現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「しなやかさ」と「しっかりさ」を両立! グッドイヤーのSUV専用新タイヤ「ASSURANCE MAXGUARD SUV」をスバルクロストレックに装着して試乗

ここから本文です

「しなやかさ」と「しっかりさ」を両立! グッドイヤーのSUV専用新タイヤ「ASSURANCE MAXGUARD SUV」をスバルクロストレックに装着して試乗

掲載 1
「しなやかさ」と「しっかりさ」を両立! グッドイヤーのSUV専用新タイヤ「ASSURANCE MAXGUARD SUV」をスバルクロストレックに装着して試乗

■満を持して「EfficientGrip SUV HP01」の後継タイヤ発売

 グッドイヤーから、SUV専用の新タイヤ「ASSURANCE MAXGUARD SUV(以下、アシュアランス マックスガード SUV)」が発売されました。このタイヤはどのような特徴を持つのか、筆者(岡本幸一郎)が試乗してそのフィーリングを確かめてみました。

元警察官が激白! “スピード違反の取締り”の方法が明らかに

 グッドイヤーには、都会派のSUV用サマータイヤとして、フラッグシップモデルの「EAGLE F1 ASYMMETRIC 3 SUV(イーグル エフワン アシメトリック スリー エスユーブイ)」や、ハイパフォーマンスコンフォートタイヤの「Efficientgrip 2 SUV(エフィシェントグリップ ツー エスユーブイ)」もありますが、今回登場した新SUVタイヤ「アシュアランス マックスガード SUV」は、スタンダードタイヤとして約10年にわたり現役をつとめた「EfficientGrip SUV HP01(エフィシェントグリップ エスユーブイ エイチピーゼロワン)」の後継という位置づけです。

 アシュアランス マックスガード SUVは万人向けの性格のタイヤとされていて、静粛性能、ウエットグリップ性能、耐久性に注力したことが特徴として挙げられます。JATMA(日本自動車タイヤ協会)のラベリングにおいても、SUV用ながら発売時の15~19インチ全27サイズで「B-b(転がり抵抗性能、ウエットグリップ性能)」を実現していることも強調しておきます。

 ウエット性能については、トレッドパターンを工夫し、エッジを増やすとともに、最適に配置したマルチバイティングエッジ効果により水の層を効果的に切ることに加え、シリカを配合したActiveGrip(アクティブグリップ)キャップコンパウンドの特性により、ぬれた状態でも路面を効果的にグリップさせることで、ウエットブレーキ性能の向上を実現しています。

■「アシュアランス マックスガード SUV」の基本スペックをおさらい

 耐久性については、強力なスチールベルトパッケージを用いた丈夫な2層構造のSUV専用設計が、しっかりと重い車体のSUVの荷重を支え、優れた操縦安定性を確保するとともに、トレッド溝の深さやスクエアなプロファイル形状の最適化により摩耗を均一化し、偏摩耗を抑制して優れた摩耗性能を実現しています。

 静粛性能については、トレッドパターンを工夫し、角度を付けたブロックやノイズ低減リブにより衝撃ノイズを低減し、空気の放射を防いで溝の共鳴音を低減するとともに、より幅の狭い溝を採用することでノイズの低減を図っています。従来品であるEfficientGrip SUV HP01と比べて、パターンノイズは27%、ロードノイズは30%も低減しているといいます。

 ゲリラ豪雨のようなときでも安心して運転できて、快適に楽しく走れて、長く使えるコストパフォーマンスにも優れるタイヤを、SUVを愛用するユーザーのためにSUVの特性に合わせて開発した最新版が、アシュアランス マックスガード SUVというわけです。

 今回、新アシュアランス マックスガード SUVを装着した車両に試乗する機会がありましたので、その様子もこの後、お伝えいたします。

■クロストレックの車格でSUV専用タイヤは実際どうなの?

 今回アシュアランス マックスガード SUVを装着した試乗車はスバル「クロストレック」です。

 クロストレックのような高すぎず、低すぎない車格だと、SUV用のタイヤを装着するのか普通の乗用車用にするのか迷うところで、車格に見合わないタイヤを装着してしまうと乗り心地が悪化するはずです。

 そのあたりが気になる点ではありましたが、一般道でしばらく走ってみても、乗り心地に大きな不満は感じませんでした。ハンドリングにもクセがなく、操舵(そうだ)したとおり素直に曲がります。応答遅れを意識させられることもなく、鈍くも過敏でもなくちょうどよい感じでした。

■高速道路で感じた適応性の高さ

 高速道路走行でもその良い印象は変わりません。静かで、路面への当たりにやわらかさを感じさせながらも、サイドウォールが強化されていてケース剛性が高いおかげで、高速巡行時にもしっかり感があります。直進性も十分に確保されています。

 継ぎ目や段差を乗り越えたときの突き上げもマイルドで、衝撃音も小さく、すぐに収束しするために車内には響いてきません。その感覚は何か特別なことをやっているわけでもないのに、スポンジでも貼ったかのようで静かでした。

 ケース剛性が高くてたわみが小さいのにしなやかさもあり、しっかり走れる剛性感がありながら乗り心地には硬さを感じさせないという、相反する要素をうまく両立していると感じました。最新の技術をもってすれば、こんなことも可能なのかと驚かずにいられないほどです。

 従来品EfficientGrip SUV HP01に対して、ドライブレーキとハンドリングが上がっている要因としては、やはりケース剛性の高さが大きいといいます。さらにはウエット性能を向上させるためコンパウンドに用いた技術がドライにも効いたようで、音についてもケース剛性が高まったことで多少収まりがよくなっているとのことです。

 今回は晴天に恵まれて、ウエット性能については試すことができませんでしたが、巧みなシリカの配合により柔軟性に優れ、ぬれた路面の凹凸にしなやかに追従し、ウエットブレーキ性能は従来タイヤ比で6%向上と伝えられているので、ここは期待してよさそうです。

 このように、新アシュアランス マックスガード SUVはクセもなく乗りやすくて静かで、しっかり走れるタイヤでした。

 クロストレックとの相性もよく、乗り心地や静粛性もとても優れていたので、そのあたりが気になっているオーナーや、より高い快適性を求めるオーナーは検討する価値があるかと思います。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

18年ぶりに復活を遂げたトヨタ新型「クラウン・エステート」“待望”の発売! SUVの魅力をプラスした「新発想ワゴン」は635万円から
18年ぶりに復活を遂げたトヨタ新型「クラウン・エステート」“待望”の発売! SUVの魅力をプラスした「新発想ワゴン」は635万円から
VAGUE
ヒョンデ、『インスター』4月導入でEV普及を加速…新拠点開設やパートナーとの連携強化へ
ヒョンデ、『インスター』4月導入でEV普及を加速…新拠点開設やパートナーとの連携強化へ
レスポンス
軽自動車にこそEVがピッタリです。ル・ボラン編集部が選ぶ! 「EVアワード」日産サクラ
軽自動車にこそEVがピッタリです。ル・ボラン編集部が選ぶ! 「EVアワード」日産サクラ
LE VOLANT CARSMEET WEB
18年ぶり復活のトヨタ新型「クラウン“エステート”」! 「ワゴンとSUVの融合」実現した“デザイン”に込められた“想い”とは
18年ぶり復活のトヨタ新型「クラウン“エステート”」! 「ワゴンとSUVの融合」実現した“デザイン”に込められた“想い”とは
くるまのニュース
トヨタ「クラウンエステート」登場! “シリーズ第4”のモデルはなぜ「SUV×ワゴン」融合した? 伝統の「エステート」名称“復活”にかけた開発の想いとは【開発者インタビュー】
トヨタ「クラウンエステート」登場! “シリーズ第4”のモデルはなぜ「SUV×ワゴン」融合した? 伝統の「エステート」名称“復活”にかけた開発の想いとは【開発者インタビュー】
くるまのニュース
56年前の「ランボルギーニ」がオークションに登場 名スーパーカー「カウンタック」以前の“4人乗りランボ”とは
56年前の「ランボルギーニ」がオークションに登場 名スーパーカー「カウンタック」以前の“4人乗りランボ”とは
VAGUE
マルティン、MotoGP第3戦アメリカズGPも欠場へ。第4戦カタールでの復帰も不透明「思うように回復できず、本当に苦労している」
マルティン、MotoGP第3戦アメリカズGPも欠場へ。第4戦カタールでの復帰も不透明「思うように回復できず、本当に苦労している」
motorsport.com 日本版
レクサス [LS]2013年モデルが想像以上に良すぎる件!! マイナーチェンジってウソだろ!?
レクサス [LS]2013年モデルが想像以上に良すぎる件!! マイナーチェンジってウソだろ!?
ベストカーWeb
新車購入で後悔したくないなら徹底チェック! 購入前にディーラーの実車で穴が空くほどガン見して確認すべき項目とは
新車購入で後悔したくないなら徹底チェック! 購入前にディーラーの実車で穴が空くほどガン見して確認すべき項目とは
WEB CARTOP
トヨタ新型「クラウンエステート」発表! “ワゴン×SUV”を「よりメッキきらめくスタイル」に! スタイリッシュなモデリスタパーツを設定、KINTOでも取り扱い開始!
トヨタ新型「クラウンエステート」発表! “ワゴン×SUV”を「よりメッキきらめくスタイル」に! スタイリッシュなモデリスタパーツを設定、KINTOでも取り扱い開始!
くるまのニュース
レーシングブルズとエクソンモービルが燃料パートナー契約を締結。レッドブルファミリー全体との提携が強化
レーシングブルズとエクソンモービルが燃料パートナー契約を締結。レッドブルファミリー全体との提携が強化
AUTOSPORT web
動かす前に何をすべき!? 冬の間に乗らなかったバイクのメンテナンス
動かす前に何をすべき!? 冬の間に乗らなかったバイクのメンテナンス
バイクのニュース
ワゴン×SUV!? トヨタ新型「クラウンエステート」18年ぶりに復活! 完成された16代目クラウン独自の「乗り味」とは【試乗記】
ワゴン×SUV!? トヨタ新型「クラウンエステート」18年ぶりに復活! 完成された16代目クラウン独自の「乗り味」とは【試乗記】
くるまのニュース
高速道路に「人が運転していない」トラックが出現…なぜ? 一般車の自動運転と何が違うのか
高速道路に「人が運転していない」トラックが出現…なぜ? 一般車の自動運転と何が違うのか
乗りものニュース
トヨタ新型「クラウンエステート」正式発表! ワゴン×SUVとして18年ぶり復活の理由は? ブランド70周年で4モデル揃う!エステートが担う役割とは 635万円から設定
トヨタ新型「クラウンエステート」正式発表! ワゴン×SUVとして18年ぶり復活の理由は? ブランド70周年で4モデル揃う!エステートが担う役割とは 635万円から設定
くるまのニュース
スバル新「クロストレック」発表! 鮮烈な「オレンジ」ボディ採用した“サンブレイズ仕様”に大注目! 同時に「インプレッサ」と「レヴォーグ」特別仕様車も公開!
スバル新「クロストレック」発表! 鮮烈な「オレンジ」ボディ採用した“サンブレイズ仕様”に大注目! 同時に「インプレッサ」と「レヴォーグ」特別仕様車も公開!
くるまのニュース
「アントネッリ圧倒は必須とは思っていない」先輩ジョージ・ラッセル、”速いヤツは最初から速い”理論を提唱
「アントネッリ圧倒は必須とは思っていない」先輩ジョージ・ラッセル、”速いヤツは最初から速い”理論を提唱
motorsport.com 日本版
ホンダ『ZR-V』のゴツゴツ感を低減、スタビリティも向上させるテインの車高調「フレックスZ」発売
ホンダ『ZR-V』のゴツゴツ感を低減、スタビリティも向上させるテインの車高調「フレックスZ」発売
レスポンス

みんなのコメント

1件
  • yng********
    グッドイヤーならEAGLE LS EXEで十分でしょう。
    コスパ抜群。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

301 . 4万円 410 . 9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

211 . 4万円 423 . 5万円

中古車を検索
スバル クロストレックの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

301 . 4万円 410 . 9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

211 . 4万円 423 . 5万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村