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スーパーカーから消防車まで!?「2024 GOGO mtg vol.3」イベントレポート

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スーパーカーから消防車まで!?「2024 GOGO mtg vol.3」イベントレポート

運営元:旧車王
著者 :きもだこよし

70台以上の1990年代車が集結!「第5回東京キューマルミーティング」イベントレポート

2024年11月17日、雨上がりの空の下、芦ノ湖スカイラインレストハウスフジビューに多数の車輌が集結した。

その多くはポルシェ、フェラーリから日産GT-Rといったスーパースポーツをはじめ、走りに特化したクルマが多い。

これらは「GOGOミーテイング(以下GOGO mtg)」と銘打たれ、主催者である「やまけん」氏によるオファーで集められたクルマとそのオーナーたちだ。

多種多様なスタイルや生産国の車輌が参加するこちらのイベントは、今回で3回目を向かえる。

今回は前週に台風が4つも発生するという状況のなかということもあり、天候が危ぶまれていた。

しかし、イベントは当日は幸いにして明け方にこそ雨があったものの、ときどき雲に覆われることこそあったものの絶好の晴天に恵まれた。

■「GOGO mtg」とは?
 
「GOGO mtg」とは、主催者である「やまけん」氏が3年前に発起したイベントだ。

とにかく走ることが好き。

それもひとりではなく、皆と一緒に走ったり遠出をしたりするのが楽しいと考えるやまけん氏。

周囲にもそんなクルマ好きがたくさん集まってくる。

そんなクルマ好き同士で走りに行った、出掛けてきたといった話を耳にしているうちに、それならば自分が主催者として「GOGO mtg」を立ち上げたという。

この日も多くの車輌が集まっていたが、3年前の第1回目の時点ですでに70台前後のクルマがエントリーしたという。

同じように個人がいきなりイベントを立ち上げてもこれだけの台数は集まりにくい。

やまけん氏の求心力の高さはもちろんだが、人望の厚さがなければこの種のイベントは継続して開催できない。

それだけ日ごろから人付き合いを大切にしているという、何よりの証だといえる。

そんなやまけん氏が今、一番のお気に入りだというのが、今年の3月に手に入れたランボルギーニ ディアブロSVだ。

ずっとあこがれていたうちの1台だという。

とりわけカラーリングはこの青が一番好きだったといい、実は以前から前オーナーの方に手放すときには一声かけてほしいとコンタクトをとっていたという。

この日はやはり最近手に入れたポルシェ911 カレラとメルセデスAMGを含め3台を出展。

ちなみに帰りの渋滞を考慮してディアブロのために積載車を用意。

それだけでもこのクルマに対する入れ込み方がわかるというものだ。

会場である芦ノ湖スカイレストハウスフジビューは貸し切りのため、一般車輌が入ってくることがないため走りに出ることも可能だ。

しかしながらイベントの時間が4時間ということからか、以外にもそうしたクルマは少ない。

・・・というより筆者が見る限りいなかったように思えた。

もっとも筆者がイベント開催30分前には会場入りしたにも関わらず、すでに半数以上の車輌が到着していたことを考えると、早朝から走ってそのあと会場入りをしていたのかもしれない。

■クルマとは一期一会、会場で気になったクルマたちここからはその参加車輌の方に目を向けていこう。

国産、外車問わずのイベントだが、クラシックの域に入るクルマはあまり見られないが、希少なモデルやスーパースポーツが数多く見られる。

NSX type-Sなどは世界350台、国内30台というモデル(もっとも現行NSX自体も多くはないと思うが)が参加していた。

値段などと考えることはそれこそ野暮というものだろう。

そんななか、筆者はいくつかピックアップしてお話を伺ってみたクルマを見てみたい。

●ポルシェ911(996)タルガ911としては珍しいタイプ996のタルガモデル、そして6速MTというレアな組み合わせ。

乗りはじめてまだ1ヶ月そこそこというこちらのクルマのオーナーは、元々GT3に乗られていたという。

あるとき素のカレラというものをほしいと考えていた矢先、このタルガのMTが出てきたという。

これこそまさに「一期一会」というものに違いないと即決購入に至ったそうだ。

ちなみに、オーナーの話によると、996モデルのMT比率はティプトロニックに対して8:2だそうだ。

しかもタルガモデルは最後の2年間ほどしか生産されておらず、MTのタルガがいかに希少かわかるというものだ。

オーナーは手に入れてからほぼ毎回屋根を開けて走り、このクルマを存分に満喫しているという。

●BMW M3(F80型)「F80型」といわれるモデルから「M3」のモデル名は4ドアセダンモデルの名称になり、2ドアモデルは「M4」となった。

このM3を購入してからちょうど1年ぐらいになったというオーナーは女性。他にも所有している車輌はあるというが、気に入っている点はその使い勝手の良さからだという。

他にも所有しているクルマもあるし、決して2ドアクーペのスタイルが嫌いなわけではないが、後席に友人を乗せたりするのに何か違うな?と考えていたという。

そんなときにスタイルも走りも満足のいくM3に出会い、今ではどこに行くにも日常から走りまでこのクルマで出かけるということが多いという。

●フェラーリ812スーパーファーストフェラーリのフラグシップマシンの一角であり12気筒FRのモデル。

オーナーはYouTube界隈では知られた存在である「あま猫」さん。

納車の様子を動画配信されているのでその喜びはご存じの方もおられるかと思う。

6.5L V12から800馬力を叩き出し、そのすべてを後輪で路面に叩きつけるクルマを華奢な彼女がドライブする。

100ps強の小さな車で動く筆者には想像のつかない世界である。

当面はこのクルマで日本一周を動画配信の予定を考えているという。

ちなみに、当日の動画はこちら。

 【やばい…】フェラーリでスーパーカーが集まるツーリングにぼっちで突撃してみた
https://www.youtube.com/watch?v=zdPbc6YaU5w

●ジャガー F type会場では唯一のエントリーだったジャガー。

英国のブランドとして知られるメーカーではあるが、ミニやロータスと違い、こうしたイベントではあまり見ることが少なくなってしまった。

それでも高級スポーツとしてのジャガーは何ら損なわれることはない。

数ヶ月前に購入したばかりという若いオーナーは、ちょっと見てみたいなと入ったお店のショールーム内にあったFタイプを、営業マンからエンジンを掛けてみますか?といわれたそう。

そのときの豪快なエキゾーストにすっかりやられて購入を決めたという。

まだまだ乗り出して間もないが、日々ドライブを満喫しているそうだ。

■本部前の赤いクルマは消防車だった!会場本部にはフリードリンクが置かれ、テーブル席では参加者が自由に座ってクルマ談義に華を咲かせている。

そんな本部テント前には1台のどう見ても場にそぐわない消防車が鎮座していた。

実はこれも参加車輌であり、れっきとした個人所有のクルマだ。

オーナーは官公庁のオークションで競り落として手に入れたとのこと。

その見た目からもてあましそうな気がするが、驚くことに回転半径4.1mとへたな軽自動車よりもよく、むしろ日常の使い勝手がよいくらいだという。

当然ながら元々は消防車であるため、拡声器も搭載されている。

そのことからこのイベントの移動本部となっていたのはいうまでもない。

オーナーは登録時にさまざまな加工と工夫、登録方法を調べて4ナンバー化。

誰でも扱えるようにしたという。

話が長くなるのでそのあたりは別の機会にしたいのでこの辺で。

ちなみに荷台はお立ち台になっているのでカメラ撮影時に使わせていただいた。

■構想は広がるさらに先へイベントの終わりにはコンクールの表彰があり、参加車輌でどのクルマがカッコいいか?ということを投票した(もちろん他薦だ)。

結果として、1位にフェラーリSF90ストラダーレ、2位はフェラーリの430スクーデリアが選ばれた。

また、その他の参加者にも主催者からさまざまな参加賞(各自が選ぶ形で)が出されていた。

クルマが好き、クルマが好きな人たちとの交流でより多くのつながりができていくのが楽しいと語るやまけん氏。

今後はこのイベントをいかに続けて行けるか考えているという。

そのためには、より台数が来ても対応できるように、会場もさらに大きな場所も念頭に入れて考えているそうだ。

いつかは並べ方も国ごと、メーカーごとやクラシックカーのような枠でも並べられるようなイベントにしていきたいと意気込みを語ってくれた。

GOGOミーテイングはまだまだ広がりをみせていきそうだ。

イベント終了後も、名残惜しいのか、参加者の多くがまだまだ語り足りないとばかりにその場を離れる人がほとんどいなかったのが印象的であった。

[ライター・カメラ / きもだこよし]
 

 

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