライフにもってこい!?
Auto Messe Web
230万円からの「小さな高級車」ことホンダ「フィットリュクス」は何が凄い? 内装「ライトブラウン」がめちゃイケてる! 販売店に寄せられた声とは
230万円からの「小さな高級車」ことホンダ「フィットリュクス」は何が凄い? 内装「ライトブラウン」がめちゃイケてる! 販売店に寄せられた声とは
くるまのニュース
日本の道路事情にピッタンコ!? 旧型「ミニ」生産終了から四半世紀 なぜ高値安定なのか?
日本の道路事情にピッタンコ!? 旧型「ミニ」生産終了から四半世紀 なぜ高値安定なのか?
乗りものニュース
【アメリカ】ホンダの大型SUV「プロローグ」に反響多し! 「100万円以上も安くなるのスゴイ」「あえてシンプルなデザインが素敵」の声! 日系車で「1番人気」を獲得!
【アメリカ】ホンダの大型SUV「プロローグ」に反響多し! 「100万円以上も安くなるのスゴイ」「あえてシンプルなデザインが素敵」の声! 日系車で「1番人気」を獲得!
くるまのニュース
新車106万円! ダイハツの「ハイゼットトラック 本格“四駆”仕様」がスゴい! 5速MTにローギア付き“4WD”×デフロック採用! 悪路に強い「ハイスペックモデル」とは
新車106万円! ダイハツの「ハイゼットトラック 本格“四駆”仕様」がスゴい! 5速MTにローギア付き“4WD”×デフロック採用! 悪路に強い「ハイスペックモデル」とは
くるまのニュース
マツダ“新型”「MAZDA 2」いつ登場!? デビュー10年目の「小さな高級車」はトヨタOEMの可能性も? 人気「コンパクトカー」の“新モデル”どうなるのか
マツダ“新型”「MAZDA 2」いつ登場!? デビュー10年目の「小さな高級車」はトヨタOEMの可能性も? 人気「コンパクトカー」の“新モデル”どうなるのか
くるまのニュース
「プチ・アルファード」トヨタエスクァイアはなぜ販売終了になったのか?
「プチ・アルファード」トヨタエスクァイアはなぜ販売終了になったのか?
ベストカーWeb
ほぼ新車な「“クラシック”ディフェンダー」がスゴイ! V8搭載&超豪華内装化も可能!? TWISTED JAPANの「ハイパフォーマンスモデル」とは
ほぼ新車な「“クラシック”ディフェンダー」がスゴイ! V8搭載&超豪華内装化も可能!? TWISTED JAPANの「ハイパフォーマンスモデル」とは
くるまのニュース
【ドイツ】プリウス顔な新型「ハイパークーペ」がスゴイ! 5リッター「V8」搭載のナラン・オートモーティブの新モデルとは
【ドイツ】プリウス顔な新型「ハイパークーペ」がスゴイ! 5リッター「V8」搭載のナラン・オートモーティブの新モデルとは
くるまのニュース
新車で「230万円」超え!? ホンダの軽「N-BOXカスタム」最高額グレードは「どんなクルマ」? 豪華で“オシャ”な「ターボ“コーディネート スタイル”」とは
新車で「230万円」超え!? ホンダの軽「N-BOXカスタム」最高額グレードは「どんなクルマ」? 豪華で“オシャ”な「ターボ“コーディネート スタイル”」とは
くるまのニュース
世界に1台!! しかもホンモノ!! ポルシェ911カレラSカブリオレのお値段がスゴイ
世界に1台!! しかもホンモノ!! ポルシェ911カレラSカブリオレのお値段がスゴイ
ベストカーWeb

みんなのコメント

32件
  • goo********
    好きなら買うのはアリだと思いますが、税金やメンテナンス等の維持費は覚悟しとかないといけませんね。
  • エコライナー31
    首都高と霞ヶ関が似合うな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2500.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索
センチュリーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2500.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村